【体験談】会社生活の息苦しさを超えて見つけた、自分を大切にする生き方と働き方

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こんにちは。
フリーランス・個人事業主の心のケアと、自由な働き方をサポートするカウンセラー、やまももです。

今日は、「自分らしい働き方がしたい」「もっと自然体で生きたい」
そんなふうに感じている方に向けて、私自身の体験をお話ししたいと思います。

私は子どもの頃から、まわりの空気に敏感で繊細なタイプ。
いわゆる「HSP気質」で、人との関わりや環境に息苦しさを感じやすいところがありました。

学生時代は周囲に合わせようと無理をし、会社員になってからも、“理想の自分”を演じながら日々を過ごしていました。
おかしいと思うことも飲み込み、長時間働き続けて、やがて心も体も限界に…。

「このままの生活が、ずっと続くのかな…」
そんな不安に押しつぶされるような感覚のなか、体調を崩し、退職。

その後、転職や試行錯誤を重ねながら、自分にとって本当に無理のない働き方を模索し、フリーランスとして独立してから、気づけば10年以上が経ちました。

少しずつ、少しずつ。
自分の感覚に耳を澄ませながら、無理なく、自然体で生きられるようになったと感じています。

もしあなたが今、
「この働き方でいいのかな…」
「自分に合った生き方って、どこにあるんだろう」と迷っているのなら、
“自分の気持ちや感覚を大切にすること”が、息苦しさから抜け出す第一歩になるかもしれません。

この記事はこんな方におすすめです
  • もっと自分らしく働きたいと思っている
  • 敏感さや繊細さから、生きづらさを感じている
  • フリーランスの働き方に興味がある

そんな方に、少しでもヒントや希望を届けられたらうれしいです。

目次

会社員時代、私が苦しかったこと

私は大学卒業後、2つの会社で働いたのち、フリーランスになりました。
ここでは、会社員時代にどんな経験をし、どんなことに苦しんでいたのかを、少しお話しさせてください。

新卒で入った会社で体と心のバランスが崩れていった

最初に就職したのは、設立60年ほどの歴史ある上場企業。
社風はきっちりとしていて、上下関係やルールを何より大切にする、いわゆる“堅め”の職場でした。

「会社ってこういうものなんだろうな」と当時は思い込んでいたけれど、その空気感は、私にはどうしても馴染めないものでした。

というのも、私はもともとHSP気質で、まわりの人の感情や場の空気を敏感にキャッチしてしまうタイプ。
オフィスのフロアに何十人もの人がいるだけでも、気を張って、ぐったりと疲れてしまうような毎日でした。

さらに、生真面目な性格もあって、「ちゃんとしなきゃ」「期待に応えなきゃ」と頑張りすぎてしまうところも…。
上司の指示や慣習に従うことを最優先にして、自分の気持ちを後回しにしていたのだと思います。

何がつらいのか、うまく言葉にはできなかったのですが、「このままじゃ無理かもしれない」という感覚が、ずっと心の奥にありました。

そして、もうひとつ大きな負担になっていたのが、体力的なしんどさ。

毎朝7時台には出社し、帰宅は深夜0時を過ぎることも…。
心身ともに限界が近づくなかで、頭痛・蕁麻疹・動悸・口唇ヘルペス・扁桃炎…と、次々に不調が現れるように。

最終的には、起き上がることもできず、休職を選ばざるを得なくなりました。
これが、私の社会人生活のはじまりでした。

転職をしても本当の意味での「解決」にはならなかった

幸い、重いうつのような状態になる前に休むことができ、少しずつ体調も回復してきました。
人事からは復職の話もありましたが、正直なところ、もう同じ職場には戻りたくないという気持ちが大きく…。

また働きはじめたら、きっと私はまた自分を抑え込んでしまう。
そう思うと、あの職場に戻る未来は描けませんでした。

休職という時間をもらえたことには感謝しながらも、私は「この場を離れる」決断をしました。

次に選んだのは、従業員30人ほどの小さなコンテンツ制作会社。
大きな組織での経験をふまえて、今度はもう少し風通しのいい場所で働いてみたかったのです。

雇用形態はアルバイトスタートでしたが、当時の私は安定よりも「自分のペースを取り戻したい」という想いが強く、無理のない働き方を優先しました。

編集アシスタントとして、紙・Web問わずいろいろな媒体づくりに携わらせてもらい、このときの経験は、後にフリーランスとして活動するうえで大きな土台となりました。

服装も自由、個性的な人も多く、1社目とはまるで違う空気感。
それなりに居心地もよく、ほっとする時間も増えていきました。

でも…
やっぱり、どこかで「自分をすり減らしながら働いている」感覚がありました。

小さな会社ゆえに、仕事量は多く、余裕のない働き方が続いていたのです。

この先、「どう働いていけばいいんだろう?」
そんな問いが、少しずつ心の中に芽生えていくことになります。

フリーランスとして見つけた新しい働き方と生き方

会社を辞めてフリーランスになったことで、私の暮らしや心にはさまざまな変化が起こりました。
ここでは、その中でもとくに大きく実感した「変化」について、お話ししていきます。

小さくても、行動を続けることが何より大事だった

2社目で働いていた頃、私はこんなふうに感じていました。
「たとえ好きな仕事でも、この働き方をこの先ずっと続けていくのは難しいかもしれない」と。

制作の現場は納期ありきで動くことが多く、どうしても常に急かされるような雰囲気になりがち。
(もちろん会社やチームによっても違うとは思いますが)

加えて、「好きなことだからこそ、多少ハードでも気にしない」というスタンスの人も多く、それも私にはプレッシャーになっていました。

「この業界で、会社を変えても同じことの繰り返しになるのでは…?」
そんな思いが強くなり、私は思い切ってフリーランスになる決断をしました。

幸い、当時関わっていたデザイナーさんやカメラマンさんなど、フリーで活躍する方も多かったので、なんとなくですがフリーランスの働き方はイメージできていました。

とはいえ、人脈も実績もほとんどない状態でのスタート。最初の1~2年は、正直かなり生活が苦しかったです。

でも、「自分にできることを、ちゃんと届けよう」と決めて、これまでの経験をもとに資料をつくり、ライターを募集している企業に地道に営業を続けました。

そうして小さな仕事を一つひとつ丁寧に重ねていくうちに、少しずつ状況が変わっていったんです。

信頼関係を築けたクライアントさんとは長くご一緒できるようになり、別の方をご紹介いただいたり、新しい機会が広がっていったり…。

「とにかく一歩ずつ、動き続けること」
この経験から、それが何より大事なことなんだと実感しました。

「収入が減っても、心がラク」という不思議な感覚

少し話がそれますが、ちょうどフリーになったタイミングで、私は初めてのひとり暮らしも始めていました。

家賃や生活費を払いながら、不安定な収入の中での生活は、なかなか大変。
最初の2年ほどは、執筆の仕事と並行して、洋服屋さんやカフェでアルバイトを掛け持ちしながら過ごしていました。

正直、当時の報酬は、新卒時代の月給の半分にも満たないこともありました。

でも、不思議なことに、会社勤めの頃に感じていたような、息苦しさや心のしんどさは、ほとんどなかったんです。

たしかに、お金の不安はありました。
けれどそれ以上に、「自分で選んで、自分で決めている」という感覚が、私の心をラクにしてくれていました。

きっと私は、「安定」よりも「自分らしさ」を大切にしたかったのだと思います。

そして、この経験を通して、こんな問いが浮かぶようになりました。
「私の人生で、本当に大切なことってなんだろう?」

お金や地位、安心感ももちろん大事だけど、“心の自由”を感じられることは、私にとって想像以上に大きな価値だったんです。

少しずつ、自分の内側にある「ほんとうの願い」に気づいていく感覚。
この頃からようやく、私は自分らしい生き方を歩きはじめたのかもしれません。

フリーランスを10年以上続けて感じること

繊細で敏感、いわゆるHSP気質が強い私にとって、フリーランスという働き方はとても合っていました。

もともと私は、興味の幅は広いけれど、ひとつのことをずっと続けるのはあまり得意ではないタイプ。

そんな自分が、10年以上もこの働き方を続けられているということは、やっぱり、どこか「自分に向いている部分」があったのだと思います。

なかでも、「フリーランスになって本当によかったな」と思うのは、こんなところです。

  • 付き合う人を自分で選べる
  • 仕事の量を自分でコントロールできる
  • スケジュールを自分で決められる

…そう、どれもキーワードは「自分で」なんですよね。

私は、人の気持ちや場の空気を敏感にキャッチしやすいぶん、「自分ではコントロールできないこと」が多くなると、どうしても心が疲れてしまいやすいんです。

また、毎日、何人もの人と関わる環境にいると、気づかないうちに気を張り続けてしまって、どんどん消耗してしまう…。

だからこそ、自分のペースで、自分の感覚に従って働ける今のスタイルは、私にとって本当に心地いいものになっています。

でも、ここでお伝えしておきたいのは、「フリーランスが絶対に誰にとっても正解」というわけではない、ということ。

たとえば、「安定性」を一番に大事にしたい人にとっては、フリーランスの不確実さは、大きなストレスになるかもしれません。

どれだけ順調に見えても、「来月どうなるかはわからない」という不安が、どこかにつきまとうからです。

だからこそ大事なのは、“自分にとって”どんな働き方や生き方が、心地よく感じられるのかを知っていくこと。

そして、たとえば私のように、

  • 大勢の中で過ごすのがしんどい
  • 自分のペースを大事にしたい
  • 誰かに合わせ続けるのがつらい

そんなふうに感じる人にとっては、フリーランスという選択肢が、「もっと楽に生きられる道」になることもあると思っています。

無理をしすぎなくてもいい働き方。
自分を犠牲にしない働き方。
そんなスタイルを、一人ひとりが見つけていけたら素敵ですよね。

生き方はいつからでも変えられる

フリーランスになってから、以前のように心身の不調に悩まされることは、ほとんどなくなりました。

でも、それは私の繊細さや過敏さがなくなったというわけではありません。

生きていれば、公私ともにさまざまな出来事があります。
心がざわついたり、感情が揺れたり、「つらいな」と感じる瞬間も、今でもあります。

ただ、いろいろな経験を重ね、心理学を学び、年齢を重ねてきたことで、少しずつ自分の心との付き合い方がわかるようになってきました。

「頑張りすぎていたな」と気づけるようになったり、「これは自分の問題じゃない」と手放せるようになったり。
そんな小さな積み重ねが、私をずいぶん楽にしてくれたと感じています。

そして今は、かつての私のように、
「もっと自分らしく働きたい」「人の目や期待にしばられず、自然体で生きたい」

…そんな思いを抱える方の力になりたくて、カウンセラーとして活動しています。

もし今、「このままじゃしんどい」「何かを変えたい」と感じている方がいたら、大きなことじゃなくて大丈夫。
まずは「自分の心に意識を向けてみること」から始めてみてほしいのです。

たとえば、

  • 毎日を終えて「今日はどうだったかな?」と少し振り返ってみる
  • 気持ちがざわついたとき、「今、何に反応してるのかな?」と問いかけてみる
  • できるだけ休める時間をつくって、自分をねぎらってみる

そんな“ほんの小さな一歩”でも、変化のきっかけになります。

とはいえ、「ひとりでは難しい」「どう向き合えばいいかわからない」
…そう感じるときは、どうか無理をしないでくださいね。

私の体験カウンセリングでは、あなたの心の声をゆっくりと整理しながら、「これからどんなふうに生きたいか」を一緒に探していきます。

いまの気持ちを言葉にすることから、何かが少しずつ動き出すかもしれません。

あなたが自分らしく、のびのびと生きられるように。
そのための小さな一歩を、ぜひ私と一緒に踏み出してみませんか。

\ 心の整理をし、自分らしさを見つけませんか? /

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