こんにちは。フリーランス・個人事業主の心のケアと自由な働き方をサポートするカウンセラー、やまももです。
私は会社員を経てフリーランスとして独立し、気づけば15年近くが経ちました。
「フリーランスです」と話すと、「自由でいいですね!」とか「大変そう…」といった声をよくいただきます。
たしかに、会社員とは違い、自分で働き方を選べるのはフリーランスの大きな魅力。
でも、その「自由」の裏側には、責任の重さや将来への不安、そしてときに孤独と向き合う日々もあります。
「フリーランスって、本当に自由なの?」
「その自由と引き換えに、どんな大変さがあるの?」
そんな疑問を持っている方に向けて、この記事では、フリーランスならではの“自由”とその裏にあるリアルな一面を、私自身の経験も交えながらお伝えしていきます。
また、孤独や不安とどう向き合えばいいのか、自分らしく働き続けるためのヒントもご紹介します。
- フリーランスに興味があるけれど、実際のところどうなのか知りたい
- すでにフリーランスだけど、不安や孤独を感じることがある
- 自分らしい働き方を模索している
最後までお楽しみいただけたら幸いです。
フリーランスって本当に自由?
「自由」と聞いて、皆さんはどんなことを思い浮かべますか?
きっと、多くの人が、しがらみから解放されて、なんでも自分の思い通りにできそうな、そんなポジティブなイメージを抱くのではないでしょうか。
実際、「自由」という言葉を辞書で引くと、「自分の意のままに振る舞うことができること」とあります。
たしかに、フリーランスは働く時間も場所も、どんな仕事をするかも、すべて自分で決められるのが大きな特徴です。
「今日は昼まで寝て、午後から仕事をしよう」
「この1週間は思い切ってお休みにしよう」
そんなふうに、自分の裁量で働き方を選べるのは、フリーランスならではの大きな魅力といえるでしょう。
でも一方で、この「自由」には、「すべてを自分で決める責任」や「自己管理が欠かせない」という側面もあります。
フリーランスの生活には不安や迷いもつきまとう
フリーランスになると、時間や仕事を自分で決められる「自由」がある。
でも、本当の自由とは、それだけではないんですよね。
実際、「自分らしく生きたい!」と思ってフリーランスになったのに、思ったより不安や迷いが多い…。
すでにフリーランスの人は、そう感じる瞬間も少なからずあるのではないでしょうか。
私自身、フリーランスとしての道を歩む中で、
「自由」とは単に好き勝手に振る舞うことではなく「自分の人生に責任を持つこと」なのだと気づきました。
ここからは、実際にフリーランスがどんな思いを抱えながら過ごすのか、そして、その中で向き合うべきものとは?ということに触れてみたいと思います。
フリーランスは孤独や不安とも隣り合わせ
自由と思われがちなフリーランスの生活は、決して楽しいことばかりではありません。
- 「このままで大丈夫?」「もっと努力しなきゃ」といった漠然とした不安
- 気軽に相談できる上司や同僚がいないことで感じる孤独
- 仕事が途切れたときの焦りや、「次はどうやって仕事を取ればいいんだろう…」というプレッシャー
こうした気持ちは、どんなに経験を積んでも、ゼロにはならないものです。
私自身、フリーランス歴が長くなった今でも、「これでいいのかな?」と立ち止まることがあります。
ただ、大事なのは、不安や孤独を「なくそう」とするのではなく、「それらとうまく付き合っていく」こと。
不安を感じるのは、それだけ真剣に仕事や人生と向き合っている証拠でもあります。
不安や孤独を抱えながらも、「私はどうしたいのか?」を問い続け、自分で選び取ること。
それこそが、本当の自由につながる大切なプロセスなのだと思います。
自由とは、「自分の生き方を自分で決める」こと
もう少し自由について考えるために、ここからは「自由」という言葉のもととなったといわれる仏教の考え方を紹介します。
もともと「自由」の「由」という字は、「よる」「もとづく」という意味。
つまり「自らに由る」とは、「自分をよりどころにする」、さらに言い換えると「自分の生き方を自分で決めること」を指します。
つまり、本当の自由とは、誰かのせいにするのではなく、自分で選び、その結果を引き受ける覚悟を持つこと。
「あの人がこう言ったから…」「環境が悪いから…」ではなく、
「私はこうしたい」「だからこうする」という主体性を持つことが、本当の自由への第一歩。
そういうことなのだろうと考えています。
本当の「自分らしい生き方」を目指すために大事なこと
フリーランスが本当の意味で自由に働くためには、心も体も整っていることがとても大切です。
自己らしい生き方を目指すために、日々どんなことを大事にしていけばいいのか、一緒に考えていきましょう。
どんなフリーランスを目指すのか、理想の姿を思い描く
ひとことでフリーランスと言っても、その働き方やライフスタイルはさまざまです。
たとえば、
- クライアントワークを中心にスキルを活かすのか?
- 自分でサービスや商品を生み出し、事業を育てていくのか?
- 仕事とプライベートのバランスをどう整えるのか?
こうした点を曖昧なままにしてしまうと、せっかくフリーランス・個人事業主になっても、「なんだか思っていたのと違う」と感じてしまいがちです。
大切なのは、「フリーランスになること」がゴールではなく、
「どんな働き方や生き方をしていきたいのか」 をじっくり考えてみること。
そして、自分が本当に大切にしたい価値観を軸に、納得のいく選択を積み重ねていく。
こういった過ごし方を続けることが、フリーランスとしての充実感につながっていくはずです。
体が元気じゃないと、自由に働けない
フリーランスは、自分の頑張りが直接成果に結びつきやすい働き方。
そのため、つい無理を重ねてしまうこともあります。
「あともう少し頑張れるかも」
「忙しいけれど、せっかくの仕事だから引き受けよう」
そうした積み重ねが、知らず知らずのうちに負担となり、ある日突然、エネルギー切れを起こしてしまうことも…。
本当の意味で自由に働き続けるためには、体調管理も仕事の一部と考え、意識的に整えていくことが大切です。
たとえば、こまめに休息をとったり、生活リズムを整えてバランスの取れた食事を意識したり。
これらは当たり前のことのようですが、忙しくなるとつい後回しにしてしまいがちです。
「自由に働くために、健康を守る」ことを、ぜひ大切にしてもらいたいなと思います。
整った心が、仕事の質を高める
体と同じように、心のケアも意識しておきたいポイントです。
フリーランスは、すべての判断を自分で行うからこそ、
- 「このまま進んでいっていいのかな?」と不安になる
- 仕事とプライベートの境界が曖昧になり、気持ちが落ち着かない
- 人間関係が希薄になりやすく、孤独を感じる
このような悩みを抱えやすい働き方でもあります。
心の余裕がなくなると、視野が狭くなったり、物事をネガティブに捉えてしまったりすることも…。
そうならないために、日頃から意識的に気持ちを整える時間をつくってもらえたらと思います。
日常の慌ただしさから解放され、一人の時間を大切にする。
それと同時に、自分の気持ちをじっくりと整理し、信頼できると人と気持ちを分かち合う(共有する)ことも、心の健康を守るためにはとても効果的です。
私自身が日ごろ意識しているのは、積極的に自分の気持ちや価値観を振り返る時間をとること。
また、カウンセラーという仕事をしていることもあり、定期的にカウンセリングを受けて、心の整理をする時間を持つようにもしています。
ちょっとしたモヤモヤを言葉にすると気持ちが軽くなり、
ぼんやり考えていたことを行動に移しやすくなったり、新しい視点・気づきが生まれたりすることが多いです。
迷ったらひとりで抱え込まないことも大事です
フリーランスという働き方は、自由があるからこそ、常に「自分で考え、選び、行動する姿勢」が求められます。
「どんなふうに働きたいのか?」
「どんなライフスタイルを大切にしたいのか?」
その答えは人それぞれ違うからこそ、自分の気持ちに丁寧に耳を傾けながら、理想のかたちを探していくことが大切です。
でも、一人で考えていると、悩みが複雑に絡み合ってしまい、「何が正解かわからない」「うまく前に進めない」と感じることもあるかもしれません。
だからこそ、もし「なんだかモヤモヤするな」「誰かに話してみたいな」と思うことがあれば、どうかすべてを一人で抱え込まないでください。
そんな思いから私は、ブログでの発信やカウンセリングを通して、フリーランスとしての働き方や生き方に悩む方のお手伝いをしています。
「自分らしく、自由に生きたい」と願うすべての人が、心穏やかに、自分らしい道を歩んでいけるように。
お困りのときは、どんなことでも、いつでもお気軽にご相談くださいね。
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