
こんにちは! やまももです。
みなさんは、普段どんな方法で「アウトプット」をしていますか?
「インプットしたらアウトプットもすべき」「アウトプットはビジネスの基本」
こんな言葉を耳にする機会はとても多いですよね。
しかしモノと情報にあふれた現代社会では、よほどミニマルな生活をしていない限り、誰もが無意識に情報過多(インプット過剰)になりがち。
その一方で、アウトプットは自分で意識して実践していかなければ、なかなかできないものです。
私は現在このブログを始めて3ヵ月ほど経つのですが、強く感じているのは「もっと早くからアウトプットすればよかった」と「ブログはアウトプットの方法としてかなりおすすめ」ということです。
さらに【継続的にブログを書く→アウトプット力が鍛えられる→インプットの意識も高まる】というサイクルができ、自分の1歩ずつの成長と、日々の過ごし方が前向きになるのを実感しています。



断言。アウトプットは確実に人生を豊かにします!
そこで今回は、アウトプットの重要性や、アウトプット方法としてブログを活用することのメリットについて、あらためて紹介していきたいと思います。
- アウトプット力はなぜ重要なのか
- アウトプットで得られるもの
- ブログでアウトプットをするメリット
このような情報をお伝えしますので、ぜひ最後まで目を通していただければ幸いです。
アウトプットはなぜ重要なのか?【アウトプットで得られるもの】


人はインプットした情報を何度も使うことで脳に定着させる
一般的に、アウトプットが重要とされる理由のひとつが「知識を定着させること」です。
学校の勉強は基本的にインプット中心。教科書を読んで新しい知識を学ぶ、単語帳で英単語を暗記する、先生の講義を座って聞くなど、私たちは子どもの頃からインプットに相当な時間を割いて育ってきています。
社会に出てからも、多くの人は仕事に必要な知識・スキルについて、本を読んだりネットで検索したりして身につけようとしますよね。最近ではYouTubeなどを見て情報収集する人も多いはず。
これら「読む」「聞く」「見る」の行為はすべてインプットです。
インプットを大量にすれば勉強をしている実感は得られますが、英単語を暗記しても数年後にはすっかり忘れているように、実際には「その場限りのわかったつもり」で終わっていることが多々あります。
どれだけ大量の本を読んでも、高額なセミナーを受講しても、自分の仕事や生き方に活用できなければ水の泡…。それでさらにフラストレーションがたまります。
ですが、「わかったつもり」になるのは決して能力が低いからではありません。
なぜなら、そもそも人間の脳は情報を何度も使うことで長期的に記憶が定着するしくみになっているからです。
脳科学の研究によれば、人間である以上、本を読んだりセミナーを聞いたりしただけで、その知識・スキルを自由自在に操れるようになるなんていうことは、そもそもムリな話ということ。
私たちは得た情報を積極的にアウトプットをしようとするなかで、脳に少しずつ情報を定着させ、結果的に「自分のモノ」にしていく。そういう生きものなのだそうです。
情報を言語化できれば、漠然とした悩みは減る
アウトプットの方法には、大きく「話す」と「書く」の2つがあります。
このどちらの場合でも「言語化」、つまり思考を言葉にする作業が必要です。
よく「悩みは紙に書き出してみるといい」なんて言われますよね。あれ、試すと確かに効果を感じることもありつつ、なんとなく腑に落ちないまま過ごしてきました。
が、少し前に読んだ以下の本がキッカケで、完全に腹落ちしてクリアに。
この本の著者の三浦さんは広告業界出身の経営者。本著の中では「思考を言語化することで人生は変わる」と本気で語っています。
とくに響いたのが「悩むことに意味はない」という見出しの箇所でした。
漠然と「悩んでいる」人も多いが、言葉を選ばずに言うと、それがいちばん無駄な行動だ。「悩む」のは、なんとなくわからないままグズグズするということ。
『言語化力』p98
三浦さんは、その例として「仕事がうまくいかない」と悩んでいる人を挙げます。
仕事に悩むのはよくありがちな話ですが、ただ「うまくいかない」というだけでは人間関係が原因なのか、スキルが足りていないのか、はたまた別のストレスを抱えているのか、まったくわかりません。
なにより問題なのは、本人自身がよくわかっていないまま悩むケースが非常に多いということ。
ここで三浦さんが提示する解決策は、悩みを以下のような複数のレイヤーに分けて、ちょっとずつ「うまくいかない原因」の言語化を試みることです。
第一レイヤー
「ここで言う仕事とは何か?」→顧客とのミーティング。
「うまくいかない、とは具体的にどんなことで?」→会話がうまく成立していない。
第二レイヤー
「顧客って誰のこと?」→担当クライアント。なかでも責任者や経営者など上位層が苦手。
「会話がうまく成立していないとはどういう意味?」→クライアントとの気軽な世間話ができず、精神的な距離が開いてしまう。
第三レイヤー
「上位層の人に苦手意識があるのはなぜ?」→上位層が求める世間話に対応できない。
「気軽な世間話ができないのはなぜ?」→自分に文化的、教養的な欠如がある。それがバレると思うと恥ずかしい気持ちになる。
このように、悩みを少しずつ因数分解していけば「仕事がうまくいかない」という悩みの本質が見えてきます。
この状況を言葉の因数分解によって正確に表現すると、「仕事でクライアントの経営層と会話をするときに、教養がないことがバレるのが恥ずかしくて、思ったように会話ができない。この状況に自信を失い、ストレスを感じている」ということが明確になるわけだ。
『言語化力』p96
こうなると、漠然と悩みと感じていたことが単なる悩みではなくなります。
アウトプットのために言語化をするメリットは、ただ単に「ビジネスで成果を出す」「勉強の効率を上げる」以上に大きなものだといえます。



漠然と悩みがちな人ほど、言語化を意識してみてほしいです。
おすすめのアウトプット方法は、ブログです【理由を3つ紹介】


①:「わかったつもり」からの脱却
ブログを書くことは、まさに「言語化」の連続です。
しかもブログで情報発信をしようと思えば、まず自分自身が深く伝えたい内容の本質を理解していなくてはなりません。
個人的な日記でも「書くこと」には変わりありませんが、日記の場合、多少内容が支離滅裂だったり話が飛躍していたりしても、「自分さえわかればいいや」と気を抜いてしまいがち。
でも他者に何かを伝える目的でブログを書くとなると「どんな言い方をすればより伝わるだろう?」「どんな順番で話を進めていくべきだろう?」などと考えます。
また、継続的にブログを書くにはネタ集めをしなければなりませんから、インプットに対する意識も高まります。
アウトプット前提でインプットするようになると、ただ漠然とインプットするよりも集中して情報に触れるようになり、情報の取捨選択も素早くできるようになります。
②:環境に左右されずに継続できる
個人ブログは自分の意志さえあれば、いつでも、どこでも書くことができます。
仕事で定期的にアウトプットする場が設けられている人もいるかもしれませんが、それだと時間や場所に制約がありますよね。
その点、自分のブログを運営すれば「何をアウトプットするか」ということから自由に決められます。
継続的なブログ執筆でどんどんアウトプットしていく習慣をつければ、確実に頭の使い方が変わっていく実感が得られると思います。
③:目に見える成長+自分の資産になる
ブログの良いところは、過去記事が残せて検索しやすいこと。
アウトプットの方法としてTwitterをおすすめする声もありますが、ブログとは大きく異なり、Twitterの文章はどんどん流れてしまいます。
「文章を書く」という観点で考えた場合、限られた文字数で多くの人に響く言葉を作る練習をするにはTwitterは有用ですが、発信内容を積み上げてログ的に残していくにはやはりブログが最適。
数ヵ月前に書いた過去記事を読み直すと、自分の変化を実感できるのもモチベーションにつながります。
私も最近、過去記事をちょっとずつリライトしていますが、「あのときはこう考えていたのか」「今だったらもっとわかりやすく書ける」など思うことも多々。
そんなときには以前に自分に少々の恥ずかしさを覚えがちですが、自分の知識・経験が積み上がってきている証拠だと前向きに捉えればOK。
また、継続して記事が積み上がりボリューム感のあるブログは、それだけでも一定の価値があると私は思います。
決して文章がプロ並みに上手でなかったとしても、5年、10年とアーカイブがあるブログを見ると、心から「すごい!」と感服。
何事も「続けること」は難しいからこそ、続けているだけで強いですね。
さらにちゃんと構成など考えて、価値のあるものを発信し続けているブログは最強のブランディングツールになると思います。
まとめ:アウトプット(言語化)の基本は書くこと。ブログで人生を豊かに


あらためて、今回の話をまとめます。
- 情報社会で生きる現代人は「読む・見る・聞く」のインプットに偏りがち
- アウトプットは意識的にしないとなかなかできない
- 「書く・話す」のアウトプットでは「言語化」が必要
- 人の悩みは言語化によって解決できることも多い
- 個人ブログはアウトプットツールとしてメリットが多数
今回紹介したように、アウトプットで言語化していくことは、自分の人生を好転させるキッカケになるはずです。
もし現時点で「漠然とした悩みにとりつかれている」「なんとなくモヤモヤして毎日がつまらない」なんていう人がいたら、ブログでのアウトプットを試してみてはいかがでしょうか。



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