
こんにちは! やまももです。
実は写真も好きです。
突然ですが、みなさんはコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)ってご存じですか?
実は私、このたび長らく使っていた一眼レフカメラを手放して、コンデジに買い替えることを決めました。
しかも、そのなかでも高価格帯の「高級コンデジ」と呼ばれるものです。
今回は、なぜこんな流れにいたったのか、その背景をまとめてみます。
同じように買い替えを検討している方の参考になれば…と思っています。
一眼レフとコンデジは何が違うの?【そもそもの話】
私はカメラマニアではないので、専門的なことは抜きにして話します。
一眼レフとコンデジの一番大きな違いは、「レンズ交換ができるかどうか」です。
前者の場合、大きなボディ(本体)にいろいろな交換レンズを撮りつけて、遠くのものを大きく写すことから、景色全体を切り取ることまで、さまざまな撮影が楽しめます。
プロのカメラマンといえば、まずこれを使っていますよね。
一方、コンデジは本体とレンズが一体型になっています。
大きさは文字通りこじんまり。手のひらにちょこんと乗るくらい、小型のものもたくさんあります。



このふたつは、全然違うものなんですよねぇ…。
一眼レフを手放そうと思った理由3つ
その①:扱いが面倒になってきたから
私が一眼レフを初めて買ったのは20歳のときでした。
もともと写真には興味があって、高校生のときには、当時流行っていた「写ルンです」や「チェキ」(懐かしい…笑)を使って、学校生活や修学旅行の様子をいっぱい撮ってました。
その後、大学進学して買ったのが、コニカミノルタの「DiMAGE」という真っ赤で小さなデジカメ。
アメリカへ短期留学するにあたって手に入れたんですが、異国での生活の楽しさも相まって、毎日あちこち撮りまくってました。
帰国後、本格的に撮影していきたいなと、大学在学中に初のデジタル一眼レフ「Canon EOS30D」をローンで購入。
フリーのライターをやり始めてからは仕事でも使ってました。
その後、「Canon EOS60D」に買い換えて何年も使っていたのですが、個人的に感じる最大の難点は【重い、ゴツい】ということ。肩こり持ちの私にはキツい…。
もともと、難しい話はよくわからないですし、機械そのものが好きっていう感じでもなかったので、次第にこんなに複雑で高度なものじゃなくてもいいかなぁと思うようになってきました。



正直、一番撮ることを楽しんでいたのは、15年以上前におもちゃみたいなデジカメを使っていたとき。今じゃ考えられないくらいザラザラの絵でしたが、楽しかったんです。
その②:ストレスフリーで持ち歩きたいから
重くてゴツいカメラが、だんだん重荷に感じられるようになってきた…。
これが、一眼レフを手放そうと思った一番の理由です。
それに加えて、ライフスタイルが変化したことも、この気持ちの後押となりました。
今年、東京から長野へ移住し、自然に囲まれる毎日を送るなかで撮りたいものがいっぱい出てきたんです。
新しい環境で街歩きもしたいし、撮影をもっと楽しみたい。そのためには、ストレスなくいつも肌身離さず持ち歩けるのに越したことはないという思いにいたりました。
ちなみに、今後も仕事で取材が入ったときにカメラを使う機会があるかもしれませんが、もともと私が撮影していたのはスナップ程度。
本気の写真が必要なときは本職の人を呼ぶので、一眼を持ってなくても大丈夫だろうと考えました。
その③:魅力的な商品が出てきたから
いよいよ手放す意志が固まってきたところで、ここ数年で「高級コンデジ」という部類のものが登場しているのを知りました。
肝心の値段はどれくらいかというと、5万円はゆうに超えてきて、10万円を超えるものも…。
最初は「え、ホントにこの値段!?」と信じられなかったのですが、調べていくと、急速に惹かれてしまいました。
従来のものとは比べ物にならないくらい良い画質で、レンズが明るいのでしっかりとしたボケを楽しめたり、暗い場所での撮影もきれいにできたり。
いくら小さくても、それなりの美しさは追求したい自分にとっては、まさに「ちょうどいい」ように感じられました。
高級コンデジを魅力に感じた理由3つ



わざわざ高いお金出してちっちゃなデジカメねぇ。それなら、スマホでも十分じゃないの? 最近のスマホってものすごくキレイに撮れるじゃない!
こう感じる人もいるのではないでしょうか? 実際、私もちょっと思いました。
ですが、あえてそこに落ち着かなかった理由を、ここから詳しく紹介していきます。
その①:持っている満足感がある
スマホで撮るのとカメラを構えて撮るのって、全然違う感覚があるんです。
とくに小型のカメラはメーカーや機種ごとに形が違って、自分のこだわりを表現できるというか、所有欲が満たされるところがあります。
手でくるめるくらいのサイズ感だと、常に首にぶら下げて持ち歩くのがあまり負担にならないので、モノとして持っている満足感があるんですよね。
重いのは嫌だけれど、カメラを持つことは続けたい。日常的にスナップ撮影を満喫したい。
そういう人に、高級コンデジはピッタリな気がしています。



ちなみに流行りのミラーレスは、従来の一眼ほどじゃないもののサイズが大きく、「レンズ交換が必要」という点でいまの自分が求めるものと違ったので、考えませんでした。
その②:「写真を撮る」に集中できる
スマホもたしかにメチャメチャキレイな写真が撮れるようになっています。
でも、「撮ること」そのものを楽しみたいと考えているときに、スマホで写真に集中するのは難しいなと思います。
たとえば充電切れを気にしたり、撮ろうと画面を開いたらアプリの通知がきたり…。そういうのもわずらわしいなと。
もちろん機能面でも、カメラを持つほうが写真を撮る楽しさが味わえるのは間違いないと考えました
その③:背景ボケや望遠なども追求できる
何だかんだでキレイな写真が撮れたらうれしいものです。
高級コンデジで撮れる絵には限界があるといわれますが、機種によってはかなりボケ具合がよかったり、望遠に対応したものもあるので、思ったより選択肢があるということがわかりました。
また、現状では動画をバリバリ撮るつもりはありませんが、レンズの明るさ、手ぶれ補正などの点などでも、スマホよりかなり良い感じで撮れるそうです。
いろいろ調べていって、画質を決める大きなポイントになるセンサーサイズも上ですし、個人的には撮ることだけでいえば圧倒的にスマホ<高級コンデジだと感じました。
まとめ:大きさ、重さにウンザリしてきた人に、高級コンデジは最高だと思う
今回、一眼レフを手放すのを本気で検討するまで、高級コンデジ市場がこれほど勢いに乗っているのを知りませんでした。
巷では「中途半端」という意見もあるようですが、個人的には何本もレンズを持ってどこにでも撮影に行くような本当の撮影マニアでない私のような人間には、最高の相棒になるんじゃないかと思っています。
なお、悩みに悩んで買ったのはFUJIFILMの「X100V」という機種。
YouTubeでレビューや比較動画などをひたすら見て、SONY「RX100M7」というのとギリギリまで迷って決めました。
現在は到着待ちなので、また使い始めたらこちらを選んだ決め手や、使用感などを紹介してみたいと思います!