こんにちは。フリーランス・個人事業主の心のケアと、自由な働き方をサポートしているカウンセラー、やまももです。
「独立して、やっと自由になれたはずなのに…なんだかモヤモヤする」
「あまり毎日を幸せだと感じられない…」
そんな気持ちを抱くことはありませんか?
フリーランスになれば、働く時間も場所も自由。
満員電車に揺られることもなくなり、「ストレスから解放されて、もっと心が軽くなるはず」と思っていた方も多いのではないでしょうか。
でも、いざその働き方を始めてみると、「思っていたのと違うかも?」と感じることもあるかもしれません。
実は、そんなふうに感じている方は決して少なくありません。
これは、努力や能力が足りないからではなく、フリーランスという働き方に特有の「心の負担」や「見えにくいストレス」が関係していることもあるのです。
この記事では、そうしたモヤモヤがどこから来るのか、そしてどうすれば少しずつ心が整っていくのか、やさしくひもといていきます。
- フリーランスになったのに、思っていたほど自由や充実感を感じられない人
- 好きな仕事をしても「なんだか満たされない…」と感じる人
- 「このままでいいのかな?」と、フリーランスとしての働き方にモヤモヤしている人
気持ちのモヤモヤ、違和感をどう解消すればいいか、一緒に見ていきましょう。
「自由になったのに、なんだかスッキリしない」のはなぜ?
フリーランスになったら、もっと楽しく、もっと充実した毎日が待っていると思っていたのに…。
いざ独立してみると、思ったように気持ちが晴れなかったり、なぜかモヤモヤしたりすること、ありませんか?
実は、この感覚を味わっているフリーランスは少なくありません。
たとえば、こんなふうに感じたことはないでしょうか?
- 「会社を辞めたのに、なぜかストレスが減らない…」
→ 時間や場所の自由は増えたのに、仕事のプレッシャーはむしろ増えている。 - 「自由なはずなのに、心が休まらない…」
→ 休んでいると「この時間、仕事をしたほうがいいのでは?」とソワソワしてしまう。 - 「何のために頑張っているのかわからなくなる…」
→ 会社員時代は上司や組織の目標があったけれど、今はすべて自分で決めなければならない。
フリーランスは、あくまでも「働き方のひとつ」であって、それ自体が幸せを保証してくれるわけではありません。
だからこそ、もしモヤモヤを感じているのなら、その気持ちにしっかりと向き合ってみることが大切。
「どうすれば、自分にとって心地よく働けるのか?」を考えながら、少しずつ「自分らしい幸せな働き方」をつくっていきましょう。
そのモヤモヤ、どこから来ているんだろう?
「なんだかスッキリしないな…」
「思っていた働き方と、ちょっと違うかも…」
そんな気持ちがふと湧いてきたとき、そのモヤモヤには、ちゃんとした理由があるのかもしれません。
フリーランスは自由度が高い働き方ですが、同時に「すべてを自分で決める」という重さも抱えています。
そのプレッシャーが、知らず知らずのうちに心の疲れにつながってしまうこともあるのです。
ここでは、そんなフリーランスならではの「モヤモヤの正体」について、よくある3つのパターンをご紹介します。
収入の不安がつきまとう
「会社員のころは毎月お給料が振り込まれていたのに、今はゼロの月があるかもしれない…」
「今は仕事があるけど、数か月後も同じとは限らない…」
フリーランスになった人なら、一度はこんな不安を感じたことがあるのではないでしょうか。
(私自身も、これまで何度も味わってきました。むしろ、その不安感と付き合いながら過ごしている、と言うほうが正確かもしれません。)
フリーランスは、仕事がなければ収入がゼロになってしまう働き方。
どれだけ頑張っていても、「仕事を切られたら?」「体調を崩したら?」と考え始めると、不安の種はいくらでも出てきますよね。
そんなプレッシャーが思っていた以上に大きくのしかかって、気持ちが落ち着かなくなることがあります。
目的が見えなくなってしまう
会社員であれば、会社の方針や上司の指示があり、進む方向がある程度決まっていますよね。
与えられた役割の中でキャリアを築いていくため、あらゆることを100%自分で決める必要はないでしょう。
でも、フリーランスは 「どこに向かうのか?」をなんでも自分で決めなくてはいけません。
目標がないと、人は迷いやすくなります。
人は、日々の仕事に追われているうちに、「何のために頑張っているんだろう?」「これでいいのかな?」と不安になってしまいがち。
だからこそ、フリーランスとして働く人は、定期的に 「自分が本当に目指したいものは何か?」を見つめ直す時間を持つことが大切です。
「成果を出さなきゃ」と焦る
フリーランスになると、SNSやメディアで 「成功しているフリーランス」をたくさん目にするようになります。
「この人、すごく稼いでる!」
「私より経験が浅いのに活躍してる!」
そんなふうに比べてしまい、「もっと頑張らなきゃ!」「成果を出さなきゃ意味がない!」と焦る気持ちが生まれることも…。
特に、まじめで上昇志向のある人ほど、「今のままじゃ足りない」「もっともっと成長しなきゃ」と、自分にプレッシャーをかけてしまいがちです。
スキルアップを目指すことは素晴らしいことですが、知らないうちに 「頑張らなきゃ」が義務になり、心が休まらなくなっていないでしょうか?
「成果を出さなきゃ」ではなく、「どうすれば心地よく働けるか」を大切にしていけたらいいですよね。
「幸せなフリーランス」って、どんな生き方?大事にしたい3つの視点
モヤモヤの正体が少し見えてきたら、次に考えたいのは「じゃあ、自分にとっての幸せな働き方って何?」ということ。
フリーランスは、自由だからこそ迷いやすいもの。
だからこそ、大切なのは「何を大事にするか?」を自分で決めていくことです。
ここでは、ヒントになりそうな3つの視点をお伝えします。
ポイント①お金だけじゃない「働き方の満足度」
生きていくために、お金はもちろん大事です。
でも、お金のこと「だけ」を考えて仕事を選ぶと、「本当にこれがやりたかったこと?」と疑問を感じることもあります。
一方で、「好きな仕事をしているけれど、思うように収入が得られず苦しい」という状況もありえます。
フリーランスで大切なのは、「好きな仕事ができているか?」そして「収入とのバランスは取れているか?」という2つの視点です。
たとえば、こんな人もいます。
- 「最低限の生活費+αがあればいい。それよりも、好きな仕事をしながら家族との時間を大切にしたい」
- 「収入はそこそこでOK。その代わり、時間の自由とストレスのない人間関係を優先したい」
フリーランスだからといって、誰もが高収入を目指すわけではありません。
大切なのは、自分にとって「満足のいく働き方」を考えることです。
ポイント②「やりがい」と「自由のバランス」
フリーランスになったからには、「好きなことを仕事にして自由に生きたい!」と思いますよね。
でも、 好きなこと“だけ”で食べていくのは簡単ではないのが現実です。
たとえば、以下のようなことも考える必要があります。
- 仕事として成り立たせるためには、 収益化の工夫やマーケティングが必要
- 収入のために、理想とは少し違う仕事を引き受けることも
「好きな仕事だから」といって、何も考えずに突き進むと、経済的に苦しくなってしまうことも…。
大事なのは、「好きな仕事」×「現実的な収入」のバランスを見つけること。
そのためには、いきなり理想100%を目指すのではなく、まずは 少しずつ理想に近づけていくことがポイントです。
ポイント③「幸せの基準」は人それぞれ
SNSを見ていると、すごい実績を出しているフリーランスがたくさんいますよね。
つい比べてしまうこともあるけれど、「他人の幸せ」と「自分の幸せ」は違うということをどうか忘れないでいただけたらと思います。
たとえば、「月収100万円」よりも、 「ストレスなく好きな仕事ができること」が大事な人もいます。
「1日中仕事してたくさん稼ぐ」よりも、 「収入はほどほどでOK。週3日だけ働いて、趣味や家族との時間を大切にする」ほうが幸せな人もいます。
あなた自身の心に、いつでも「私にとっての幸せな働き方は?」と問いかけてほしいです。
モヤモヤを整理して、あなただけの幸せな生き方を見つけてほしい
「こうあるべき」と思い込んでしまうと、本来は自由であるはずのフリーランスの働き方も、どこか不自由に感じてしまうことがあります。
もちろん、収入や実績も大事なもの。
でも、本当に大切なのは 「成果」だけではなく、あなた自身が心から満たされることではないでしょうか?
きっと、あなたがフリーランスという働き方を選んだのは、
「自由なスタイルで、もっと自分らしく幸せに生きていきたい」
そんな思いがあったからだと思うのです。
だからこそ、誰かの成功や世間の価値観に振り回されるのではなく、 あなたにとって「ちょうどいい」バランスを見つけてほしいと思います。
とはいえ、
「本当はどうしたいのか、よくわからない…」
「なんとなくモヤモヤするけれど、整理できない…」
そんなふうに感じることも、きっとあるはず。
そんなときは、一人で抱え込まずに、気軽に話してみませんか?
私は、約15年のフリーランス経験を活かしながら、
カウンセラーとして安心できる環境で、一人ひとりの気持ちにていねいに寄り添うことを大切にしています。
今の気持ちを少しずつ言葉にしていくことで、心の中が整理されて、あなたにとって本当に心地よい働き方や生き方が、きっと見えてきます。
一緒に、「あなたらしい幸せのかたち」を見つけていきましょう。
\自分の気持ち、ちゃんと大切にできていますか? /