
どうも、こんにちは! やまももです。
フリーライター歴9年以上の私ですが、最近あらためて「Webライターになりたい人、増えまくり!」と実感しています。
Webライターのニーズも、私がフリーランスになった頃とは比べ物もならないほど(多い)。時代は変わりましたね…。
そんななか、私個人としては今後もマイペースにライターやエディターとして活動の幅を広げつつ、これからライターを目指す人、ライターの仕事に興味をもっている人に、正しい道を指し示してあげたいという思いを抱いています。
…ちょっと偉そうな物言いになってしまいましたが、最近の「Webライターは簡単に稼げる」みたいな風潮に、疑問と危うさを感じているのも事実。
簡単にいえば、マトモに仕事をして、しっかりと価値を生み出せるライターさんが一人でも増えればいいなという思いです。嘘っぽく聞こえるかもしれませんが、これは本当。
どんな仕事に就いていても、ある程度のキャリアを積むと、後進を育てたり業界そのものを良くしたりする方向に進むのが、ひとつの重要な役割なのかな、と。
私はフリーランスなので会社の後輩や部下はいませんが、少しずつ自分ができることを考えていきたいと思っています。
というわけで、このブログでは自分の経験から「正しい」と思うことを発信していますので、少しでもお役に立ててもらえたら幸いです。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回のテーマは「Webライターに向いている人とは」です。
- Webライターに向いている人の特徴
- Webライターに必要なことは?
- こういう人はWebライターにならないほうがいいかも…
といった話題で進めていきますので、興味のある方はぜひ最後まで目を通してみてください。
Webライターに向いている人の特徴5つ


①:書くことが好き
Webライターを本気でやるのであれば、書くのが好きなのはもちろん、「書かずにはいられない」くらいの人のほうがベターだと思います。
といっても、別に24時間365日書き続けろというわけではありません。
私のことを打ち明けると、正直、まったく書きたくないときもあります。たとえば、こんなとき。
- 書いても書いても原稿に追われている状態で焦っているとき→なぜか案件は重なるもので…
- なかなか考えがまとまらないとき→集中できない日もあります
- 自信があった原稿に限って、修正依頼が重なるとき→自分の完璧が相手の完璧でないことは多々あります
- 原因不明の自信喪失状態になったとき→自分の未熟さに落ち込むことだってあります
こういったときは一時的な意欲低下になることもありますが、いつもわりと瞬間的な落ち込みです。
書きたくなくなったときはパソコンを開かず、メールも見ません。(もちろん、締切順守や最低限の連絡とかはしますが)
そして読書やゲーム、テレビ、買い物…しばらくまったく違うことを楽しみます。
そんな感じで過ごしていると、数時間ほど経てば復活することが多いです。長くても1日とか。
復活したらソワソワして書きたくなりますし、苦しい気持ちもどこかに消えて、また書くことを楽しめます。
こういう気持ちでいられるのは、基本的には書くのが好きだからかなと思っています。
ライターをやっていると、これの繰り返しです。どんな仕事でも、瞬間的に落ち込むことや嫌なことに出会うことは必ずあると思うのですが、本質的に好きなことをやっていれば続けられるのではないかと思っています。
私はアルバイトを含めたらいろいろな仕事に触れてきましたが、ライターほど長く続けられているものはなかったですし、そういう意味では天職といえるのかな、と。
②:読むことが好き
結構いろいろな人が言っていることですが、「文章がきちんと書けるけれど本をまったく読まない」という人に、私は出会ったことがありません。
むしろ「読みやすい文章だな」とか「ストーリーの運び方が上手だな」とか感じる人は、読書家(もしくは本が好き)であることが多いです。
本を読む量が多ければ語彙力、表現力、理解力、速読力など、いろいろなスキルが身につきますし、過去にどこかで読んだ本の知識や表現がライティングに活きてくる場面もあります。
そもそも「本を読む」という行為はムリしてやるべきことでもないからこそ(と私は思っています)、自分から「読書が趣味」といえるような人のほうが、やはり向いていると思います。
③:好奇心旺盛(いろいろなことにハマりやすい)
ライターにもいろいろな強みをもつ人がいますので、自分の得意分野を活かして活動することも可能です。
ただ、誰よりも得意で詳しいといえるような分野がない人が「Webライター」としてイチからやっていこうと思うのであれば、幅広いジャンルに興味がもてる人のほうがよいでしょう。
その理由はシンプルで、請けられる仕事の幅が広がるからです。
わからないことをリサーチして書くにしても、前提知識をもっているものとそうでないものとでは、記事にしたときの深みがまったく異なってくるものです。
そういう意味では、過去にちょっと変わった仕事の経験があるだとか、多趣味でやたらといろいろなことを知っているような人も、Webライターとしてはプラスになると思います。
④:人の気持ちを想像するのが得意
世の中に出されるあらゆる文章の向こうには「読み手」がいます。
少しでも多くの人に目を通してもらうために、あるいはそれを読んだ人の行動を促したりするために、Webライターの書く文章は存在しているともいえます。
「読み手を意識した文章が書けるかどうか」は、Webライターとして仕事をしていくうえでは最低限の必須スキルです。
もちろん、その仕事を依頼しているクライアントが何を求めているのかを掴むことも大切。(どんな仕事でも少なからずそうですが)
それができないと、なかなかWebライターとしてステップアップするのは厳しいかなと思います。
⑤:わりと細かい性格
もともと文章を書くことを生業にするような人は、論理的で理屈っぽい考え方が好きだったり、内省的でじっくりと考えることを得意とするタイプの人が多いと思っています。
外交的で天真爛漫、おおざっぱな人がライターになれないとはまったく思いませんが、細かいところが気になる人だと、仕事で役に立つことは結構あるかなと。
自分で書いた文章の誤字脱字や表現がおかしな部分を見つけるのも、基本的にはまず自分でやらなくてはなりません。
他人が書いた文章を読めばわかりやすいのですが、たとえば変なところで改行が入っていたり、表記ゆれ(同じ記事内で単語の表記が統一されてないこと)が多数あったりするのは、「いい加減な人なんだなあ…」という印象を与えます。
もちろんライターとしての能力面の評価も下がってしまいますので、細かい性格で、ちょっとした違和感にもすぐ気づけるようなタイプの人のほうが向いていると思います。
Webライターに向いていないと思うのは?


Webライターとは「人(クライアント)から求められる記事をスラスラと書ける人」でもあります。
相手の要求に対して、自分が書く文章で100%応えられるのが優れたWebライターということもできます。(現実的には、それ以外の要素も多々ありますけれどね)
少なくともプロのWebライターを目指すのであれば、クライアントのニーズを確実に満たさなくてはなりません。
そこでは自分の理想や考えはとりあえず置いておき、相手が何を求めているのかを知り、レギュレーション(執筆ルールのようなもの)に沿った執筆をする必要があります。
まれに、Webライターを「大好きな文章でお金を稼ぎたい」という理由で始める人がいるようですが、自分の世界観や考えをとことん表現したいのであれば、Webライター以外で文章を書くことを考えたほうがよいかもしれません。
たとえばブロガーや小説家、エッセイストなど。
これらは「書くこと」を専門にする仕事でも、より著者の世界観や個性を出しやすいので、そちらのほうが理想に近づける可能性があります。
まとめ:Webライターを長く続けたいなら自分の価値を高めよう
Webライターには、誰でもなれます。
ましてやWebライターは特別な資格は必要ありませんし、学歴や、前職の経験が求められるようなものでもありません。
「Webライターになりたい!」という意気込みは素晴らしいものですが、継続的な成長意欲やビジネス感覚がもてないと、仕事を発展させて長く続けていくことは難しいです。(ずっと低単価で作業的な仕事をこなすだけのライターは、どこかで限界がくるはず)
ほんの少しずつでも自分の価値を高めて、仕事やスキルの幅を広げていきましょう。



「じゃあどうやってスキルアップを目指せばいいの?」ということに関しては、自分の考えや実際にやってきた方法を、近いうちにまとめたいと思います。