【実体験】会社を退職してフリーランスになるメリット・デメリット。掛け持ちはできる?

ストレスを抱えている人

朝早くから夜遅くまで働いて疲弊する毎日はもう嫌だ…。
会社を辞めて自分の力で自由に働いてみたい…。

そんなお悩みを解決します。

筆者の私は大学卒業後、新卒で都内の上場企業へ正社員として就職。
その後、ベンチャー企業への転職を経て、フリーランスになりました。(現在は9年目)

通勤ラッシュ、煩わしい人間関係、上司の理不尽な要求、無駄な会議。
会社員として働く人の多くが、こういう悩みや不満を抱えているのではないかと思います。

私自身、会社員時代に勤めていたのは古い体質の大手企業。ストレスまみれで体調を崩す日々だったのですが、フリーランスになって、それらからは完全に解放されました。

いま、当時のことを冷静に振り返ってみて感じるのは、会社を辞めてフリーランスになる道を選択して間違いなくよかったということです。

ですが、この生き方を誰にでもおすすめしたいわけではありません

フリーランスになれば会社勤めとはまったく違う生活になるため、そのメリット・デメリットを理解していないと、苦痛を感じてしまう可能性があります

このブログでフリーランスの生き方を紹介しているのも、「フリーランスだけが最高!」と言いたいわけではなく、一人ひとりに合う生き方を選択してほしいと強く思うからです。

そこで今回は、会社員からフリーランスになることのメリット・デメリットを、実体験に基づいてお話していこうと思います。

  • 会社を辞めてフリーランスになるか迷っている
  • フリーランスにはどんなメリット・デメリットがあるのかを知りたい
  • なんとなくフリーランスの生き方に興味がある

こういった思いを持っている方は、ぜひお付き合いいただければと思います。

目次

【実体験】私が会社員からフリーランスになった理由

会社を辞める

最初に、私が会社をやめるまでの流れをお話ししようと思います。

細かい気持ちの揺れ動きはいろいろとありましたが、おもにこの2つが大きかったです。

疲弊する毎日に心身の限界を感じた

私が大学卒業後、新卒で入社したのは創業70年(当時)を超える東証一部上場企業でした。

法人営業として昼は外回り、夕方以降は残務処理で毎日数時間の残業は日常。
繁忙期には終電やタクシー帰宅になることも何度もありました。

業種柄というのもあったのですが、良くも悪くもお堅く、縦割り文化の強い会社でしたね。若干、体育会系の気質も…。

どこか息苦しさを感じながらも1年間必死で動いていたら同期で成績トップとなり、2年目の秋ごろ、会社として新たに立ち上がった新規事業関連の部署に最年少で移ることになりました。

当時はとにかく、「会社のために真面目にやらないと!」という意識でいっぱいだったと思います。(これを社畜というのかな…)

でも、営業部に所属中の後半から少しずつ体調面に変化が表れていました。

寝不足続きで肌はいくら手入れをしてもカサカサ、さらに口唇ヘルペスが出たり、背中の一部分だけほてりが続くなど、ずっと調子が悪い状態が続くような状態でした。

新規部署での仕事も何とかついていかなければ思いながらやっていたのですが、見えないストレスにやられていたのかもしれません。
頭が痛い、息苦しいなどの体調不良はどんどん悪化し、メンタルもやられてきました。

そんなある日、通勤途中の電車内で立ちくらみを起こして、そのまま病院に。
医師から「仕事を休むべきですね」と診断を受けて、休職しました。

会社で働き続ける将来像が描けなかった

結局、入社3年を迎えるころに退職。
体調もだいぶ回復し、もともと興味があったメディア系企業の求人を見つけ、アルバイトとして入社しました。

そこは最初の会社とはうってかわって創業10年未満、社員数も30名程度のいわゆるベンチャー企業。

自社でWebメディア運営や出版事業も手掛けており、私は編集アシスタントという立場から、企画立てやリサーチ、アポとり、取材、記事ライティング、編集、進行管理など、さまざまな仕事を経験。

この会社で学ばせてもらったことはたくさんあったのですが、組織体制をつくり上げている途中の会社ならではの面倒くささも多かったです。
それから数ヵ月働いて契約社員になる話が出たのですが、その場所で働き続ける未来が想像できませんでした。

だからといって別の会社へ転職したい気持ちもなく。また会社で心身を壊すんじゃないかという怖さもあって、自分は今後どうなってしまうんだとお先真っ暗状態になりました。

一方、その頃から仕事でフリーのカメラマン・デザイナー・ライターなどとの関わりがあって、専門性を活かして働く姿に「カッコいいな」という気持ちも芽生えていました。

たとえまた転職しても、自分はきっと会社では楽しめない

直感的にそんな確信がわいてきて、フリーランスとしてやっていくことを決めました。

とはいえ、駆け出し時代から現在にいたるまで、決して順風満帆だったわけではありませんし、生活も気持ちの面でもいろいろな変化がありました。

この辺りのことは、別記事にまとめています。

会社を辞めてフリーランスになるメリット3つ

ここからは、会社員からフリーランスになることで得られるメリットを挙げていきますね。

フリーランスといっても、いろいろな職種や働き方があるのですが、ライターやデザイナー、プログラマーなど、私のように基本的に在宅、かつ個人で働く場合をイメージしてもらえればなと思います。

メリット①:自分で決められることが(圧倒的に)増える

フリーランスになると、1日のスケジューリングの自由度は一気に高まります。

ちゃんと朝決まった時間に起きなくてもいいですし(あまりおすすめはしないですが)、休日も自由。1日10時間以上集中して働いて、まとめて連休をとる、みたいなことも可能です。

ちゃんと成果を出せるのなら、1日1時間だけ働く形でも文句は言われません。

自分のライフスタイルを自分で決めやすいことは、会社員と比べたときの、フリーランスの最大の魅力だと思います。

会社にいると、自分ではおかしいと思うルールに従わなくてはならなかったり、さまざまな制約がある中で行動しなくてはならなかったりすることが多いですよね。

そういう環境から抜け出し、自分で人生をコントロールしている実感が味わいやすいのが、フリーランスです。

メリット②:本業以外のことにも挑戦しやすい

最近、ニュースなどでは「副業解禁」の流れが加速しているように報道されますが、実際のところ、会社に所属していながら他のことをやるのは相当ハードです。

株式会社リクルートキャリアの2018年9月の調査によると、こんな結果が出ています。

兼業・副業を容認・推進している企業は全体の28.8%

出典:リクルートキャリア

現在は、このときよりも副業を認める企業が増えていることが予想されます。
しかし、一方では「絶対に副業NG」と考える企業も、まだまだあるのが現実。

たとえ勤務先がOKを出していても、普段の仕事で疲弊していたら、時間的にも体力や精神的にも副業をするのは大変です。

自分もかつてはそうでしたが、平日はガッツリ働いて週末は体力回復で精一杯、という人も多いと思います。

何か副業をするなら、相当な強い意志と、余暇を捨てる覚悟が必要です。

その点、フリーランスになると、新しいことに挑戦するとき会社の許可をとる必要はありませんし、自分次第でいくらでも時間を生み出せます。

自分の興味関心のままに進んでいったり、スキルアップの時間をとったりしやすいことは、フリーランスの大きなメリットだといえます。

このメリットについては、以下記事でも詳しく書いています。

メリット③:自信が持てるようになる【プロ意識】

フリーランスにとってプロ意識は必須です。

フリーランスには上司もおらず、誰かが自動的に仕事を準備してくれるわけではないので、自分で何ができるのかをアピールして仕事を獲得する、というアクションが必要になります。

自信が持てない状態で、「次の仕事をください!」とはなかなか言えませんよね。

クライアントとしても、自信なさげで安心できない人に仕事をお願いしたいとは思いません。

もちろん、専門的な知識・スキルは勉強や経験によって身につけていくものですし、クライアントが求めるスキルレベルはまちまちなので、初心者であっても簡単な案件からスタートすれば大丈夫です。

私自身、実績不足のときは、その時点の自分が成果を残せると思う案件から地道に積み上げていきました。

ただ、そもそものフリーランスのスタンスとして常に自己責任で全力を尽くす意識が大事になります。

「できないかもだし、あんま自信もないけど、やってみたいかも」という感じでは仕事はとれませんから、プロ意識を持つための行動をしていかざるを得ません。

慣れないうちはハードなのですが、「自分ならこういうことができる」と考えるようになると、無理のない自信が出て、人生が前向きになっていきます。

フリーランスは楽しそうに生きているように見える人が多いと思いませんか?
その背景には、「自分のスキルで食べている自信」みたいなものがあるんじゃないかなと私は思います。

会社を辞めてフリーランスになるデメリット3つ

つづいて、会社員からフリーランスになるデメリットを挙げていきます。
イチ意見として参考にしてもらえればなと思います。

デメリット①:自分で決断すべきことが圧倒的に増える

フリーランスは、ある意味で何をするのも自由。

どのクライアントとお付き合いをするのか、どういった案件に挑戦するのかも自分で決めていけます。

時間の使い方についても、1日に何時間働こうが自由です。
1週間まとめて休んで1週間ガッツリ働くみたいなこともできますし、抱えている仕事の動きや量を把握しながら調整すればOK。

会社勤めの人からすると、ものすごく自由で気楽な生活をしているように見えてうらやましく思うかもしれません。

ですが、制約や指示がある中で生活することに慣れていると、逆にキツいと感じるのではないかなと思います。

デメリット②:お金に無頓着ではいられない【勉強が必要】

会社を辞めると、お金のことを考えなくてはならない場面が圧倒的に増えます

会社では、給料日になれば自動的にお金が確実に振り込まれますよね。

でもフリーランスは「この案件に対していくらの報酬をもらうのか」といった単価設定から始まり、クライアントと支払いに関する取り決めをして、約束の日にきちんと入金されているか、などまで自分ですべて確認しなくてはなりません。

税金に関することも同様。
社会保険料や住民税などが給与天引きとなる会社員に対し、フリーランスは関連書類を自分で確認して、忘れずに各種保険料を収めたり納税したりしないといけないです。

フリーランスには、会社のような、経理部や経理担当という心強い存在もいません。
毎年自分の所得を計算して、どれくらいの税金を納めるのかを決定する手続き(いわゆる確定申告)が必要になります。

また、日常生活の中で経費にできるものを記録しておくなどの行動も必要で、これも会社員と大きく変わる部分です。

このような生活になる以上「お金のことは面倒だ」とは言っていられませんから、自分でお金にまつわる勉強をしながら将来設計をしていく必要があります。

デメリット③:すべてが自己責任

フリーランスは、あらゆることに対して「自己責任」の気持ちを持って働くことが重要です。

会社にいれば、もし自分が何かミスをしたとき、叱られることはあっても結局守ってくれることは往々にしてありますよね。
よほどの大失敗をおかさない限り、給料が半分になったり、クビになったりなんていうことはありません。

ですが、フリーランスはちょっとしたミスや失敗で、仕事を丸々失う可能性もあります。

別記事「【要注意】クライアントに信用・信頼されないフリーランスの特徴【実体験から解説】」でも書いたのですが、同業は他にもわんさかいるので、信用を失って「コイツは使えない」と思われたらおしまいです。

そうならないためには継続的な努力自己研鑽と、相手と信頼関係を築く努力が欠かせません。

また、世の中の動きはどうあがこうが自分で操作できません。
クライアント企業が急に業績悪化したり、事業撤退の判断で案件がなくなったりする可能性も念頭に置いて、日々行動していく必要があります。

フリーランスになったら、何があろうと「この道を選んだのは自分」と思うクセをつけておくのが重要です。

それがないと誰かのせいにしたくなって、結果的に自分自身が苦しくなるのではないかと思います。

番外編:クレジットカードや賃貸物件の審査に通りにくくなることも

これは絶対ではないのですが、フリーランスになると、クレジットカードの新規発行や賃貸物件の審査で、やや不利になります。

とくにフリーランスになりたてで、継続的な収入や実績をアピールしにくい時期は、厳しめにチェックされることが多いです。

会社員からフリーランスになろうと計画している場合、クレジットカード発行引っ越しをちょっとでも考えていたら、済ませておくのがおすすめです。

フリーランスになってからの賃貸物件の入居審査に関する話は、以下の記事で詳しく書いています。

会社員とフリーランスの掛け持ちは可能?

「メリット」のところでも紹介しましたが、近年は副業を認めている企業が少しずつ増えつつあります。

副業にもいろいろあるので、正確にはフリーランスを本業とする人とはちょっと違うものだと私は考えているのですが、「個人で仕事をする」という点では、まあ似たようなものでしょう。

ただし会社員が副業をする際には、大きく下記の2点に気をつけなくてはなりません。

  • 会社の規則を守る
  • 本業にも副業にも支障が出ないように気をつける

たとえ副業OKの会社でも、情報漏洩などのルールを定めている場合が多いですから、そこはきちんと守ってやりましょう。

また、副業ではパソコンとWebで完結できるライティングやプログラミングなどに挑戦する人が増えています。

これらの仕事ではスキルを身につけることで収入アップにつながるチャンスがありますが、勉強する時間、案件に取り組む時間を、ある程度確保しなければなりません。

副業だからといっていい加減にやっていると自分の成長にもつながりませんし、クライアントにも迷惑がかかるので気をつけましょう。

先にも述べた通り、会社員とフリーランス(副業)の掛け持ちは思った以上に大変です。

あわよくば、将来はフリーランス一本で食べていきたいという人もいるかもしれませんが、その場合はなおさら、強い意志を持って取り組んでほしいと思います。

まとめ:フリーランスにはメリットもデメリットもある。自分に合う生き方を。

何をするにしても、最も大事なのは、自分にとってしっくりくる生き方を選択することだと思います。

誰かに押し付けられた道を進んだら、どこかで迷いが出てくるはずです。

私は安定した会社員としての生活を捨てましたが、そのことに後悔はありません。
それはおそらく、自分で納得して決断したことだからだと思っています。

フリーランスにも会社員にもメリット・デメリットはあるので、ご自身に合う生き方・働き方を選んでください。

個人的には、フリーランスになる前に、一度は会社員経験をしておいてよかったとも感じています。

とくに新卒で就職した経験はムダでなかったので、その件は別記事にまとめました。

今後も、このサイトではフリーランスの働き方や生き方に関する情報をお伝えしていきます。よろしければ、ぜひまたご覧ください。

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