【一万円選書】応募~当選ストーリー。選書カルテの書き方や当選倍率は?【いわた書店】

こんにちは! やまももです。
みなさんは、いつもどこで本を買っていますか?

いま、日本の全国各地で「町の小さな本屋さん」が次々と姿を消しています。

その背景にあるのは、出版不況といわれるなかでの大型チェーン型書店の台頭や、Amazonをはじめとするネット通販のサービス拡大など。地域に根差した本屋さんへ足を運ぶ人は、急激に減っています。

しかし数年前、苦境に立たされた、とある町の本屋さんが起死回生をかけてスタートしたサービスが大ヒットし、話題を集めました。

それが、今回ご紹介する北海道・いわた書店の「一万円選書」です。

一万円選書とは?

北海道・砂川にある「いわた書店」の2代目店主・岩田 徹さんによる、1対1の選書サービス。事前に読者(申込者)が記入した「選書カルテ」をもとに、約一万円分のおすすめ本を選んでくれるもの。

2018年、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に取り上げられると、またたくまに人気沸騰。現在では年に一回の抽選方式とし、数千人待ちの状態となっているそうです。

今回、私は幸いにも当選できましたので、応募から本が送られてくるまでのストーリーをまとめてみました!

  • 「一万円選書」って聞いたことあるけど、どんなサービスなの?
  • 「一万円選書」の応募方法や当選確率は?
  • どんな本が送られてくるのか知りたい!

こんな疑問にお答えしますので、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。

目次

「一万円選書」を手掛ける「いわた書店」ってどんなお店?

サービスを手掛けているのは、北海道砂川市の「いわた書店」

「いわた書店」の所在地は、北海道砂川市という人口1万7000人ほどの小さな街。札幌から北東のほうに位置しています。

同店は1958年創業で、社長であり店長の岩田徹さんは2代目。もう40年以上も書店業界に身を置いていらっしゃるそうです。

周囲で小さなお店が次々と廃業するなか、岩田さんは、田舎の小さなお店だからこそできる、一人ひとりのお客さまのことを考えたサービスとして2007年から選書を始めたとか。

それが突然、メディアの注目を浴び、現在では全国から申込者が殺到するサービスへと成長したのだから、すごいですね。まさに「人生、何があるかわからない」という言葉の通りです。

プロフェッショナルの岩田徹さん画像
NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』でも放送された

他店でも同様のサービスがスタートしている

いわた書店の「一万円選書」が話題を集めたことで、現在では他社の書店でも、同様のサービスを行っているところも出てきているそうです。

ただ、いわた書店さんは「元祖」ということで、やはり最も人気があるようです。

選書サービスって、「普段本を読まないから何を読めばいいのかわからない」という人にも、「本が大好きなのでプロの視点からも薦めてもらいたい」という人にもうれしいものだと思います。

私は昔から、人のおすすめ本を聞くのが好きです。そんな私にはとてもうれしいサービス!

いわた書店「一万円選書」の応募方法

ここからは、いわた書店の「一万円選書」の応募に関する情報を紹介しますね。

応募は年に一度の受付・抽選制

いわた書店の「一万円選書」は、2020年現在では抽選制となっています。

参考:2019年の受付期間は10/8~10/102020年は10/6~10/8で、それぞれ3日間でした。

受付開始日が決まったら、いわた書店のWebサイトやSNSに掲載されます。

専用応募フォームから必要事項(氏名・メールアドレスなど)を入力すれば、それだけで簡単に応募完了です!

>>(有)いわた書店 公式Webサイト

「年に1回・数日間のみ」の受付となっているので、見逃さないようにしてください!

抽選の流れは?

前年に応募があった人の中から抽選をして、毎月、当選者を出しているそうです。

例:2019年に応募した人は、2020年の各月の抽選対象者となります。

私は2019年の受付時に応募し、2020年8月分の対象者に選ばれました!

当選すると、申込時に入力したメールアドレス宛にメールが送られてきます。

落選のお知らせは届きませんから、申し込み後は「当たったらいいな」といった感じで気長に待ちましょう。

また、当選メールには「選書カルテ」が添付されています。自分に合う本を選んでもらうためには、このカルテをしっかり書くことが重要。
詳しくはページの後半で詳しく紹介しますね!

当選倍率は?

2020年の抽選は、4,646通の中から行われているそうです。

毎月、何名の当選者が出ているのかはわかりかねますが、書店の通常業務と並行して選書しているとのこと。

選書をするのは店主(社長)ご本人ですし、地方のローカル本屋さんで、さほど多くの人数で動いていらっしゃるわけではないでしょうから、毎月そこまで多くの応募者の選書はできないだろうと考えられます。

月に30人分、年間で360件の選書をすると仮定したら、約12.9倍ですね。

月によって変動があるかもしれませんが、当たったら「ラッキー!」といえるのは間違いないかと思います。

誰でも応募できる?

応募できるのは「高校生以上」となっています。
理由は、高校生に達してないと選書用のカルテ記入が難しいことと、カルテを書いた本人のための選書をするからだそうです。

プレゼント用に申し込むのはOKとのこと(ただし、プレゼントをする相手がカルテを書くことが条件)

一度当選した人が、また次の募集のときに申し込むのもOKです。

「選書カルテ」って何? 内容と書き方をザックリ紹介

抽選に当たると、当選メールとあわせて送られてくる「選書カルテ」。これが、選書をしてもらううえで大切な情報源となります。

カルテそのものを詳しくお見せしてしまうのは当選後の楽しみを奪うことになるでしょうから、ザックリと、どんなことを書くのか紹介しますね。

  • 読書歴(印象に残った本ベスト20)
  • これまでの人生でうれしかったこと、苦しかったこと
  • 10年後はどんな風になっていると思うか
  • これだけはしないと心に決めていること
  • 自分にとっての幸福とは何か

その他、仕事内容や家族のことなど、書ける範囲でどんなことでも書いてOKとのことです。

ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、こういうのは、できるだけ素の自分が伝わるように書くのがポイント。
そのほうが、より自分に合う本を選んでもらえるでしょうから。

文章を書くことに慣れていないと、なかなか言葉が思うように出てこないかもしれません。
ですが、ここで大事なのは文章の上手・下手ではなく、自分がどんな価値観を持っていて、どんな人生を送りたいと思っているのかをなるべく詳しく岩田さんに伝えること。

ゆっくりと自分の人生を振り返りながら、思うことを素直に書いていくのをおすすめします。

私は自己紹介も兼ねて、幼少期から現在にいたるまでに力を入れて続けてきたことや、趣味(好きなこと)、人生の転機になったことなんかも書いてみました。

「こういうときに、こう感じた」など、できるだけ自分の価値観が伝わるような内容を意識しました。

カルテを通して自分の人生を振り返る作業は、とても有意義な時間だと感じました。

そして、選書してもらった本が届く!

カルテを記入後メールで返送すると、翌日には岩田さんからの返信が。順番に選書を開始しますとのこと。

そこから待つこと2週間弱…選書終了のお知らせとあわせて、選んでくださった本のリストが送られてきました!

この時点で、既読の本などがあれば差し替えのリクエストが出せます。私はすべて未読のものだったので、そのまま送っていただくようお願いしました。

代金(送料含む)の確認もして、問題なければ所定の銀行口座へ振り込みをします。いわた書店さんのほうで入金確認できたら、すぐ発送手続きをしてくれます。

私は振込手続き後、念のためメールを送りました。夜でしたが、翌日には「発送しました」との連絡が。

なお、いわた書店の「一万円選書」の価格は、書籍代(実費)と送料のみ。選書代やサービス料金のようなものは一切かかりません

それから2日。ついに「ゆうパック」で本が届きました!

思ったよりコンパクト。中は雨に濡れたりしても平気なようにしっかり包んでありました。

いわた書店からの本ゆうパック画像

選んでいただいた本は9冊。単行本や新書もありますが、文庫本が中心。ズラりと並べてみると、なかなか壮観です。

一万円選書で送ってもらった本の画像

一冊ずつ「これはどういう観点から選んでくれたのかな」と想像するのが楽しいです。帯のコピーやあらすじを読んでいくと、なんとなくわかる気もします。

他の方の選書内容はどんな感じなのかちょっと調べて比べてみたところ、被っているものもあれば(岩田さんのおすすめで積極的にリストに入れる本もあるそうです)、まったく見かけないものも。

自分だけのための選書感があってうれしいです。

また、岩田さんからのメッセージも同封されていました。
これから当選する方のお楽しみに、内容はあえて書かないでおきますね。一万円選書にかける想いが伝わってきました。

まとめ:「一万円選書」は幸せな気持ちになれる、ステキなサービス

実は私、本好きをアピールしておきながら、もともと一万円選書のことを知らなかったのです。

応募したのは昨年、友人に教えてもらったのがキッカケ。倍率が高そうでしたのでダメモトで応募しましたが、忘れた頃に当選メールが届き、ものすごくうれしかったです。

友人に感謝!

また、この一万円選書を通して強く感じたのは「誰もが幸せになれるサービスっていいな」ということ。

いわた書店さんはかつて経営に苦労され、本気で閉店(廃業)を考えた時期があったそうです。ですが、アイデアひとつで起死回生のチャンスは掴めるのだなと勇気をもらいました。

自分の強みをフルに発揮できるオリジナリティあるサービスを提供し、相手に喜んでもらって、自分もハッピーになれる。

そんなビジネスの大切な基本を教えてもらったような気がしました。

何にせよ、選書してもらった本を読んでいくのが楽しみです。
興味を持った方は、ぜひ今度の応募受付時に申し込んでみてくださいね!

今回は以上です。


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