直感に耳を傾けて、しっくりくる選択をする

「直感に耳を傾けて、しっくりくる選択をする」記事アイキャッチ画像

こんにちは。ライター/ライフカウンセラーの山﨑です。
この「自分らしい幸せのつくり方」シリーズでは、毎日をもっと心地よく、自分らしく過ごすためのヒントをお届けしています。

今回のテーマは「直感に耳を傾けて、しっくりくる選択をする」

私たちは日々、小さなことから大きなことまで、たくさんの選択をしながら生きています。

でも、よく考えて選んだはずなのに「なんだかスッキリしないな…」と感じたこと、ありませんか?
そのモヤモヤ、実は「直感」が見過ごされたときに起きているのかもしれません。

自分の直感を大切にし、それを選択に活かすこと。
これが、納得感のある決断をし、より自分らしく生きることにもつながります。

この記事では、直感とはどういうものなのかに触れたうえで、直感を大事することで、人生にどんなよい影響があるのかを考えていきます。

目次

直感ってどういうもの?

「直感」と聞くと、なんとなくあいまいなもののように感じるかもしれません。でも、実は自分らしく生きていくために、とても大切な力です。

直感は、頭でしっかり考えて出す結論とは少し違って、「なんとなくこう感じる」と心の中にふっと浮かんでくる感覚のこと。

はっきりとした言葉で理解するのは難しくても、「自分にとって自然で、しっくりくる感覚」と考えるとわかりやすいかもしれません。

たとえば、初めて会った人に「この人と気が合いそう!」と思ったり、メニューを見て「これがおいしそう!」と感じたりしたことはありませんか?

逆に、何かの誘いがあったときに「なんとなく気が乗らない」と思ったり、ある場所を訪れたときに「嫌な雰囲気がする…」と感じたりしたことがある人もいるでしょう。

そういうものは「直感」といえます。
特に深く理由を考えなくても、自分の心や体が先に「これ!」と反応しているんですね。

なお、この直感は決して当てずっぽうではなく、「自分のこれまでの経験や知識、価値観をもとにしたもの」だと言われています。

だからこそ、直感に耳を傾けることは、自分の本音や大切な思いを知るヒントになります。

直感にしたがうと、うまくいきやすい理由

私たちが日々行う選択の中で、「なんとなくこっちのほうがいい気がする」という直感を信じたとき、意外とうまくいくことがあります。

それは、ただの偶然ではなく、ちゃんと理由があります。
ここからは、なぜ直感にしたがうと物事がいい方向に進みやすいのかを説明します。

自分の本当の気持ちが反映されるから

直感は、頭で考える理屈よりも、心の奥にある本当の気持ちを反映しています。

たとえば、あなたがどちらを選ぶか迷ったとき、直感的に「これだ!」と感じたほうは、あなたが無意識に「大切にしたい」と思っているものとつながっている可能性が高いです。

私たち人間は、たくさんの人と関わりながら過ごす中で、どうしても他人の評価や期待、世間の常識、メリット・デメリットなどを意識し、「こっちを選んだほうがよさそうだ」と判断を下します。

それは自然なこととも言えますが、あまりに自分以外のものを優先させてしまうと、本当の自分の気持ちが見えづらくなります。

心の中では「本当はこっちがいい!」と感じていても、次の瞬間、頭で「これを選んだら変に思われるかも…」「こんなことをしたらバカにされそう」などと考え、本当の気持ちをなかったことにしてしまうことも多いです。

でも、そうやって自分の本来の願いとは違う選択をしていると、日々の暮らしの中で、深い満足感・充足感を得るのは難しくなってしまいます。

頭で考える前にまず心で感じたことが、自分の本当の気持ち。

だからこそ、直感を大事にして選択をすると、選んだ後も後悔しにくく、満足感のある結果につながりやすくなります。

迷いすぎを防いで、行動が早くなるから

何かを決めるとき、頭で考えすぎると、時間ばかりかかってしまうものです。

考えた結果、前向きに行動できればいいのですが、あらゆるケースを考え尽くした結果「どうせ自分にはムリだ」と決めつけたり、面倒くさくなって、行動すること自体をやめてしまったりすることも…。

でも、直感を信じて選択すると、迷いが減り、すぐに行動に移せるようになります。

特に日々の小さな決断で直感を活かすことで、行動に弾みがつき、「あれもこれも考えて疲れちゃった…」という状態を防ぐことができます。

実際に、この世の中「やってみなければわからないこと」は、たくさんあります。

だから、まずは自分が思う通りにちょっとでも行動をして、感じたこと・体験したことを糧に、また次の行動を考える。

そんな繰り返しを続けることで、自分が本当に望む生き方に近づきやすくなります。

心が軽くなり、自然体でいられるから

直感にしたがって選択すると、自然と肩の力が抜けて、気持ちが軽くなるのを感じることがあります。

それは、無理をしたり、自分の気持ちを押し殺したりしなくていいからです。

先に挙げたように、直感は自分の心の声、本当の気持ちをそのまま表していることが多いです。
だから、直感は、とても「自分らしい」のです。

自分らしくいられる時間が増えると、日々の生活にも少しずつ余裕や安心感が生まれます。
結果として、心地よく幸せな時間が増えていくでしょう。

直感力を高めるには

直感はもともと私たち全員が持っている力ですが、忙しい毎日の中で気づきにくくなることがあります。

ですが、ちょっとした工夫や意識の向け方を変えることで、直感力は磨くことが可能です。

ここでは、直感力を高めるために、日常で取り組みやすい方法をいくつかご紹介します。

静かな時間を持つ

まず大事なのは、心を静かにする時間をつくること。

スマホや情報にあふれた日常では、心が忙しくて直感に気づきにくくなりがちです。
朝から晩まで予定が詰まっていて、まったく静かに過ごす時間がない人もいるかもしれません。

でも、朝起きたときや寝る前にほんの5分でもいいので、一人で「静かに」過ごす時間をとってみてください。

数行程度の簡単な日記をつけるのでもいいですし、ベッドに入ってから深呼吸をし、自分の内側に意識を向けるだけでも自分の感覚に気づきやすくなります。

体の感覚を意識する

直感は、頭だけではなく、体にも現れることがあります。

何かを考えるとき、胸がワクワクして高揚したり、逆に胃のあたりが重たく感じたりした経験はありませんか?
それは、まさに気持ちが体に現れている状態かもしれません。

人は嫌なこと、憂鬱な気持ちになっているときには、どうしても体が思うように動かなくなったり、不調が表れたりしがちです。
逆に、体がポジティブに反応する選択は、自分に合っている可能性が高いです。

それは「しっくりくる感覚」と言い換えることもできます。
体はとても正直なので、なんとなくウキウキしたり、無理しなくても身軽に動けるような感覚があったら、ぜひ大事にしてみてください。

自分の価値観について考える

直感は、私たちの価値観や経験から生まれるものです。だからこそ、自分が大切にしていることを改めて考える時間を持つことも効果的。

「何をしているときが一番楽しい?」「どんな瞬間に幸せを感じる?」など、シンプルな問いを自分に投げかけてみましょう。

自分の価値観を理解すると、直感のサインがどんどん明確になっていきます。
逆に、自分がどういう人間なのかがあまり理解できていないと、なかなか直感を信じきれなかったり、迷ってしまったりするかもしれません。

そういう意味でも、静かに自分の内面と向き合って内省する習慣をつけることは大事です。

小さな選択から試してみる

直感を活かす練習をしたいときは、まずは日常の小さな選択から始めてみてください。

たとえば、ランチに何を食べるか、どの道を歩くか、次の休みに何をするか、など。

あまり理屈で難しく考えず、「今日は気分的にこれがいい!」と感じたものを選んでみることがポイントです。

とはいえ、いきなり大きな選択をするのは難しいとので、「別にうまくいかなくてもいいや」と思えるくらいの、小さなことから直感を意識してみてください。

そのような日々の選択を大事にすることで、直感が冴えやすくなります。

理屈ではない、「しっくりくる感覚」に正直になろう

私たちの日常生活、特に仕事の場では、心よりも頭、理屈で考えることを求められがちです。
自分の気持ちはさておき、組織のルールや社会の基準を重視しなくてはならないことも多いですよね。

それは社会の中で上手に生きるために、ある程度、仕方のないことともいえるでしょう。

でも、そのまま自分の心をないがしろにしていると、「自分は何のために生きているのか?」「本当は何をしたいのか?」といったことが、どうしても見えづらくなってしまいます。

たった一度の人生、やはり私は、誰もが自分が幸せになるために生きてほしいと思います。

毎日忙しく過ごしている人も、どうか日常の中で「自分の直感」を大事にする機会をつくり、大切にしていただければ幸いです。


このサイトのコラムでは、心理学などの知識も交えながら、自分らしく生きるために大事な考え方や、フリーランスとしてのリアルな生き方、心を軽くするヒントなど、いろいろな情報をお届けします。

ぜひまたチェックしてみてくださいね。

また、私自身は日頃、個人で生きる力を高めたい方、自分を見つめ直したい方、人生に迷いや不安を持つ方に向けたカウンセリングセッション(相談の場)によるサポートをご提供しています。

仕事・働き方を含めた将来の不安や迷い、ちょっとした日々の悩みなど、どんなお話でも、あたたかな雰囲気の中で丁寧に伺います。
初めての方には体験セッションも行っておりますので、「不安を吐き出したい」「気持ちの整理がしたい」などの方は、お気軽にお問い合わせください

目次