田舎の人間関係は本当に怖くてめんどくさい?【結論:住む場所によります】

こんにちは! やまももです。
2020年に東京から長野県松本市へ移住し、数ヵ月が経ちました。

最近、ふと田舎の人間関係のことを考えました

きっかけは、まだまだ世間を大きく騒がしている新型コロナウイルス関連のニュースです。

先日の7月12日、長野県内で新たな陽性患者(1名)が確認。県内における陽性患者の発表は6月18日以来、23日ぶりだったことから、ニュースでだいぶ大きく取り上げられました。

私自身も多少の動揺がありましたし、ニュースの街頭インタビューやネット上の反応を見ても、いったいどの地域のどんな人が感染したのか、県内中が興味津々で、大注目を集めている感じでした。

一方、東京では7月に入ってから再び新規陽性患者数が増え始め、連日、100名や200名を超える状況が続いています。

少し前まで東京で暮らしていた私は、何でも大きく騒ぐ東京の姿には慣れっこなのですが、長野に来て、わずか1名でも大きく報道され、人々の間にも激震が走る地方の様子に、あらためて東京との違いを感じるところがあります。

そこで今回は、地方移住をして感じる東京と地方(田舎)の違いについて、人間関係の面から考察してみたいと思います。

目次

田舎の人間関係が怖いと言われる理由

田舎の人間関係に対して「怖そう」「めんどくさそう」というイメージをもつ人はけっこういるようです。

実際、地方移住者のなかにも、「人間関係にうんざりして結局都会へ戻った」という経験談を話す人がいます。

仕事のことを考えてみると、どんな業界でも、離職の理由でたいてい上位に入ってくるのが人間関係。何をするにも、人間関係は楽しく暮らすための最重要ポイントになりますね。

でも、なぜ田舎の人間関係はそんなに怖いと思われるのでしょうか

一番の理由は、都会に比べて人間関係が「閉鎖的」で「」になりやすいからだと思います。

私自身、東京にいたときよりも、日々の行動範囲や動きが固定されてくるのは、松本市という人口20万人以上の地方都市にいても感じます。

ちょっとオフの時間があっても、東京のように自宅から徒歩で駅へむかって5分に1本くる電車に乗り、気軽に違う街へ買い物に出かける、なんていうことはありません。

私はフリーランスなので通勤していませんが、職場で働く場合も、田舎では東京のように周辺の地域・県のあちこちから通ってくる人が少なく、地域内の住民が中心です。

そうなると、日々の話題が深くて濃いものになるのは自然なことだろうと考えられます。

こういった感じで、地方にいると同じ人間関係、同じコミュニティ、同じエリア内で過ごす時間が多くなります

また、地方は都会に比べて店や娯楽、ネタ(情報)の量も少ないので、関心が「人」に向きやすいのもあるように感じます。

過疎地域や山間部になれば、さらにこの度合いが強まっていく、ということだと思います。結果、あちこちで噂話が繰り広げられ、プライバシーが筒抜けのような生活になるのだろうなと。

長野県松本市へ移住して感じる、人間関係の密度

花の写真

いたって「普通」だった

私は地方移住前、現地の人間関係については、そこまで深く心配していませんでした。

もともと過疎地や山間部に住むつもりはありませんでしたので、まあ村八分みたいなことは起こらないだろうと気楽に構えていたのが正直なところです。

で、実際移住してみてどうかといえば…。

思っていた以上に、普通です。

東京では同じアパート・マンションにどんな人が住んでいるのかまったく知らないことは当たり前ですが、こちらでも同じ。

たまに住民と顔を合わせても、軽く会釈やひとこと挨拶をする程度。住んでいるのが新しいマンションで、比較的若い人が多いのもあるかもしれません。いちおう町内会費(月数百円)を払っていますが、いまのところ、地域清掃とかそういう活動の招集もないです。

ゴミ出しはマンションの敷地内にゴミ置き場があって業者が回収するので、ゴミ出し関連での地域の人との関わりもないです。

また、こちらで美容院や整骨院などに行きましたが、20代~30代のスタッフさんとの会話も、いたって普通の距離感。買い物で比較的大きめのスーパーに行っても、よく田舎の光景として聞くような、誰もが顔見知りであちこちで世間話が繰り広げられている様子は見られません。

それぞれが自分の生活を守っている感じで、東京にいたときとあまり違いを感じないです。

ただ、近所を歩いていたときに初対面のおじいちゃんおばあちゃんと挨拶をしたり、田んぼでザリガニとりをしていた親子から気軽に話しかけられたり…みたいなことはありました。そんなときは穏やかな気持ちになります。

都会に慣れていた私は、初の土地でいきなりプライベートまでどっぷりの人間関係に浸かるとたぶんストレスになってしまうので、現状ではちょうど心地よし。

逆に、今後この場所で人と深く関わっていくには、自分から積極的にコミュニティに入っていかなきゃなと感じるほどです。

県外が遠くなった感覚はある

長野県に来て、身の回りでは東京とさほど人間関係の密度が変わらないと感じている私でも、新型コロナ関連のニュースでは、地方の閉塞感のようなものを感じることはあります。

たとえば、以下は先日発表された、久々の新型コロナ新規感染者に関する県からのリリース。

これに対する多くの県民の反応は「意識が緩い」「東京には行くな」「県外からは来ないでほしい」など。キツい意見が多く見られ、少々複雑な気持ちになりました。

ただ、実際に毎日100人以上の感染者が発表される東京と異なり、こちらでは一人感染者が出るだけでものすごい大変なことのようにとらえてしまいがち。私自身も、発生したのが同じ地域、同じ市じゃないことにホッとしているところがあります。

7/15追記:本日、松本市から新規陽性者が1名出たとの発表がありました。東京都の往来をしていた人だったそうで、やはり多少なりとも焦ったのは事実…。

もし自分がこの場所で感染してしまったらと思うと正直恐ろしいです。良くも悪くも「その他大勢」に紛れることができる東京とは違って、地方ではあれこれ詮索されたり、言われたりするんだろうなと想像。東京への帰省も気軽にできないですし、東京の友人をこちらに呼ぶのも控えてしまいます。

自分で見たわけじゃないですが、田舎で新型コロナに感染した人のなかには噂が広まって、周囲からの否定的な声や嫌がらせを受けまくっているとか。それに耐えきれず、夜逃げや、みずから命を絶った人の話も聞きます。

そういうことを考えると、都会と田舎の許容範囲の違いを感じて、ちょっと複雑な気持ちにはなります。

田舎で怖い人間関係に巻き込まれないためにはどうすべきか

都会よりも地方のほうが人間関係な密なものになりやすく、小さなコミュニティの中で生活することになるのは、どうしようもないと思います。

ただ、その人間関係の濃さと狭さは、地域によってまったく違うのも確か。

同じ「田舎」と言ったって、日本全国いろんな地域があります。それぞれ規模が異なるだけでなく、文化や風習、景観、インフラ、交通、住民の男女比、年代…あらゆることが違います。

田舎暮らしというと、どうしてもテレビや雑誌でも使われやすいのどかな山間部の光景が思い浮かべられがちですが、それだけじゃないことをあらためて伝えたいです。

田舎の写真
こういうところばかりじゃない

そして、移住者自身が何を求めているのかによっても、居心地の良し悪しは変わってきます

私のように、さほど不便でない場所でマイペースに過ごしたい人もいれば、もっと地域にどっぷり浸かって自給自足生活がしたい人もいるでしょう。

なので、田舎に移住して、人間関係でストレスを抱えないための最重要ポイントは「自分に合う移住先を見つけること」に尽きます。

ただ、地域ごとの傾向はあるかなと。

もし、できるだけ都会との大きなギャップを感じたくない、プライバシーを守りたい思いがあれば、以下のポイントで移住先を考えていくといいと思います。

  • 人口の多い地方都市
  • 都会からの移住者の受け入れ実績が多い地域
  • 若い世代が多く住んでいる地域

個人的には、長期的な視点をもって本当に自分に合う移住先を見つける方法として、別記事で紹介した「二段階移住」もいいと思っています。

まとめ:田舎暮らしをするなら、自分に合う環境を探すのが第一

もし田舎は人間関係が怖いと思っている人がいたら、必ずしもそうじゃないんだよということを伝えたいです。

また、今回私が書いた自分の状況も、あくまでも地方移住の一例。たとえば同じ松本市に移住した人でも、感じ方が違うことは十分にあり得ると思います。

繰り返しになりますが、地方移住を楽しいもの、幸せなものにしていくには、自分に合う場所を見つけるのが何よりも大切です。

最後に、田舎暮らしのひとつの側面を知るのにおすすめの本を紹介します。こちらには、どちらかというと「怖いパターン」の田舎の人間関係についてのリアルが書かれています。これもまた現実。

田舎暮らしの基本的な情報もまとめられており、いろいろな田舎(地方)があることを知るのにピッタリです。

移住のカタチに正解はありません。

じっくり悩んで考えて、最適な道を選択してもらえたらと思います。

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