こんにちは。フリーランス・個人事業主の心のケアと自由な働き方をサポートするカウンセラー、やまももです。
「人と関わるのが苦手」「自分のペースで働きたい」
そんな思いから、ひとりで働く道を選んだ方も多いのではないでしょうか。
(私自身も、自由を求めて15年近く、個人で活動を続けています)
でも実際には、フリーランスや個人事業主であっても、
クライアントや外部パートナーとのやりとりなど、人との関わりはゼロにはできないのが現実。
同業者とのかかわりや付き合いなども含めると、意外と「ひとり」になり切れず、ストレスを感じてしまう人もいます。
しかも、相手は会社の上司でも同僚でもないからこそ、遠慮したり、言いたいことを飲み込んでしまったり…
そんな経験がある方も、きっと少なくないと思います。
今日は、「言いたいけど言えない…」そんなもどかしさに悩んだとき、どうすれば自分の気持ちを大切にしながら、相手との関係も守れるのか。
そのヒントをお伝えしたいと思います。
- クライアントとのやりとりで、いつも気を遣いすぎてしまう
- 相手にどう思われるかが気になって、本音をうまく伝えられない
- 「仕事は好きだけど、人間関係のストレスで疲れてしまう」と感じている
フリーランス・個人事業主で活動している方も、これから目指そうとしている方も、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
ひとり仕事でも、人間関係の悩みはなくならない
「フリーランスになって、わずらわしい人間関係から解放されるかと思ったのに…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
たしかに、毎日同じメンバーと顔を合わせるわけではないし、苦手な人と無理に付き合う必要もない。
でも、その一方で、クライアントや外注先、同業者とのやりとりなど、ひとりで働いていても「人との関わり」は、案外たくさんあるものです。
しかも、そうした関係はお金や信用にも関わってくることが多くて、なかなか気を抜けません。
「相手にどう思われるか」が気になって、本音をうまく伝えられなかったり、言いたいことがあっても飲み込んでしまったり…。
そんな経験、きっと多くの人があるのではないでしょうか。
「自由に働けるはずなのに、なんだか疲れてしまう」
そんな状態になってしまうのは、“人との心地よい距離感”をつくることが難しいからかもしれません。
「うまく伝える力」が、関係をこじらせずに保つポイントに
フリーランスの人間関係で悩んでしまうとき、よくあるのが、
「こんなこと言ったら、不快に思われてしまうかも」
「気まずくなるくらいなら、黙っていたほうがマシかも」
と、つい“我慢する”ほうを選んでしまうパターン。
でも、伝えないまま積もっていった小さな違和感は、いつか大きなストレスや誤解につながってしまうこともあります。
そんなときにヒントになるのが、「アサーション」というコミュニケーションの考え方です。
アサーションとは、「相手を責めずに、自分の気持ちや考えを率直に伝える」ためのスキルや姿勢のこと。
たとえば…
- 「あなたのせいで困ってるんです」ではなく、
→「私は〇〇だと感じて、こうしてもらえるとうれしいです」などの 「I(アイ)メッセージ」 - 感情だけでぶつかるのではなく、
→事実→気持ち→希望→結果の順で丁寧に伝える「DESC法」
といった、自分も相手も大切にする伝え方のコツがあります。

「言ったら関係が壊れるかも」と感じる場面でも、
伝え方を少し工夫するだけで、お互いが安心して話し合える空気が生まれることがあるんです。
本来、仕事の場などで行われる大人のコミュニケーションは、“勝ち負け”や“正しさ”を争うものではなくて、お互いの考えや気持ちをすり合わせるための「対話」が理想的です。
だから、無理に我慢し続ける必要はありません。
伝えたいことを、やさしく、でも確かに伝えていく力。
それを身につけることが、フリーランスとして長く心地よく働いていくための、きっと大切な土台になるはずです。
でもそれ以前に…「あなたは本当はどうしたい?」
上手な伝え方の技術を身につけることは大事。
でも実は、その前に立ち止まってじっくり考えてみたいことがあります。
それは、「自分は、本当はどうしたいのか?」という問いです。
どんなに言葉を選んでも、自分の中にある気持ちやニーズがモヤモヤしていたら、
どこかちぐはぐな伝わり方になってしまったり、
言ったあとに「やっぱり違ったかも…」と後悔してしまったりすることも多いからです。
私たちは、日々のやりとりや忙しさの中で、意外と自分の本音に気づけないまま動いてしまうことがあります。
たとえば、
「納期は守りたい、でも今は体調的にしんどい…」
「本当は延期をお願いしたいけど、断ったらもう頼まれないかも」
そんなふうに、いろんな感情や思考が頭の中をぐるぐるしてしまうとき。
その奥には、
「信頼を失いたくない」
「無理せず続けられる働き方がしたい」
…そんな“本当のニーズ”が隠れていることも少なくありません。
そこを大事にできないと、いくら表面的に思いを伝えても、心が納得しない状態に落ちってしまいがちです。
だからこそ、フリーランスとして本当に自由に、幸せに生きていくためには、
「どう伝えるか」だけでなく、「何を伝えたいのか」にも目を向けてみること。
そのための自分の内側を整理する時間が、とても大切です。
気持ちが言葉になる前の段階。
そのあいまいな部分に、本当に大事にしたい想いや願いが眠っているかもしれません。
伝えることが怖い・自信がないときの心との向き合い方
「ちゃんと伝えたいのに、うまく言える気がしない」
「こんなこと言ったら、嫌われるんじゃないか」
そんなふうに、伝えることそのものが怖くなってしまうときってありませんか?
とくにフリーランスは、「信頼関係」が仕事の土台にあるからこそ、ちょっとした一言が大きな影響を与えるように感じてしまいがち。
だからこそ、自分の気持ちを飲み込んで、黙ってしまうこともあるかもしれません。
でも、その怖さや不安は「伝える力がないから」ではないんです。
むしろ、ちゃんと相手を思いやっているからこそ、どう言えばいいか悩んでしまうのですよね。
そんなときは、まず「怖いと感じている自分」にやさしく気づいてあげましょう。
自分の中にある「怖さ」「不安」「自信のなさ」を、否定せずに受けとめてみるだけで、少し心が落ち着いてくることがあります。
そして、できれば、その気持ちを“誰か”に言葉で聞いてもらえるともっといい。
自分の思考や感情を言葉にして、安心できる誰かに話すことで、少しずつ「自分の感情」と「伝えたいこと」が切り分けられてきます。
ひとりで考え込むより、誰かと話すことで見えてくるものもある
「伝えるのが怖い」「何を伝えたいのかよくわからない」
そんなふうに感じているとき、ひとりでぐるぐる考え続けるのって、すごく疲れてしまいますよね。
でも、誰かに話してみることで、ふっと心がゆるんで「あ、私、本当はこう思ってたんだ」と気づけることがあります。
話すことで、自分の気持ちや考えが整理されていく。
それは決して特別なことではなく、私たち誰にでも起こる自然なプロセスなんです。
そして、そのサポートに大きく役立つのが、カウンセリングです。
私は、日々いろんな方のカウンセリングをさせていただく中で、
「カウンセリングって、もっと深刻な悩みがある人が受けるものだと思ってた…!」
そんなふうに言われることがあります。
でも実際には、こうした“働き方の心の整え方”や“人との関係にまつわるモヤモヤ”にこそ、カウンセリングはとても力を発揮してくれます。
もし今、
「このままでいいのかな?」
「なんとなくしんどいけど、うまく言葉にできない」
そんな気持ちがあるなら、体験カウンセリングで気軽にお話ししてみませんか?
私のカウンセリングは、初めての方でも緊張せず、自由にお話できる時間を大切にしています。
ホッとできる環境で、日頃抱えている言葉にならない想いも、ひとつずつ一緒にほどいていけたらと思います。
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