【実体験】新卒フリーランスをおすすめしない3つの理由【結論:就職経験は強みになる】

就職活動しても本当に行きたい会社が見つからない。社畜になんてなりたくないし、いっそ、このままフリーランスでやっていくほうがいいのかなぁ。

そんな悩みにお答えします。

筆者の私、やまももは大学卒業後、新卒で印刷会社の正社員に。さらに一度の転職(メディア企画・制作会社)を経てフリーのライター/エディターになりました。

ここ数年、学校卒業後に就職をせず、いきなりフリーランスになる「新卒フリーランス」の道を選ぶ人が増えているようです。

ですが、個人的にはフリーランスのなり方として、この選択肢はおすすめしません

そして、私はいったん就職しておいて、本当によかったと思っています。

理由はシンプルに2つ。

  • 会社員経験は、将来フリーランスになったときの強みになるから
  • 会社勤めをしないでフリーランスになると、結構大きなデメリットがあるから

そこで今回は、会社員を経てフリーになった私が、新卒フリーランスを避けるべき理由をお伝えしていきます。

目次

新卒フリーランスをおすすめしない理由3つ

ビジネスマンの画像

その①:人生一度きりの「新卒」を捨てることになる

20代前半で大学や専門学校などを卒業し、すぐ就職する「新卒入社」は、人生に一度きりです。

新卒者は、在学中にバリバリと長期インターンをやっていた人や学生起業していた人を除いて、基本的には横一列でスタートします。

「新卒だから」という理由でスキル不足や未熟でも許されますし、ムチャもできるのが新卒の強み

会社から過度な期待をされないので、ある意味かなりいい立場です。

これが3年、5年と経ってきたら「できないのが当たり前」では許されなくなり、抱えるプレッシャーやストレス、しがらみが一気に増えます。

もちろん、毎日ただダラダラ過ごしているだけではムダな時間になりますが、社会やビジネスの動きについて、お金をもらいながら学べるのは新卒の特権です。

その貴重な経験を捨てるのはちょっともったいないと思います。

新卒の時期は「ビジネスとは何たるや」を現場で感じながら、独立準備のために十分な時間を使いやすいです。

その②:フリーランスという名のフリーターになりかねない

フリーランスといっても、誰もが成功しているわけではありません。

世間的に見れば、フリーランスはアルバイト生活をするフリーターと何ら変わらないものだと認識されることもあります。

フリーランスにとって、社会的な信用度は0からのスタートといっても過言ではありません。

もちろん、自分の努力や信用の積み重ねで評価を高めることはできるのですが、一朝一夕でやれることではなく、地道な積み上げの日々が待っています。

もし社会人経験が一度もないと、そもそもビジネス社会がどういうものか理解できず、楽なほうに流されて中途半端なフリーターになってしまう可能性があります。

その③:一歩間違えると常識知らずのままになる

一度も会社勤めのないフリーランスの人は、下手をすると、やや常識知らずになりがちな気がします。

とくに、フリーランスに対して仕事を発注する側に立つと感じるのですが、ビジネスメールのやりとりで「あれ?」と思うことがあったり、会話がいまいちかみ合わなかったり。

実体験として、こんなこともありました。

会社員時代、編集の立場でメディア運営に携わっていたとき、フリーのライターさんやカメラマンさんと一緒に取材に出かけたのですが。その人たちが相手方のクライアント(初対面)にタメ語交じりで話していたんですよね。

本人はフランクを意識していたようですが、そういう人にはヒヤヒヤしましたし、「ちょっと仕事お願いしにくいな…」となったのが正直なところです。

ほかに、打ち合わせのとき何の連絡もなく、そして悪びれもなく毎回1、2分遅刻してくるフリーランスの人も。

会社だったら普通に怒られることですが、きっと誰にも指摘されずそのままになっちゃったのかななんて思いました。

実際、こういう人たちは会社勤め経験がないフリーランサーでした。

単純に「会社勤め経験がある=マトモ」の図式ではないと思いますが、これまで一緒に仕事をしやすいと感じたフリーの人は、聞くと会社員経験があることが多かったなという印象です。

新卒で就職してからフリーランスになるメリットはいろいろ

ビジネスミーティングの画像

そうですかぁ。じゃあ、一度就職してからフリーランスになると、どんないいことがあるのかねぇ。

ここからは、そのメリットを挙げていきますね!

その①:組織の動きや仕事の流れがわかる(肌感覚)

フリーランスになると誰かが成功への道筋を示してくれるわけでもないので、自分自身で目標設定をし、決断と実行、改善を繰り返しながら動くことが重要です。

ただ、結局はクライアントやユーザーがあってビジネスは成り立つので、自分一人だけで完結する仕事はほとんどありません。

とくにクライアントからの受注案件をメインにやっていくのなら、相手が何を求めているのかを把握することが不可欠

そんなとき、ビジネスの流れや組織がどういうものか肌感覚として理解できていると、相手の状況やニーズが想像しやすく仕事がスムーズに進む場合も多々あります。

会社での経験は、ビジネス本では得られない「現場の動き」を知るのに役立ちます。

その②:貯金やクレカ作成など、フリーランスになる準備をしておける

フリーランスになると、ある程度の実績が積み上がるまではどうしても社会的に信用されにくいです。

なので会社員のうちにクレジットカード作成はぜひしておきたいところ。

また、近いうちに引っ越したいと考えているのなら、ちょっと前倒ししてでも会社員のうちにやっておくのがおすすめです。

フリーランス1年目で確定申告の実績がないときは、クレジットカードや賃貸物件の審査には通りにくくなるケースがあるからです。

また、貯金というか、フリーランス資金のようなものを貯めておくのもおすすめです。

しばらくフリーとしての収入が不安定でも、多少は生活していけるくらいの余裕があれば不安に押しつぶされません。

その③:会社の業務で得たスキル・ノウハウを個人の活動に活かせる

これはどんな会社に就職するかにもよるところがありますが、会社での業務経験とそこで得たノウハウは、フリーランスになってからの自分の仕事に存分に活かせばいいと思います。

というか、活かさないともったいないです。

会社員時代に経験することは全部将来の自分のためになると思えば、毎日の仕事時間を有意義に過ごせますし、短期間でも圧倒的なスピードで吸収できるんじゃないかと。

お金をもらいながら学ぶ、そんなに最高なことはないですよね。

その④:信用度が上がり、営業活動しやすい

会社勤めの経験は、フリーランスになってからのアピール材料のひとつにすることもできます。

実体験ですが、フリーになりたてで営業活動をしていたとき、「前職でこういうことをしていました」という話は結構クライアントの興味をひきました

とくに私の場合、会社員時代の仕事がフリーでやりたいことと関連するものだったので、なおさらだったかもしれません。

フリーとしては無実績でも、会社でやっていたことと、そこで得た知識やスキルをしっかりまとめておけば、それだけで信頼されて案件獲得につながるケースも。

まとめ:フリーランスにとって新卒での就職経験はメリット大

プレゼンテーションの画像

まとめると、新卒フリーランスになることは、以下のようなデメリットが挙げられます。

  • 人生一度きりの「新卒」を捨てることになる
  • フリーランスという名のフリーターになりかねない
  • 一歩間違えると常識知らずのままになる

世間では、「新卒フリーランスはそんな甘いもんじゃない!」という厳しい声もよく聞かれます。

ですが、個人的にはただ厳しいからというより、新卒フリーランスになるのはメリットよりデメリットのほうが大きいと考えます。

とくに、学生時点でズバ抜けた能力や実績があるわけじゃなく、フリーになってからコツコツやっていこうとしているのなら、なおさら一度就職しておくことをおすすめします。

ただ、就職するといっても会社にそこまで長時間いる必要ないかと。本当に自分のビジョンが明確になっているのなら、ほんの1年でもいいと思います。

「会社員→フリーランス」の流れは簡単でも、その逆をいこうとするのはけっこう大変です。

これから新卒フリーランスになろうと考えているのなら、ちょっと立ち止まって考えて、最良の選択をしてください。

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