カウンセリングって意味ない? 効果がなかったと感じた人に伝えたい3つのこと

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カウンセリングを受けてみたけれど、「なんだか意味なかったかも…」と思ったことはありませんか?

期待していたほどスッキリしなかったり、思っていたのと違ってがっかりしてしまったり…。

実はそう感じるのには、いくつかの理由があるのかもしれません。

カウンセリングの効果は、すぐに目に見えるものではないこともありますし、そもそも「効果って何だろう?」と考え出すと、ますますわからなくなることもあります。

この記事では、カウンセリングを受けたものの「効果がなかった気がする」と感じた方や、「そもそもカウンセリングってどういうもの?」と気になっている方に向けて、「意味がない」と感じやすい背景や視点を3つに分けてご紹介します。

この記事は、こんな人におすすめです
  • カウンセリングを受けたけれど、思っていたような効果を感じられなかった
  • 「自分にはカウンセリングは合わなかったのかも…」と感じている
  • カウンセリングに少し興味はあるけれど、受ける意味があるのか不安

読み終えたとき、ほんの少しでも心の中で「なるほど」と思える部分があればうれしいです。

目次

効果がなかったと感じる理由と、そこに込められた3つの視点

カウンセリングを受けたあとに「意味がなかった」と感じる背景には、いくつかの理由があります。

でもその奥には、見方を少し変えるだけで気づける“大事な視点”が隠れていることも。

ここでは、そんな気づきのヒントを3つに分けてお伝えします。

1.カウンセリングは“答え”をくれる場所ではない

「悩みをどうにかしてほしい」「解決策をズバッと教えてほしい」
そんなふうに思ってカウンセリングを受けた人は、決して少なくありません。

むしろそう思うのは、とても自然なことです。
だって、苦しくて困っていて、どうにかしたいから相談しているんですもんね。

でも実際のカウンセリングは、カウンセラーが“答え”をポンと渡してくれる場所ではありません。
それよりも、「自分はどうしたいのか」「どんなふうに感じているのか」といった問いを、少しずつ一緒に探っていく。
そんなプロセスを大切にします。

だからこそ、最初は「えっ?何も教えてくれないの?」と戸惑うこともあるかもしれません。
けれど、あなた自身が自分の中にある答えに近づいていけるよう、伴走するのが、カウンセリングの役割です。

そのズレに、ちょっとがっかりしたり、「あれ、こんなはずじゃ…」と思ったとしたら、それだけあなたが、ちゃんと変わろうとしていた証かもしれません。

「答えをくれると思ってた」その気持ちも、あなたが本気で向き合おうとした証し。
そのままの気持ちに、まずは自分で「そうだったんだな」と寄り添ってあげてほしいなと思います。

ただ、人は自分で見つけた答えでないと、なかなか納得感をもって進むことができません。

少し効率が悪く感じられるかもしれませんが、じっくりと心と向き合う時間の中で、自分自身が少しずつ変わっていく。

そんな実感を得ることができるはずです。

2.「相性が合わない」も、大事にしていい

カウンセリングって、やっぱり「人と人とのやりとり」です。

話し方や声のトーン、雰囲気、間の取り方。
そういうちょっとした“合う・合わない”って、実はすごく大きなものなんですよね

「なんか話しにくかったな」「この人とは、ちょっと距離がある気がする」
そう感じたとしても、それはあなたに問題があるわけじゃありません。

人は、誰にでも自然に心を開けるわけではないですし、「合わないな」と感じるのは、むしろ自分の感覚がちゃんと働いている証拠です。

もちろんカウンセラーは、いろいろな相談者さんに質の高いカウンセリングができるように訓練を積みます。

ただ、どんなに経験豊富で能力のあるカウンセラーでも、全員とピッタリ気が合う…なんてことは、正直ありません。

お互いの信頼関係がないまま無理に話そうとしても、うまくいかなくて当たり前。

「なんかしっくりこなかったな」と思ったら…。
無理してカウンセリングを受け続けず、もっと相性のいい人を探すこともよいと思います。

カウンセリングも、人との出会いのひとつ。
相性も含めて、ゆっくり探っていけるものだと思えたら、ちょっとだけ気持ちが楽になるかもしれません。

3.効果はあとからじわじわやってくることもある

カウンセリングは、受けたその場で何かが劇的に変わるというよりも、あとから少しずつ効いてくることが多いです。

そのときは「よくわからなかったな」と感じていても、数日後、あるいはもっと時間が経ってから、ふとした瞬間に「あのとき話したこと、今につながってるかも」と気づくことがあるんです。

私はよく、カウンセリングって「気づきの種まき」みたいなものだなと思っています。
話すこと自体に意味があるというよりも、その時間の中で生まれた感情や言葉が、自分の中に静かに残ってじわじわ広がっていく…そんなイメージです。

もちろん、すぐに変化を感じたいと思うのは自然なこと。
「効果があったのかどうかわからない」と感じるのも無理はありません。

でも、カウンセリングの効果は人によって現れ方もタイミングもさまざま。

今はまだ見えていなくても、大きな変化につながっていないように感じても、お話の中でほんの小さな気づきが得られたとしたら、あなたの中で何かが少しずつ動き出しているかもしれません。

カウンセリングを「意味あるもの」にするために、できること

カウンセリングが「意味がなかった」と感じたときでも、ちょっとした意識の向け方で、その時間が自分にとって価値のあるものになることもあります。

ここでは、気軽にできるヒントをいくつかご紹介します。

「こうでなきゃ」と決めすぎないこと
→ 必ずしもすぐに変化が現れなくても大丈夫。焦らなくてOKです。

感じたことをそのまま話してみること
→ 違和感やモヤモヤも、言葉にすることで整理が進むことがあります。

合わないと思ったら、違うカウンセラーを探してみること
→ 相性はとても大事。遠慮せず、自分に合う人を探してOK。

そして、もし「今はカウンセリングを受けなくてもいいかも」と感じているなら、その気持ちもどうか大切にしてあげてください。

そう思う自分を責める必要はまったくありません。
心の準備ができたときに、またいつでも立ち止まって考えてみれば大丈夫です。

自分に合うカウンセリングを、ゆっくり探していこう

カウンセリングを受けて「なんだか意味がなかったな…」と感じることは、決して珍しいことではありません。
そう感じるのには、たいていちゃんと理由があります。

カウンセリングは、人と人との関わりの中で行われるもの。
どれだけカウンセラーが資格やスキルを身につけ、経験を積んでいたとしても、相談者さんが「なんだか合わない…」と感じることはあり得ます。

もしカウンセリングを受けて、違和感やモヤモヤを感じたら…
そのまま素直にカウンセラーに伝えてみるのも、ひとつの方法です。
「こう思ってしまったんです」と打ち明けること自体が、心の整理につながることもあります。

それでも「やっぱり難しいな」と感じたら、思い切って別のカウンセラーを探してみるのも、まったく悪いことではありません。
自分に合う人を見つけることも、心のケアにはとても大切なこと。

ただ、一度「合わない」と感じた経験がある方ほど、「やっぱり不安だな」「自分に合うかどうか心配だな」と思ってしまうこともありますよね。

私は、そんな方のために、通常よりも気軽な価格で受けていただける「体験カウンセリング」をご用意しています。
まずは実際に話してみることで、相性や雰囲気を感じてもらえたらうれしいです。

「自分のペースで話せそうかどうか、軽く確かめたい」そんな気持ちでも、もちろん大丈夫。
必要だと感じたときに、いつでも気軽に頼っていただけたらと思います。

\ どんな話題でも大丈夫。まずは気軽にお話しましょう

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