こんにちは。カウンセラーの、やまももです。
「フリーランス」という働き方は、自由であると同時に、すべてを自分で決め、自分で引き受けるという「重さ」も抱えています。
一人で働くからこそ感じやすい孤独、将来への不安、「ちゃんとしなきゃ」というプレッシャー…。
がんばっているはずなのに、心がすり減ってしまう。
そんなときに必要なのは、「もっと努力をすること」よりも「自分を整える力」かもしれません。
この記事では、13年のフリーランス経験とカウンセラーの視点から、私自身が大切にしているセルフマネジメント術をご紹介します。
自分を追い込まずに、自分らしく働き続けるために。
まずは、心の声にやさしく耳を傾けるところから始めてみませんか?
- フリーランスとして頑張っているけれど、最近ちょっと心が疲れている
- 自由な働き方を選んだのに、プレッシャーや不安に押されそうになる
- 長く続けていくために、自分の整え方を見つけたいと思っている
自分らしく、安心して働きつづけるためのヒントを、一緒に見つけていきましょう。
フリーランスは自由。でも、自由には「責任」もついてくる
フリーランスって、時間も場所も人間関係も、すべてが「自由」ですよね。
でもその自由は、すべてを自分で選び、自分で責任を持つということでもあります。
「仕事が思うように取れなかったらどうしよう」
「体調を崩したら、誰にも代わってもらえない」
「このままで大丈夫なのかな…」
そんなふうに、不安や焦りをひとりで抱え込んでしまうことはありませんか?
誰にも相談できずに、気づけば心がちょっと疲れている。
そんなふうに感じたことがあるなら、それはあなたが弱いわけでも、がんばりが足りないわけでもありません。
むしろそれは、ちゃんと責任を持って向き合っているからこそ。
だからこそ、そんなあなた自身を守る「セルフマネジメントの視点」が必要なのです。
がんばる前に、「自分を整える」という選択肢を
不安やプレッシャーを感じたとき、
「もっとがんばらなきゃ」「ちゃんとやらなきゃ」って、つい自分を追い込みがちになりますよね。
でも、そんなときにこそ必要なのは、「がんばる」よりも「整える」ことかもしれません。
たとえば、
- 朝、ほんの5分だけでも深呼吸をして自分の「今」を感じてみる
- スケジュールを詰め込みすぎず、余白を「心のバッファ」として確保する
- 誰かと比べそうになったら、「わたしはわたし」とやさしく声をかけてあげる
こうしたセルフマネジメントの基本は、特別なことではなくて、「自分を見つめる小さな習慣」の積み重ねだったりします。
私自身も、カウンセリングの学びを深める中で、「がんばりすぎてしまう心」には、まず「安心」と「余白」が必要だと気づきました。
自分を整えることは、怠けることでも、立ち止まることでもありません。
それは、あなたがこの先も心地よく働きつづけるための、大切な準備なのです。
今日から取り入れられる、セルフマネジメントの3つのヒント
自分を整えるとはいっても、何か特別なことを始めなきゃいけないわけではありません。
ほんの少し意識を向けるだけで、心がふっと軽くなることもあるんです。
ここでは、フリーランスの人が自分を整えるための3つのヒントをご紹介します。
① 「今の自分」に気づく時間をつくる
忙しい日々のなかで、自分の感情や体の声をスルーしてしまうこと、ありませんか?
意識的に「自分に戻る時間」をとることは、心のメンテナンスになります。
たとえば、
- 朝起きたときや寝る前に、5分だけノートを開いて「今日の気分」を書いてみる
- コーヒーを飲みながら、「いま何に疲れてる?」「何に満たされてる?」と自分に問いかける
- モヤモヤする日は、好きな音楽を聴きながら“ぼーっとする時間”を意識的につくる
この「気づきの時間」は、感情を整えるための第一歩。
無理に前向きにならなくてもいいから、「あ、私いまちょっと疲れてるんだな」って知るだけでも、自分を大切にできている証拠です。
② ゆとりのあるスケジュールを組む
「この仕事が終わったら、休もう」
そう思いながら、いつの間にか次の案件を詰め込んでいないでしょうか?
- 一週間のうち「何もしない日」を1日つくる
- 1日の予定は「2〜3割は余白を残す」が基本
- 午後イチは集中力が落ちやすいから、あえて軽めの仕事を置く など
心や体が疲れきってから休むよりも、「疲れる前に休む」ことで、仕事の質も自分のご機嫌も保ちやすくなります。
自分を「働かせすぎない工夫」を、スケジュールに入れてあげましょう。
③ 比べるのではなく、「私らしさ」を確認する
SNSを見ていると、「あの人すごいな」「自分はまだまだだな…」って落ち込むこと、ありますよね。
でも、フリーランスには「正解の形」がないぶん、誰かのやり方をまねしても、うまくいかないこともあるんです。
- 「理想の1日ってどんな過ごし方?」と、自分に問いかけてみる
- 週に1回、自分が「うれしかったこと・満足できたこと」を3つ書き出す
- うまくいってない時期こそ、「そもそも私が大切にしたい働き方って何だった?」と立ち返る
「私にとってちょうどいい」を見つけるのが、フリーランスとして続けていくためのポイント。
人と比べそうになったら、「わたしはわたし」と、自分を真ん中に戻してあげましょう。
ときどき立ち止まって、自分を感じる時間をつくろう
フリーランスとして働くことは、自由でやりがいがある一方で、自分を守りながら続けていくには意外とエネルギーが必要です。
だからこそ、自分の心や体とやさしくつながる時間を、日々の中に少しずつでも持てるといいなと思います。
毎日の忙しさのなかで、
ふと立ち止まって「今、どんな気持ちかな」と自分に問いかけてみること。
それだけでも、心の調子を整える大切なひとときになります。
そしてそんな「日常のメンテナンス」のひとつとして、ぜひカウンセリングも気軽に取り入れてみてほしいのです。
カウンセリングは、決して心が苦しい人だけのものではありません。
深刻な悩みがない状態でも、モヤモヤを言葉にしたり、自分の気持ちを整理したり…。
そんな時間があるだけで心はふっと軽くなりますし、理想の状態に近づくための心の整理にも、とても役立ちます。
私のカウンセリングでは、心の声にていねいに耳を傾けながら「私はどうしたいんだろう?」を一緒に見つけていくお手伝いをしています。
必要なときに、必要なかたちで。
そんなふうに、あなたらしいペースで心と向き合う時間を持ってもらえたらうれしいです。
\ フリーランスだからこそ、心のメンテナンスを。 /