「外の正解探し」をやめて、自分の心を大事にできるようになるまで|フリーランス13年で学んだこと

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こんにちは。「こころの言語化」で自分軸を見つけるお手伝いをするカウンセラー、山﨑ももこです。

フリーランスとして活動を始めて15年近く。
「今の毎日を楽しめていますか?」
かつてはそう問われると、自信をもって「YES」と言い切れない時期も、正直ありました。

それでも振り返ると、一つだけ、私が体験から学び、大切にしてきたなと思うことがあります。
それは、フリーランスという道を選んだからこそ「自分の気持ちに正直でいる」ということ。

その結果、今は「いろいろ悩むこともあるけれど、やっぱり充実している」と言えます。

順風満帆なときばかりでなくても、ちょっと落ち込むことがあったとしても、心の奥はじんわり満たされているような感覚を味わえています。

この記事では、私が大事にしている「本当の気持ちと向き合いながら、自分らしさを見つけること」について、経験談を交えながらお話ししてみようと思います。

独立している方・したい方はもちろんですが、誰にとっても「心豊かに生きるためのヒント」として、ぜひお読みいただけたらうれしいです。

目次

独立して初めて知った「全部自分で決める」現実

「フリーランスになれば、もっと自由で楽に生きられるはず」
苦しい会社員生活から抜け出した当初、私はそう思っていました。

実際、フリーランスは時間や場所に縛られず働けるのが大きな魅力。
朝の満員電車に乗らずにすむことや、好きな場所で仕事ができることも、とても開放的です。

でもそのぶん、毎日の過ごし方や仕事の進め方などを、すべて自分で決めていかなくてはなりません。
これが、フリーランスになってまず直面する大変さだと思います。

どの仕事を受けるのか、今日は働くのか休むのか、何時から仕事を始めるのか。

会社員のように、誰かがスケジュールやルールなどの「正解」を決めてくれるわけではないので、自分なりの基準のようなものを作っておかないと、「何から手をつければいいんだろう」「このままで大丈夫かな」と不安になってしまうんです。

ガチガチのルールの中で縛られてきた私にとって、独立当初はこの自由さに「喜び」と「戸惑い」の両方の気持ちを感じていたことを、今も思い出します。

「誰かの成功パターン」を意識して疲弊した日々

独立当初の私は、ひたすら外に「正解」を探していました。

活躍しているフリーランスのブログを読み漁り、「この人みたいにやらなきゃ」と思っては意識をする日々。

たとえば、「タイムスケジュールをはっきり決める」方法。 私も試しましたが、どうもしっくりきません。
私の場合、ガチガチのスケジュールを定めると、どうしても窮屈に感じてしまったのです。

それよりも、その日の忙しさや体の状態、気分によって、柔軟に働くペースを変えたり、休みを自由に計画したりするほうが向いていました。

「とにかく人脈を広げることが大事」という意見を聞いて、苦手な交流会に無理に参加したこともありました。 でも心から楽しいと感じることは少なく、帰ってくるとぐったり疲れてしまう…。

そもそも大人数よりも1対1でじっくり話すほうが好きな私にとって、「人脈を広げる」ということ自体、関心がないことに気づきました(笑)

そんな経験を重ねるうちにわかってきたのは、「誰かの成功パターン」は、その人の価値観や性格に合っているから機能するのだということ。

私の土台に合わないやり方では、どんなに素晴らしいノウハウや情報も、私を苦しめるだけでした。

外の正解を追い求めるほど、自分らしさから遠ざかっているように感じていたのです。

「なんとなく違うかも…」を無視した結果、心がすり減った

次第に、「本当の自由を手に入れるためには、私がどう感じるのか、自分の内側の声に従うしかない」という思いが強くなりました。

以前の私は、いくら報酬がいいお仕事でも、かなり納期が厳しいものや、内容そのものにあまりワクワクできないものに対して「なんとなく違うかも…」と直感が働いても、それを無視して受けてしまうことがありました。

でも、結局は自分の心がすり減り、モヤっとした気持ちが大きくなるばかり。

フリーランスは気持ちがのらないと、いい仕事もできません。
調子を崩したところで代わってくれる人もいないからこそ、無理はしてはいけないなとも反省しました。

「外の正解探し」をやめて、自分の心に正直になった日

そこから私は、少しずつ意識を変えていきました。 難しい依頼は、ちゃんとお断りするようにもなったのです。

もちろん、プロとして冷静に、相手に配慮しながら自分の気持ちもちゃんとお伝えする。すると、クライアントとも対等な立場で、より良好な関係を築きやすくなったと感じています。

もちろん、全部がうまくできたわけではありません。

初めて会社員からライターとして独立したときも、新たにカウンセラーの活動を始めたときも、何が正しいのかイマイチわからないまま、がむしゃらに動いていたのも事実です。

少し進むと「本当にこっちで大丈夫かな…」と、ものすごい不安感に押しつぶされそうになることもありました。

そんなときでも、誰も正解は教えてくれない。 だから、「自分はどうしたいのか?どう生きたいのか?」を、ひたすら自分に問い続けました。

心の声はじっくり見つけていくもの

そうやって自分と向き合い、言葉にできた心の声は、少しずつ「自分だけの心のよりどころ」になりました。

「自分の本当の気持ちがわからない」「何がやりたいのか、よくわからなくて…」というお声は、カウンセリングでもよくお聞きします。

その気持ち、とてもよくわかります。かつての私も、外に正解を求め、自分の内側に目を向けることを忘れていました。

でも、本当に自分らしい価値観や本音は、そんなにパッと簡単に見つかるものではないのだと思います。

私の場合は、いろんな体験をしたり、本を読んだり、人と話したり、じっくり自分と対話したり…。
そうした「寄り道」とも思える体験の中で、ふと「あ、私はこういうことを大事にしているんだ!」と気づくことがたくさんありました。

焦らず、人生の寄り道も楽しみながら、少しずつ本当の自分らしさを見つけていく。
「今すぐに見つけなきゃ」という思い込みを手放して、まずじっくり自分と向き合う時間をつくること。

これこそが自分の人生を豊かにする秘訣だと、今の私は思っています。

今も迷うことはありますが、最終的に「自分の気持ちを信じよう」と思えるようになったのは、自分の判断の軸が育ってきたからだと思います。

周りの「こうあるべき」「これが正しい」という声に流されず、自分が心から「これでいい」と思える生き方を大切に。

今も完璧ではないけれど、自分の心を信じて歩いていく。
そんな私の体験が、同じように悩む誰かのヒントになったらうれしいです。

あなたにとっての「大切なもの」を一緒に見つけませんか

「外の正解ばかり気にして疲れてしまう」
「自分の本当の気持ちがわからない」
「頭ではわかっているのに、心がついてこない」

そんなときは、一人で抱え込まずに、安心できる対話の中で気持ちを整理してみませんか。

私の「こころの言語化カウンセリング」では、あなたの心の奥にある本当の声を、一緒に丁寧に言葉にしていきます。

一人ではなんだかよくわからない気持ちも、お話をすることで見えてくるものがあります。

心の声に向き合いながら、あなたの「自分らしさ」を一緒に見つけていきましょう。

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