【心構え】フリーランスの駆け出し時代に大切にしていたこと【1年目の苦労を乗り越える】

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勢いよくフリーランスになってはみたものの、不調だなぁ…。この先、どういう感じでやっていけばいいものか…。

こんなお悩みに答えます。

やまもも

私、やまももは2011年からフリーランスのライター/エディターとして仕事を続けています。
独立当初から悲喜こもごも、いろいろとありました。

私の場合、とりあえず勢い(若かったので…)で会社を辞めたのもあって、いざフリーランスになってみると少なからず苦労を味わいました

とくに実績や経験にとぼしいフリーランス1年目は、あれもこれもうまくいかずで大変な思いをしがち…。

でも、もし当時の私と似たような人がいるなら、何とかなると希望の言葉をかけたいです。

私は初期の厳しさを乗り越えたら会社員のときより収入が増えましたし、時間的・精神的な自由も手に入りました

そこで今回は、これからフリーランスの道を歩む人にむけて、私が駆け出し時代や1年目に大切にしていたことを紹介したいと思います。

  • フリーランスになったばかりで、この先が不安…。
  • フリーランス1年目に大切にすべきことは?
  • フリーランスとして成長するためのポイントを知りたい

このような思いに応えていきますので、最後までお読みいただければ幸いです!

目次

駆け出しフリーランス時代の経験談

何事も、最初は苦しいことが多い

もともと各業界で名が知られていたり、お客さんが安定的についていたりする人でない限り、フリーランス1年目は苦労が待っていると思います。

ちなみに私の場合、会社員時代の業務と関わりのある分野でフリーランス活動を始めましたが、個人としての実績は完全にゼロからのスタート。

最初のハードルは、生活できるだけの案件を得ることでした。

私の独立当時(2012年ごろ)はクラウドソーシングが現在ほど普及していなかったため、ひたすらネットで[ライター 募集]などとサーチして、業務委託の外部ライターを探している企業を探していきました。

怖いものなしで、積極的に営業をかけていました。

返事がもらえた企業とは、面談をしたりスキルチェックを受けたり。
無事に契約して長くお付き合いした企業もありましたし、そのまま連絡もらえず…なこともありました。

フリーランスはひとつの案件がとれても、その案件が翌月、翌々月も続くとは限りません。
また実績不足のうちは高単価案件をとりにくく、タイピングし過ぎて腱鞘炎になるほど働いた月でも、(単価が低いために)会社員時代の給料にはとても届かなかったり。

そんなわけで、初年度はフリーランスの仕事と並行してアルバイトもしていました。

やまもも

いまとなっては懐かしい…。大変だったのを思い出します…(笑)

絶対におすすめするわけではありませんが、駆け出しフリーランスの時期にアルバイトで安定収入を得るのも、ひとつの方法だと思います。精神的な安定がありますので。

フリーランスとアルバイトの掛け持ちに関する情報は、以下で詳しく解説しています。

軌道にのる前にやめるのはもったいない

何か新しく物事を始めたときに苦労に直面するとモチベーションが下がりがちですし、続けていくのが難しくなりますよね。

よく考えたら、慣れてないことでいきなり成功できることのほうがあり得ないのですが、フリーランスとして十分に稼げるようになる前に心が折れてしまう人もいるみたいです。

フリーランスという働き方は、始めること自体はたいして難しくないものの、続けていくのは決して楽ではありません。
自分であらゆることを考えなくてはならず、活動方針や仕事のペースが整うまでは大変なことのほうが多いと思います。

でも、せっかく決意を持ってこの道を選んだのであれば、最初は稼げなくて当然」くらいの気持ちでいればいいんじゃないかと思います。

よほど仕事の進め方を間違えない限り、実績と経験が積み上がるうちに、ちょっとずつ階段をのぼっていけますから。

フリーランス1年目に、私が大切に考えてたこと

やまもも

ここからは、私がフリーランス1年目に何を考えていたのかを紹介します。
だいぶ時間が経っていますが、かなり密度の濃い日々を送っていたので、けっこうリアルに思い出せました。

その①:当たり前のことをおろそかにしない【最重要】

「信用」というキーワードは、フリーランスとして生きるうえで超重要です。

ここでいう「信用」というのは、クライアントからのメールは寝かせない、丁寧な言葉遣いで対応する、問い合わせ事項には必ず答える、約束した納期は守る…などなど。

「当然のこと」と感じるかもしれませんが、こういうことをキッチリやり続けている人が、どれくらいいるでしょうか。

ちなみに私は会社員時代に、外部のフリーランスのクリエイターさんをディレクションしていました。
そこでは、メールの返信があったりなかったり、お願いしたことが反映されなかったり、その割に上から目線だったりなど「仕事しにくい…」と思えるような人もいました。

いい加減な人と仕事するのって、ものすごいストレスですし、発注側からすれば余計な手間や時間がとられてしまいます。

ですから、とにかく当たり前のことをおろそかにしないよう自分に言い聞かせました。

実績が少ないことを埋められるのは、ありきたりな表現ですが「人間性」や「熱意」だと思います。

なお、先に挙げたようなことを自分なりに徹底していたら「安心して任せられます!」と単価アップにつながったこともありましたし、継続してお取引できるクライアントも増えていきました。

やまもも

人間性が大切だということは、現在も感じています。
誰だって、一緒にいて気持ちいい人と働きたいですよね。

その②:自分が成長できる案件を探す【お金以外のメリットも考える】

あまり稼げない時期こそ「できるだけ高単価の案件を…!」という気持ちはとてもよくわかります。

ですが、野球少年がいきなりプロ野球選手になれないのと同じで、コツコツとやっていく姿勢を忘れちゃいけないのも確かです。

クラウドソーシングなんかを見ているとわかるのですが、経験が浅くても請けられる仕事はあります。
もちろん難易度がやさしい案件ほど単価は低いものの、実績と経験を積んでいくことで、その先につながります

ただ、やみくもに何にでも応募するのではなく、その案件が自分の成長に役立つかという観点で案件を選ぶのがおすすめです。

私自身、最初のころは多少単価が低めでもスキルアップに役立つだとか、今後、実績としてアピールしやすいと思う案件を選び、積極的に挑戦していました。

フリーランスの営業活動に必要な準備やコツについては、別記事「【フリーランスの営業方法】必要な準備と成功のコツをフリー歴9年の筆者が解説」で書いています。

その③:日々少しでもスキルアップのために学習、努力する

フリーランスになればダラけることが簡単なので、意識して自らを奮い立たせていかないとすぐに堕落してしまいます。

だからこそ、努力を継続できる人が成功に近づくのだと思っています。

会社の看板を捨てて個人で稼いでいくと決めたのなら、なおさら学びへの自己投資が大事になります。

学ぶ方法はいろいろとありますよね。最近はオンラインや動画などを利用し、無料で学習できるコンテンツも多種多様です。

ただ、個人的にやはり「読書」は基本だなと思います。
優秀な人や成果を出している人はたいてい読書家ですし、本から学べることは想像以上に大きなものです。

ですので、私はフリーランスになりたてのときから、日々仕事に追われつつも読書を継続していました。
ほんのちょっとでOKなので、毎日一つでも新しい知識をインプットし、学んだことを生活と仕事に取り入れるつもりで過ごすと成長につながるんじゃないかと感じています。

合わないことをムダにやり続ける必要もないので、やってみて自分にフィットすることを見極めていけばよいのかな、と。

また、早いうちから健康管理のクセをつけておくのも大切だと考えていました。

いまだに健康管理はフリーランスにとっての最重要事項だと思っているので、この件に関しては、以下の別記事で詳しく書いています。

その④:クライアントの指摘は素直に受け止める

納品後にクライアントから「ここがダメ、もっとこう直して」などと指摘されたら、まず素直に聞き入れて改善する心をもつことが大切だと思います。

自分の信念や考えを持つことがダメとはまったく思わないのですが、ビジネスは相手に価値を与える(つまり、喜ばせる)ことができなければ成り立たちません。

一人きりで働くフリーランスにとっては、会社の先輩や上司にあたる存在がいません。
ですから、何か指摘してくれる人は非常に貴重で、ありがたい存在ともいえます。

クライアントから指摘されまくるとテンションが落ちることがあると思いますが、気分を切り替えてスキルアップのチャンスととらえればOK。

失敗から目を背けずに学んでいく人ほど、どんどん伸びていけるのではないかと思います。

その⑤:でも、言うべきことはきちんと言う【ときには断る勇気も】

私は、クライアントの指摘は素直に受け止めながらも、言うべきことはちゃんと言うことを意識するのも大切だなと実感していました。

とくに案件を請けたら、「納期(締め切り)」と「報酬」のことは、必ずクリアにしてから進めましょう。

クラウドソーシングの利用であれば気にしなくて大丈夫ですが、直契約をするのであれば、事前に契約書を作成するのがベターです。

クライアントにもいろいろなタイプの方がいて、なかには若干いい加減というか、受注はしたものの不安になってしまうことがあります。
もし案件のスタート前に納期やお金の話がまったく出ないようなら、勇気を出してこちらから言いましょう。

よいクライアントはフリーランスを下に見るような態度はとりませんから。

お互いに納得・安心のうえで取引を進められないようなら、お断りすることも必要だと思います。

やまもも

最初はどうしても言いづらいですが…。でも、フリーランスは自分の身を自分で守らなければなりません。
正しいと思うことは遠慮しないで伝えましょう!

まとめ:フリーランスの1年目は苦労があって当然です

フリーランス1年目」といっても、そのバックグラウンドは人によって違います。

最近では副業から専業フリーランスになる人も増えているようですが、別の仕事で安定収入を得つつ、フリーランスとしてのスキルや実績を積んでいくのもアリだなと思います。

私の場合、できることなら最初からフリーランス1本で食べていきたかったですが、1年目は厳しくてアルバイトをしていました。

当時は現在ほどフリーランスの情報が出回っていなかったので、けっこう精神的に厳しかったときもありましたね…。

ですが、コツコツと継続すればほんの少しずつでも前に進めるのは間違いないですし、信用も実績も必ず積み上がっていくのだと、振り返って実感しています。

これからフリーランスになる人も、ぜひあきらめずに地道な積み上げを継続して、理想の生き方を手に入れてほしいと思います。


このブログでは、フリーランスの働き方や生き方に関するさまざまな情報を発信しています。

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