こんにちは。
心とキャリアに伴走しながら、自分らしい働き方・生き方を支えるカウンセラー、山﨑ももこです。
「よし、やってみよう。でも……手が止まる」
転職、副業、習い事、人間関係。
新しいことを始めたいと思ったとき、多くの人が直面するのは、この「最初の一歩の怖さ」かもしれません。
「失敗したらどうしよう」「準備が足りないかも」「自分にできるのかな」
そんな不安でいっぱいになって、考えるばかりで動けなくなってしまう。
もしかしたら、この記事を読んでくださっているあなたも、そんな状態かもしれません。
人は、考えすぎてしまうほど、かえって動けなくなることがあります。
そこで大事なのは、完璧な準備よりも「まず動いてみる」、そして「最初はできるだけ小さく試す」こと。
この記事でお伝えする「小さな実験」とは、うまくいくかどうかを決めつけず、「自分に合うかどうかを確かめるために、少しだけ動いてみること」を指しています。
世の中、やってみないとわからないことだらけ。そして、やってみたからこそ見えてくるものもあります。
そして、やってみて「どう感じたか」を知ることが、自分らしく先へ進むための大切な一歩です。
- 新しいことに挑戦したいけれど、なかなか一歩が踏み出せない
- 失敗が怖く、考えるばかりで行動に移せない
- まずは無理なく試す方法を知りたい
考えすぎて動けなくなってしまっている方の、ひとつのヒントになればうれしいです。
なぜ、考えすぎると動けなくなってしまうのか
新しいことを始めるとき、多くの人がまずやってしまうのが「完璧な計画を立てよう」とすること。
これは決して悪いことではなく、「ちゃんと準備してから動きたい」「失敗はなるべく避けたい」という、安心を求める気持ちの裏返しです。
ここから先で、その背景をもう少し整理してみます。
ちゃんと考えたい人ほど、動けなくなる
でも、頭の中でシミュレーションを繰り返しているうちに、「もしこうなったらどうしよう」「あれもまだ決まってない」と、不安ばかりが大きくなってしまうことも。
そうすると、ますます一歩が出にくくなってしまうもの。
こういう状態を、心理学の言葉では「分析麻痺(アナリシス・パラリシス)」といいます。
「考えれば考えるほど選択肢が増えて、逆に動けなくなる」状態のことです。
たとえば、旅行に行こうと決めても「どの飛行機にしよう?」「ホテルは?」「予算は?」と調べすぎて、結局予約を先延ばしにしてしまう。
そんな経験をしたことがある人もいるのではないかなと思います。

私自身も「しっかり考えてから動く」タイプでした
実は私自身も、もともと完璧主義で、動きがにぶくなるタイプでした。
100点は無理でも、90点、いや、せめて85点くらいになってからじゃないと動きたくない…。
そんな気持ちが膨らんで、準備に時間がかかってしまいがちだったんです。
(そしてタイミングを逃すことも…)
たとえばこういう記事も、80点くらいでとりあえず公開すればいいのに「もっと精度を高めなきゃ」と思うと、何日も寝かして書き直してしまいがち(汗)
でも、そんなことをしていても、いつまで経っても「完璧」にはならないし、だんだん公開すること自体が怖くなってしまいます。
だから、なるべく70点くらいでもいいからやってみる、という選び方をするようになりました。
そして、うまくいかないこと、直したほうがいいことが見つかったら、その時点で残りの30点分をちょっとずつ埋めるようにする。
そんなふうにするほうが、結果的にしっかり前に進めるのですよね。
動いてみてはじめて、見えてくるものがある
考えすぎて動けなくなっているときほど、私たちは「考えれば答えが出る」と思いがちです。
でも実際には、動いてみてはじめて見えてくることもたくさんあります。
考えているだけでは見えない景色がある
私たちは初めてのチャレンジをするとき、つい頭の中でいろんなシミュレーションをしてしまいがち。
でも実際には、考えているだけでは見えてこない景色がたくさんあります。
行動してみると、「思っていたよりも楽しかった」「逆に、これはちょっと違った」など、意外な発見が出てきます。
それは机の上では絶対に手に入らない学びです。
「そんなことを言っても、うまくいくかわからない挑戦なんて、お金や時間がもったいない…」
そう感じる人もいるかもしれません。
でも、新しいチャレンジをするとき、お金も時間もまったくかけずに一発でうまくいく、ということのほうが少ないのではないでしょうか。
それに、お金や時間をかけたことがそのまま成果に結びつかなかったとしても、自分で動くと、ただ何もせずにいるよりも、ずっと多くの気づきが得られます。
「小さな実験」で得られることはたくさんある
新しい行動をするとき、怖さを感じるのはとても自然なこと。
だからこそ、その行動を「小さな実験」だと捉えてみる、という考え方があります。
うまくいかなかったとしても、それは「失敗」ではなく「データ収集」。
たとえば「このやり方ではしんどいんだな」「自分には合わないんだな」とわかるだけでも大収穫です。
そういう経験があるからこそ、次は別のやり方を試すきっかけになります。
一歩を踏み出すことで得られるのは、正解よりも「リアルな感覚」です。
この感覚を少しずつ積み重ねていくことが、自分軸や、自分らしい生き方を見つけていく土台になっていきます。
まずは小さく試すためのアイデア
「やってみたい気持ちはあるけれど、いきなり本格的に動くのは少し怖い」
そんな感覚があるときこそ、「小さく試す」という選択があります。
ここで紹介するのは、正解を決めるための行動ではなく、自分がどう感じるかを知るための、小さな実験です。
まずは、知る・聞くところから試してみる
いきなり動き出さなくても大丈夫。
まずは「知る」「聞く」くらいの距離感で触れてみるだけでも、十分な小さな実験になります。
この段階で確かめたいのは、「本当に興味が続きそうか」「思っていたイメージとズレていないか」といった、感覚の部分です。
行動のハードルは、できるだけ低くしてOK。
「ちょっと触れてみる」くらいがちょうどいいのです。
- 興味のある分野で活動している人にSNSでメッセージを送ってみる
- 関連するオンラインイベントに「聞くだけ」で参加してみる
- 気になる分野の本を図書館で借りて読んでみる
少しだけ、やってみる・体験してみる
次は、気になっていることを「ほんの少しだけ」やってみる段階です。
本格的に始める必要はありません。
実際に手を動かしてみて、
「思っていたより楽しいか」「思ったより疲れるか」「無理なく続けられそうか」
を感じ取ることが、このステップの目的です。
ここで「合わないかも」とわかるのも、大切な収穫のひとつです。
- 「お試し」や「初回限定」のサービスを利用してみる
- 短期間のボランティアや体験講座に参加してみる
- 1日だけ「もし○○だったら」のスケジュールで過ごしてみる
気分を先に、味わってみる
実は、行動する前に「気分を味わってみる」ことも、立派な小さな実験です。
「もしこれをやったら、どんな一日になりそうか」
「そのときの自分は、どんな気分でいそうか」
そんなふうに想像を少し形にしてみると、頭の中だけで考えていたときより、ずっとリアルな感覚がつかめることがあります。
- SNSで「○○に興味があります」と軽く発信してみる
- お気に入りの場所で「新しい自分」を想像して過ごす
- 「もし挑戦したら」の計画を紙に書いてみる
「小さな実験」の結果を、どう次につなげるか
「ちょっとした行動=小さな実験」をしたあとは、ぜひ一度「結果を眺めてみる時間」を持ってみてください。
ここでいう結果は、うまくいったか・失敗したか、という判断ではありません。
やってみて、
「思っていたより楽しかった」「意外と疲れた」「これは自分には合わなそう」
そんな感覚を、そのまま拾ってあげることが大切です。
うまくいったことは、自分の自信の材料として残せばいいし、しっくりこなかったことは、「次は別のやり方を試してみよう」というヒントになります。
点数をつけたり、評価したりする必要はありません。
「こう感じたな」「ここは意外だったな」と、軽くメモするくらいでも十分です。
実は、こうした考え方は、心理学のブリーフセラピーというものでも大切にされている視点です。
ブリーフセラピーでは、「小さな変化が、次の変化につながっていく」という考え方をします。
ほんの小さな一歩でも、それを振り返り、次につなげていくことで、気づけば以前とはまったく違う景色に立っていることもある。
「実験 → 振り返り → 次の実験」
このサイクルを回していくこと自体が、前に進む力になっていきます。
まず一歩進むことが、自分らしい生き方につながっていく
迷いそうなときに大切なのは、立ち止まらずに「小さく動いてみる」ことです。
とはいえ、いきなり大きな一歩を踏み出す必要はありません。
最初は「これくらいなら無理なくできそう」と思える、小さなことからで十分。
どんなに小さな一歩でも、動いてみることで、今まで見えなかった感覚や気づきが生まれます。
「やってみたいけれど、何から始めたらいいかわからない」
「まだ何がやりたいのか、はっきりしない」
そんなときは、まず今の気持ちをそのまま眺めてみてください。
そこからが、あなたなりの一歩の始まりです。
新しい一歩を踏み出したいあなたへ
「どうしたらいいか」はわからないけれど、このままではいたくない。
そんなところで立ち止まってしまうこともあると思います。
もしお一人で抱え込んでしまうようなら、
遠慮なくご相談に来ていただけたらと思います。
私のカウンセリングでは、何かを決める前に、
今どこで気持ちや思考が止まっているのかを一緒に見ていきます。
動けない理由がはっきりすると、次に何をするかも、自然と見えやすくなります。
まずは体験カウンセリングからお気軽にどうぞ。
まずはどんなカウンセリングか知りたい方へ

