
こんにちは! やまももです。
今日は、長年フリーランスとしての生き方を継続している私が、フリーランスにとって一番大切だと思うことについて、あらためて向き合ってみます。
フリーランスになるのは簡単(名乗るだけなら誰でもできる)なのですが、その生活を続けていくのはけっこう大変だったりします。
それは、単に「稼げるかどうか」という話だけではなくて。
どこの組織にも属さずに個人で生きていくには、独特のマインドセットや生活習慣を身につけていく必要があります。
まさに「自分の身は自分で守る」の言葉を強く意識して、実践していかなくてはならない場面も多いです。
私が約9年間、細々とフリーランス生活を続けてこれたのは、クライアントに恵まれたり周囲の理解があったりしたことが大きかったです。(もちろん、自分なりにコツコツと努力もしたつもりですが)
加えてもうひとつ、ずっと大事に考えていたのが「健康管理」でした。
そこで今回は、私が思う「フリーランスにとって大切なこと=健康管理」の重要性や、それを実践するためのポイントについて、わかりやすく紹介していきます。
- フリーランスにとって、なぜ健康管理が重要なのか
- フリーランスを長く続けるために大切な考え方
- フリーランスになったら知っておきたい健康管理の方法とポイント
このような内容の記事となりますので、ぜひ最後まで目を通していただければ幸いです!
では、さっそく話を進めていきますね。
フリーランスにとって健康管理が大切な理由
健康状態が悪いと仕事ができない
正直にいえば、フリーランスにとって大切なことは、いくつも考えられます。
ですが、あえて「健康」のことを一番に挙げるのは、健康状態がよくないと、そもそも仕事ができないからです。
フリーランスとして働くというのは、規模は小さくても自分でビジネスをやっていくのと同じこと。
ビジネスを動かすためには、ただ淡々と与えられた作業だけをすればいいわけではありません。
自分の将来につながる戦略を立てて、スキルアップのための勉強を重ねていきつつ、営業活動をして仕事をとっていく。クライアントとの良好な関係を築き上げていくなど、やるべきことは山積みです。
こういうところまで含めて、フリーランスは基本的にすべてを自分一人でやっていかなくてはなりませんから、健康でなければ思うように仕事ができないという状況に陥ります。
仕事ができないと収入がガタ落ち
フリーランスの働き方を選択する人の多くが、安定的に稼いで、長くこの働き方を続けていきたいと考えているでしょう。
ですが、そのためには継続的に仕事ができる状況を整えなくてはなりません。
もしフリーランスが仕事を続けられない状況になれば、それはそのまま収入に直結します。
フリーランスは会社員のように在籍している限り永続的に収入が保障されるわけではないため、いつでも1歩先、2歩先を考えながら、収入を安定させる、もしくは増やすための行動をとらなければなりません。
そこでは、意欲やモチベーション、アグレッシブさも必要になります。
もし体調が悪い、メンタルが不安定などの状態に陥ると、単純作業で手を動かすくらいはできるかもしれませんが、いろいろなことを思考したり、行動したりということが非常に難しいです。
このような話から、健康であることはフリーランスにとっての最重要事項だということが、ちょっとおわかりいただけたのではないかなと思います。
フリーランスが健康状態を保つためのポイント5つ



じゃあ、どうやったらフリーランスは健康的でいられるのかねぇ。その辺をもっと具体的に教えてもらいたいんだけど。



もちろんです! ここからは、フリーランスが健康状態を安定させるためのポイントを、具体的に解説していきますね。
自分の経験に基づくものなので、わりと信憑性があるかな、と思います。
①:自分の心身の状態につねに気を配る
フリーランスが健康的でいるために大切なことの根本は、「自分の心身の状態に敏感であること」だと思っています。
とはいっても、別に健康のことだけ考えていなきゃならないというわけではありません。
たとえば、ちょっと風邪っぽいと感じたら出かけず早めに休むようにする、体を温めて栄養のあるものを積極的にとるなど、体調をよくするためにやれることはいろいろあります。
メンタル的なことであれば、嫌な気分になったら気持ちを切り替えるためにリフレッシュをする、どうしてもやる気が出ない日は潔く休んでしまう、など。
もちろん人間ですので好不調の波が多少あるのは当然なのですが、日常的に自分の体や心の声をしっかりと聞くように意識しておくと、必要以上に調子を悪化させずに済みますよ。
②:ムリな仕事の請け方をしない
会社員などの方が副業でフリーランス的に仕事をするのであれば、あまり関係ない話かもしれませんが、そうでない場合を想定してお話します。
正直、フリーランス駆け出しのときは低安価の案件を取るのに一苦労で、それを大量に請けないと、なかなか生活できるレベルにならないことが多いかと思います。
私の場合は、はじめから本業の意識でフリーランスになりましたが、最初の1年くらいはフリーのライター業だけで生活するのは厳しかったので、掛け持ちでアルバイトもしていました。
その辺りの話は、別記事「【経験者が解説】フリーランスとアルバイトの違いは? 掛け持ちのメリットや確定申告の注意点は?」にも書いています。
低単価の案件しか取れない駆け出しのときは、どうしても精神的な焦りがありますし、ムリをして体を酷使しがちです。
しかし、ムリは一時的にするのであれば仕方ない場合がありますが、長く続けていたら必ずどこかでガタがきます。
それは体調面かもしれませんし、精神的なものかもしれません。
どちらにしても、一時的にムリをして急激にモチベーションが落ちたり体調を崩してクライアントに迷惑をかけるくらいであれば、普段から80%の力で長く確実に仕事を続けるほうが、結果的に自分も周りも幸せになることが多いと思います。
低単価の案件をただ必死でこなすだけになっていたら、単価を上げるための戦略を考えて別のスキルを磨き付加価値をつける、営業活動に注力する、などの方法を考えてみてください。
③:健康診断は必ず受ける
次は、ありきたりっぽく感じるかもしれませんが「健康診断は必ず受けましょう」というお話です。
一般的に、本業のフリーランスになると国民健康保険に加入することになりますが、どの自治体でも国保加入者向けの健康診断を実施しています。
私はフリーランスになってから、4つの自治体(都内で3ヵ所+長野県松本市)に住み替えてきましたが、どの自治体でも一般健康診断は無料、もしくは500円程度の格安で受けられました。
自治体によっては、プラス500円~1,000円程度でオプション(がん検診など)がつけられます。
使える制度はしっかり使って、自分の身を守りましょう。
かなり意識高い人は、より高度で細かい検査ができる人間ドッグを自費で受けたりもしているみたいです。
年に一度の健康診断では、見えない身体の変化がリアルに結果として表れるので、日頃から自分の心身の状態を気遣うキッカケになりますよ。



だいぶ前ですが、自治体健康診断のときに栄養指導をしてくれた保健師のおばさまが「フリーランスの人は、受診率が低いのよ…。ぜひ、周りにもちゃんと受けるように伝えてくださいね」と口にしていたのが、いまだに印象に残っています。
④:自分なりのストレス解消方法を見つける
4つめは、「自分に合うストレス解消法を見つける」ことです。
フリーランスの生活は、基本的に決められた休みや勤務時間がないので、自分でオンオフのメリハリを考えていかなければなりません。
仕事に夢中になっていると、どうしても「プライベートより仕事」みたいになりがちですが、意識的にオフの時間はとったほうがいいです。
何をする時間が楽しいと感じるのかは人によって違いますので、自分にとって究極の息抜きになることをすればOK。
フリーランスは柔軟性やアイデアも大事です。
意識的に別の活動に目を向けることで、新しいアイデアが出てきたり、行き詰まりを打破するキッカケになったりもします。
フリーランスが日々ストレスを解消しつつ、楽しく働き続けることの重要性に関する話は、以下の記事でも詳しく紹介しています。


⑤:不安は都度解消させていく
フリーランスとして働いていると、次々と不安感が出てくるものです。
たとえ現状は仕事が順調であっても「この先はどうなるかな…」みたいな漠然とした不安感は、多かれ少なかれ、どうしても避けられないものかなと思います。(超楽観的な人は感じないかもしれませんが)
また現実的なところで、クライアントとのトラブルで生まれる不安や、日常的なお金の不安なども、後ろ盾のないフリーランスの働き方では発生しやすいです。
そこで大事なのは、ネガティブな気持ちが出てきたときに、その場でその場でしっかり解決していくこと。
それができれば、さほど大きな問題にはなりません。
フリーランスが抱えがちな不安の内容や、それを解消するためのポイントは、以下の記事でも詳しく解説しています。


まとめ:フリーランスにとって健康管理はマスト。心身を整えよう!
今回の話をまとめます。
- フリーランスが仕事をするための最重要事項は健康管理
- 体と心の両方を整えることが重要
- 長期的に体を酷使する働き方をせず、オフの時間を自分でつくる意識をもつ
- 自分の健康状態は常に意識して、悪化してしまう前に対処する
私自身が9年間フリーランス生活を続けてこれたのは、今回書いたポイントを強く意識してきたのもあると思っています。
みなさんも、せっかく意志をもってフリーランスになる決意をしたのであれば、一時的にではなく、長く活躍していきたいと考えているでしょう。
これまで、私の身の周りでムリをし過ぎて心身の状態を崩し、フリーランスを辞めてしまった人もいましたので、そういう人が一人でも少なくなればなと思っています。



このサイトでは、今後もフリーランスのリアルな生き方や働き方についての情報を発信していきます。よろしければ、またご覧ください。
お読みいただき、ありがとうございました!