【美ヶ原高原ドライブ】松本市内から1時間で行ける、標高2000mの世界【見どころ紹介】

美ヶ原高原のアイキャッチ画像
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やまもも

こんにちは! やまももです。
今日は、標高2000mの絶景スポット「長野県・美ヶ原高原」について紹介します♪

2020年、東京都から長野県松本市へと移住した私たち夫婦。

「移住したら絶対に行きたい!」と思っていた場所のひとつが「美ヶ原高原」です。

美ヶ原高原は松本市街地から車で1時間ほどで行ける高原地帯で、標高は約2000メートル
日本百名山のひとつにも数えられ、とってもキレイで清々しい空気が広がっている場所です。

お盆を過ぎた8月下旬、ようやく念願叶って美ヶ原まで1泊2日の小旅行をしてきました。

結論をいうと、想像以上に素晴らしい場所でしたので、今回は美ヶ原高原の見どころを紹介したいと思います。

  • 美ヶ原高原ってどんな場所?
  • 美ヶ原高原の観光の見どころを知りたい!
  • アクセス情報を教えて!

こんな疑問にお答えする内容になっていますので、ぜひ最後まで目を通していただければ幸いです!

それでは、さっそく紹介していきますね。

目次

美ヶ原高原とは

美ヶ原高原の風景画像

美ヶ原」は八ヶ岳中信高原国定公園の一部で、長野県の松本市、上田市、小県郡長和町にまたがっています。

標高2034メートルの最高峰「王ヶ頭」をはじめ、2000メートル付近に広がる一帯が「美ヶ原高原」と呼ばれています。

美ヶ原高原の特徴は、「高原」でありながらも「日本百名山」に認定されていること。

頂上付近は牧場地帯にもなっており、北・中央・南の3つのアルプスや八ヶ岳など360度の大パノラマの世界があります。

一般観光客はもちろん、トレッキングを楽しむ人や写真愛好家にも人気の絶景スポットとなっています。

>>美ヶ原高原観光協議会Webサイト(観光情報)

美ヶ原高原へのアクセス【松本市からアザレアライン~ビーナスライン】

アザレアラインの画像

先ほどご紹介した通り、美ヶ原高原は松本市、上田市、小県郡長和町にまたがっているため、アクセスの仕方がいろいろとあります。

松本市街地(駅)方面からだと、大きく2つ。

美鈴湖を抜けてスカイライン(県道62号・美ヶ原公園沖線)で向かうルートと、アザレアラインから扉峠を抜けてビーナスラインへ入って行くルートがあります。

ただ、今回スカイライン側は2019年東日本台風による復旧工事で通行止めであったことから、後者を選択しました。

2020年9月11日に通行規制が解除されたようです。詳しくは、武石観光協会のWebサイトをご確認ください。

なお、松本市街から伸びるアザレアラインの途中には、前に別記事でご紹介した「【ぶどうの郷】松本市・山辺ワイナリー】」もあります。

アザレアという花はツツジ科の植物で、美ケ原高原にもたくさん咲いています。

ビーナスラインの画像

途中、ビーナスラインに入っていくと「扉峠」があって、簡単な駐車場で一息つけます。
離れたところに見える渓谷は、秋になると紅葉が美しく映えるそう。

ビーナスラインをさらに走っていくと、窓から入ってくる空気も澄んできて、どんどん標高が上がるのを感じます。

基本的には景色を楽しみながら心地よく走れるのですが(シーズンにもよると思いますが、私たちが行ったときは平日というのもあって車は多くなかったです)バイクライダーの方がそこそこいるので、多少気を遣いました。

扉峠から15分少々で、いよいよ次から紹介する美ヶ原高原美術館に到着です。

美ヶ原高原の見どころ①:美ヶ原高原美術館

広大な緑の中に国内外の現代彫刻が展示

美ヶ原高原美術館」は、ビーナスライン沿いに立つ野外彫刻美術館です。

有名な箱根の「彫刻の森美術館」の姉妹館であり、4万坪もの敷地に国内外アーティストの現代彫刻が350点ほど展示されています。

約800台分の広い駐車場からも、動物のオブジェのような屋外展示物がチラホラと見え、普通の美術館とは一風変わった雰囲気。

彫刻の展示物画像
展示品の彫刻画像
一風変わった展示物がたくさん
美ヶ原高原美術館からの風景画像
景色を楽しみながら散策(鑑賞)できる

「彫刻」というと、どこかとっつきにくかったり難しそうと感じてしまいがちですが、ここに展示されているのは「現代アート」に分類されるものが中心なので、さらによくわかりません(笑)

ただ、広々とした緑の中に点在するアートを楽しむ機会はなかなかないと思いますし、夏場であれば高山植物も見られます。

高山植物の画像

ハイキング気分を味わいながら鑑賞していくのがおすすめです。ぜひ爽やかな風を感じつつ、「何これ?」と不思議がりながら楽しんでみてください。

>>美ヶ原 高原美術館公式Webサイト

日本一標高が高い「道の駅」を併設

美ヶ原高原美術館の隣の建物は、「道の駅 美ヶ原高原」です。

こちらは日本一標高が高い場所にある道の駅だそうで、美術館と合わせて立ち寄る人が多い様子。

美ヶ原高原道の駅の画像

地元の特産品などを扱うお土産品コーナーのほか、情報コーナーには、周辺地域の観光マップやガイドブックがたくさん置いてあります。

2Fには食堂があって、山小屋カレーやパスタ、そば・うどんなどを味わえます。
正直、味は「まあこんなもんか…」という印象でしたが、とにかく景色がいいので、それだけでも魅力的ですね。

外の展望テラスでは、持参したお弁当・おにぎりなどを食べている人や、売店で販売される軽食を食べている人もいました。

>>道の駅 美ヶ原高原公式Webサイト

美ヶ原高原の見どころ②:広い牧場地帯~美しの塔

美ヶ原高原の遊歩道の画像

美ヶ原高原美術館のほど近く、次にご紹介する「王ヶ頭」に向かう途中の一帯には「美ヶ原牧場」があります。

ここではキレイに整えられている遊歩道を歩きつつ、5月下旬〜10月中旬にかけてホルスタインを主体に300~400頭の牛が放牧されている様子を間近で眺めることが可能です。

美ヶ原牧場の画像

私が行ったときにはポニーもいて、ニンジンをあげることができました。

ポニーの画像

そんな放牧の様子を両目に見ながら遊歩道を進んでいくと、高原の中心には「美しの塔」といわれる高さ約6メートルのシンボル的な塔があります。

美しの塔の画像
美しの塔

この塔が造られたのは、1954年。
当時は遊歩道が整備されていなかったため、登山者に対して霧の発生を知らせるために造られたそう。

1983年には改築が行われ、現在も塔の内部をのぞき込むことができます。

なお、この塔に埋め込まれたレリーフの顔のモデル「俊一翁」という人は、後ほど紹介する「山本小屋」を開き、美ヶ原の登山道を整備した人だそうです。

美ヶ原高原の見どころ③:王ヶ頭・王ヶ鼻

美ヶ原高原の最大の見どころといえるのが、最高峰「王ヶ頭」です。最高地点の標高は2,034メートル。

松本市から見ると、ちょうど冠を被った王様の頭のように見えることから王ヶ頭の名前が名付けられたそうです。

こちらでは天気がよければ遠くに富士山をはじめ、北アルプス、中央アルプス、南アルプスなどが360度ぐるりと一望。松本の町並みも広がります。

夏は瑞々しい緑、冬は雪をまとった山の険しい姿。さらにご来光や夕焼け、雲海など、訪れるシーズンや時間それぞれの魅力的な姿が楽しめる絶景スポットです。

そして王ヶ頭から王ヶ鼻まで20分ほど軽いトレッキングをすると、「王ヶ鼻」というスポットに到着します。

王ヶ鼻の画像
王ヶ鼻からの景色画像
遠くに広がる街並みが松本平

この場は岩場から張り出しており、王様の鼻のように見えることからその名がつけられたとか。

遮るものがないため思わず足がすくむほどですが、ここからは日本百名山のうち全部で41もの山が見えるそうで、驚きです。

美ヶ原高原には3つの宿泊施設があります

せっかく美ヶ原高原にまで来たのだから、ゆっくり宿泊して観光を楽しみたい!

そんな想いを叶えられる宿泊施設が、美ヶ原高原には3つあります。

  1. 王ケ頭ホテル
  2. ホテル山本小屋
  3. 山本小屋ふる里館

いずれも距離的には近い場所にあるのですが、グレードでいうと、王ケ頭に最も近い位置にある王ケ頭ホテルが最上位で、山本小屋ふる里館→ホテル山本小屋かな、という感じです。(なお、王ケ頭ホテルと山本小屋ふる里館は姉妹館)

このなかで、今回私たちは「山本小屋ふる里館」に宿泊。
選んだ決め手はじゃらんの「泊まって良かった宿大賞」3年連続受賞しており、口コミ評価が5.0(満点)だったことです。

結論、ものすごく大満足で美ヶ原高原の旅がさらに思い出深いものとなりましたので、その話は後日、別記事にまとめようと思います。

3つの宿泊施設、それぞれ美ヶ原高原の地の利を活かして趣向を凝らした企画やプランが用意されているので、ぜひ観光と合わせて宿泊してみたらいいんじゃないかなと思います。

まとめ:絶景の美ヶ原高原は、ドライブとあわせて楽しむのがおすすめ

美ヶ原高原は、期待を超える素晴らしさでした。

自宅から1時間ほどで行ける距離ではあったのですが、どこかもっと遠くへ出かけたような感覚になりました。

なお、帰りは美ヶ原高原から武石方面に下り「白樺平」と呼ばれるエリアを通過。

白樺平の画像
白樺の並木道

さらに国道254号線を通り、上田市の鹿教湯温泉などを通って戻ってきましたが、その道沿いも田舎の風景が素敵でした。

上田の風景画像

この9月に無料化となった「三才山トンネル」も、松本へ移住してから初めて通る経験ができ、思い出に残りました。

道中のドライブルートで楽しめる紅葉も素晴らしいでしょうし、冬の凛と済んだ空気感も味わってみたいなと思います。

なお、美ヶ原高原へ行く道は冬季期間(11月中旬~4月下旬頃)はマイカー規制があるのでご注意ください。
冬季は各宿泊施設が山のふもとから無料送迎バスを出しているので、冬の美ヶ原高原を楽しむこともできます。

やまもも

今回は以上です。
お読みいただきありがとうございました!

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