こんにちは。「自分を知り、自分らしく生きる」お手伝いをするカウンセラー、やまももです。
「幸せ」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか？
幸せのかたちは人それぞれ。
誰かと比べるのではなく、「これが私の幸せ！」と感じられることが大切です。
でも、私たちはつい人と比べたり、世の中の価値観に振り回されたりしがち。気づけば、自分の本当の幸せが見えなくなってしまうこともあります。
この「自分らしい幸せのつくり方」シリーズでは、自分だけの幸せを見つけるヒントをお届けします。
今回のテーマは、「自分で決めること」を増やす。
小さな選択を自分で決める習慣をつけるだけでも、人生は大きく変わります。
- なんとなく毎日が満たされない
- 人に合わせすぎて疲れてしまう
- 自分の選択にもっと自信を持ちたい
そんな方に、ぜひ読んでいただきたい内容です！
その選択、あなたのものですか？
私たちの人生は、本来、自分だけのもの。
けれど、気づかないうちに誰かの期待や社会の「当たり前」に流され、自分の気持ちとは違う選択をしてしまうことがあります。
「こうするべき」「こうあるべき」
そんな見えない声が、心の中にふと浮かんでくる。
そして、それに従っているうちに、自分が本当に望んでいることがわからなくなることも少なくありません。
では、なぜ私たちは、他人の価値観や社会の常識に縛られてしまうのでしょうか？
自分の気持ちを見失ってしまうのはなぜ？
本当は、誰もが「自分だけの価値観」と「大切なもの」を持っているもの。
それなのに、私たちはつい誰かの目を気にして、「自分で決める」より「周りに合わせる」ことを優先してしまうことが多いのですよね。
それはなぜか…？その背景には、幼少期の経験が影響していることもあります。
たとえば、こんな環境で育った人は多いのではないでしょうか？
- 親や先生から「こうすべき」と期待され、それに応えることが当たり前だった
- 「こうじゃなきゃダメ」と厳しく言われ、自分の意見を言う機会が少なかった
- 学校では「個性」より「協調性」を求められることが多かった
さらに、日本には「出る杭は打たれる」という価値観が根強くあります。
「目立つと叩かれる」「周りと違うと浮いてしまう」
そんな思いがあると、自分らしさを表現することが怖くなるのも無理はないでしょう。
「多様化」「個の時代」と言われる今でも、同調圧力のようなものは、まだ私たちの心に影響を与えているのかもしれませんね。
他人の基準に縛られると、息苦しさが増していく
「協調性」は、日本人の強みのひとつとも言われます。
でも、他人の価値観や基準にばかり合わせていると、どれだけ頑張っても心が満たされないことがあります。
なんとなく無難に日々を過ごしているけれど、
「このままでいいのかな？」
「私が本当にやりたいことって何だろう？」
そんなモヤモヤを抱えているとしたら、それは自分の本音を無視しているサインかもしれません。
たとえば、こんな人を想像してみてください。
✔ 一流企業に就職し、順調に昇進。世間的には「成功者」と言われるけれど…
→ 本人はその仕事に興味が持てず、毎日が苦しい。
✔ 「理想的」と言われる結婚生活を手に入れたけれど…
→ 自分の価値観に合っておらず、幸せを感じられない。
どんなに周りから「すごいね！」「うらやましい！」と言われても、自分が心から満たされていなければ、本当の幸せとは言えないのです。
だからこそ、私たちは「周りの基準」ではなく、「自分の気持ち」を大切にすることが必要なのではないでしょうか？
自分で決める力が幸せをつくる
では、どうすれば本当の自分の気持ちや価値観を大事にし、幸せを実感して生きられるようになっていくのでしょうか。
その大事なポイントのひとつが、「自分で決めること」です。どういうことか、ここから詳しくお話します。
フリーランス生活で感じた「決める力」の大切さ
私は2012年からフリーランスとして活動しています。
「自由そうでいいな！」と思う人もいれば、「責任が重そう…」と感じる人もいるかもしれません。
どっちもその通り。でも私は、「この働き方を選んでよかったな」と思っています。
理由はいろいろありますが、一番大きいのは 「自分で決められることが増えた」こと。
- どんな仕事をするか
- 誰と働くか
- どんな時間の使い方をするか
- どこで暮らすか
たとえば私は、数年前に都会を離れて、自然の多い場所に移りました。
「落ち着く環境で暮らしたいな」と思ったからです。
そして、基本的に自分の心がワクワクしない仕事、自分の価値観に大きく外れる仕事は取り組まないようにしています。
もちろん、全部が思い通りにいくわけじゃないし、調整が必要なこともあります。
でも、「自分で決める余地」は、会社員のときより確実に増えました。
日々の小さなことから、人生の大きな選択まで。
「自分で決める」ことが増えると、自分の人生を生きている実感が強くなる気がします。
「やらされ感」から解放されると、心が自由になる
「自由って大変じゃない？」
よく聞かれるのですが、たしかに自由には責任や迷いがついてきます。
何をどうするか、あれこれと自分で決める分、不安を感じることもあります。
でも私は、自分で決めることが増えたことで、むしろ生きやすくなったと感じています。
なぜかというと、「これをやる」と決めるのも、「こうしよう」と選ぶのも自分だから。
たとえうまくいかなくても、人や環境のせいにしにくく、納得しやすいんです。
逆に、誰かに言われたことをやるばかりだと、どこかで「仕方ないな…」と感じたり、思うようにいかないと「言われた通りやったのに…」と不満が出たりすることも。
しかも、自分が本当に納得していないことに、ずっと情熱を注ぐのって難しいですよね。
最初はなんとなく頑張れても、気持ちが追いつかなくなってしまうこともあります。
でも、自分で決めたことなら、「やらされている」感じがなく、自然と前向きに取り組める。
それが、心が軽くなる理由なんじゃないかなと思います。
自分で決めることが幸せにつながる理由
自分の意思で選ぶことが増えると、少しずつ「自分を信じる力」も育っていきます。
「これでいこう！」と決めて進み、うまくいけば自信になるし、たとえ失敗しても「次はどうしよう？」と考える力になります。
そして、選択を重ねるうちに、自分が本当に大切にしたいことがハッキリしてくる。
大事なのは、「思い通りにいくこと」じゃなくて、「自分で選ぶこと」。
その積み重ねが、幸せにつながっていくのだと思います。
これは、特別な人だけの話ではなく、どんな働き方をしていても、どんな人生を歩んでいても同じ。
「自分で決める経験を増やすこと」は、誰にとっても価値のあることなんじゃないかなと思います。
小さな選択から始めてみよう
では、どうやったら生き方を自分で決められるようになるのでしょうか？
「会社員だし、家族もいるし、自由にできることなんて少ない…」
そう思う人もいるかもしれません。
でも、「決めること」は何も大きな決断ばかりではありません。
まずは、日常の中で無理なくできる小さなことから始めてみてほしいです。
明日着る服には、自分の好きな色や小物を取り入れる。
ランチは「いつもと同じ」ではなく「いまの気分」を重視して選ぶ。
休みの日には、前からやりたいと思っていたことをほんのちょっとだけやってみる。
こうした小さな選択が積み重なることで、少しずつ「自分で決める」感覚が育っていきます。
真面目に生きてきた人ほど、最初は「自分で決める」ことに戸惑いを感じるかもしれません。
でも、選択は「慣れ」です。小さな決断を重ねることで、自然と自分の価値観がはっきりしていきます。
そして、そうした経験を通して「本当はどう生きたいのか？」という答えも、少しずつ見えてくるはずです。
まずは「自分の本当の気持ち」を感じてみよう
私たちは日々、環境や周りの人に適応しながら生きています。
ときには、自分の本当の気持ちを後回しにしてしまうこともあるかもしれません。
でも、あなたの人生を動かすのはあなた自身。
「本当はどうしたいんだろう？」と自分に問いかける時間を持つことで、少しずつ自分らしい生き方が見えてきます。
このサイトでは、心理学の視点も交えながら、自己理解を深め、自分らしく生きるヒントをお届けしています。
また、HSPや生きづらさを感じる方の心が軽くなるような情報も発信しているので、ふとしたときに読んでもらえたらうれしいです。
さらに、私はカウンセラーとして、「もっと自分を理解したい」「自分らしく生きたい」という方のサポートをしています。
「自分を知ること」は、自分らしく生きる第一歩。
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