こんにちは。「こころの言語化」で自分軸を見つけるお手伝いをするカウンセラー、山﨑ももこです。
「このままの働き方はもう無理かも…」
「何か大きく変えたい。でも、どうすればいいんだろう」
皆さんは、そんな風に感じた瞬間がありませんか?
私は、人生には何度か、働き方や生き方を変えなくてはならない「転機」があるのだと思っています。
卒業や進学など、ある程度「自動的に」転機が起こることもありますが、今回お話したいのは、ちょっと別のこと。
外部の条件で決まるものではなく、「もう、このままじゃ嫌だな」という違和感と、「こっちを試してみたい」という静かなワクワクが重なるときのお話です。
「自分で働き方・生き方を変える」というのは、精神的にも決して簡単なことではありません。
だから多くの人は、なんとなくその気持ちを見て見ぬふりをして、ずっと過ごしてしまいます。
でも、その気持ちにきちんと向き合わないと、いつまでも引きずったまま、なんとなく満たされない思いで時間だけが過ぎるのも事実。
「何かを変えたい」と感じる気持ちは、より充実した人生を送るためにとても意味があるものだと、私は考えています。
この記事では、私の体験を通して感じた「働き方・生き方を変えるタイミング」について、お話ししてみようと思います。
「変えたいけれど、なかなか変えられない」
そんなあなたの一歩を踏み出す勇気につながったら幸いです。
人生の中で働き方・生き方を変えるのは自然なこと
私自身、これまでに3つの大きな転換を経験してきました。
ひとつめは、20代後半で会社員からフリーランスになったこと。
ふたつめは、30代で東京から長野への移住をしたこと。
そして最後が、40歳を迎えてライターの仕事に加えて、カウンセラーという新しい道を歩み始めたこと。
どれも100%の自信や確信があって決断したわけではありませんし、まさかこんな人生を歩むことになるなんて、10代や社会人になったばかりの頃の私は、まったく想像していませんでした。
でも、これらはすべて誰かに決められてやったわけではなく、自分で選んだことです。
そして振り返ってみると、それぞれの転機には必ず「心の声」がありました。
会社員時代は、毎朝、満員電車に乗るたびに小さなため息をついていました。帰宅中の車内では体力気力をすべて使い果たし、家に帰っても寝るだけ。
「こんな生活を続けたくない」という漠然とした違和感が、少しずつ大きくなっていきました。
東京での生活も同じです。便利で刺激的な都市生活を送りながらも、「もっと落ち着いた自然の近くで暮らしたい」という思いが心の奥にありました。
そして40歳という節目を迎えたとき、ライターとしての経験を活かしながら「人の心に寄り添う仕事もしてみたい」と感じるようになったのです。
人間は生きていけばいくほど、いろんな価値観の変化があるものです。
20代で大切だと思っていたことが、30代、40代になると変わってくる。
やりたいことが変わったり、理想とする生き方が変わったりするのだって当たり前。
それに対応しながら柔軟に働き方・生き方を変えていく。それも、自分らしく生きるための大切な考え方ではないかなと私は思っています。
私の3つの転機で感じたこと
一方、それぞれの転機を迎える際に一番の障壁となったのも、私自身の頭から聞こえてくる声でした。
フリーランスになるときは「そんな不安定な働き方、本当にやっていけるの…?」、東京から長野に移住するときは「田舎暮らしなんて本当に自分に合う?」、そしてカウンセラーの道を歩み始めたときは「今からやっていけるの?」
それらは誰かに言われたのではなく、私の頭に思い浮かんできたんです。
でも、最終的に決断の決め手になったのは、やはり「私の本当の気持ち」でした。
実際、やってみると、フリーランスになったときは、初めて自分のペースで仕事ができる喜びを感じました。
長野に移住したときは、朝起きて窓から山々が見える生活に「ああ、これが私の求めていた暮らしだったんだ」と思いました。
カウンセラーの学びを始めたときも、人の心について学ぶことが、こんなにも楽しいものなのかと驚きました。
いま、いろいろな方の人生のお手伝いをさせていただくことに、深いやりがいを感じています。
もちろん、すべてが順風満帆だったわけではありません。
収入が不安定になった時期もありましたし、新しい人間関係に戸惑うこともありました。
でも、「自分で選んだ道だから」という納得感があったからこそ、困難な時期も乗り越えることができたのだと思います。
「やってみなければわからない」も真実
何か新しいことにチャレンジするとき、やっぱり頭によぎるのが「失敗したくない」という思い。
それは至って自然なことです。
仕事であれば、お金がなくなってしまうのも本当に怖いですよね。家族がいる方なら、なおさら慎重になるのは当然のことです。
でも、それまでと何か違うことをやるならば、リスクは絶対につきまといます。失敗の確率をゼロにすることはできません。(どんなこともそうですね)
だから、失敗を避けることだけを考えていたら、何もできなくなってしまいます。
もちろん、失敗しないようにできる限りの準備をするのは大事。
私自身、新しいチャレンジをするときは、なるべくうまくいくように、できるだけ情報を調べたり、準備をしたりもします。
たとえば、フリーランスになるタイミングはアルバイトとのダブルワークで始めましたし、移住するときも何度か現地に足を運んで候補地を探し、実際の生活をイメージしてみました。
カウンセラーの道も、まずは学ぶことから始めて、以前の仕事と並行して少しずつ実践を積み重ねはじめました。
でも、「どうやるか」以上にいつも大事にしていたのは「私の本当の気持ち」でした。
「私が望む働き方・生き方はこれだと思う」そんな気持ちが強まったときには、失敗を恐れすぎずに行動に移す。
そうすると、きっと後悔のない生き方ができると思うのです。
そして、一度やってみるからこそ、「自分はやっぱりこういうことが好きなんだなぁ」とか「こういうやり方は私には合わないことがわかった」なんていうこともありますよね。
何かを大きく変えるときは、最初から完璧を求めず、まず小さく動いてみる。
そして、やってみてわかったことをもとに、また調整していく。そんな動き方もすごく大事だと思います。

「変えたい」という気持ちを大切にしてほしい
「もっとこうなりたい」「現状をどうにかしたい」 その気持ちは、本当に尊いものだと思います。
なぜなら、それはあなたがより良い人生を送りたいと願っている証拠だから。
現状に甘んじることなく、成長し続けたいと思っている証拠だから。
たしかに、働き方や生き方を変えるのは大変だけれど、その気持ちをなかったことにしてほしくない。
現実的な条件や周囲への配慮も、もちろん大切です。
でも、まずは「私は本当はどうしたい?」を丁寧に言葉にしてから、現実との折り合いを考えていくこと。
この順番が、後悔の少ない選択につながるのだと思います。
働き方・生き方の転機に立つあなたへ
「変えたいけれど、どう進めばいいかわからない」
「自分の本当の気持ちがよく見えない」
「一人で考えていると、不安ばかりが大きくなってしまう」
そんなときは、一人で抱え込まずに、安心できる対話の中で気持ちを整理してみませんか。
私の「こころの言語化カウンセリング」では、転機に立つあなたの価値観や本当の気持ちを、一緒に丁寧に言葉にしていきます。
真剣に心に向き合う時間をつくることは、何かを変える大事なきっかけになります。
あなたらしい働き方・生き方への一歩を、一緒に見つけていきましょう。
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