こんにちは。「こころの言語化」で自分軸を見つけるお手伝いをするカウンセラー、山﨑ももこです。
「SNSを見ていると、つい他の人と比べて落ち込んでしまう…」
「みんなキラキラして見えるのに、自分だけ取り残されている気がする…」
そんな気持ちになったことはありませんか。
現代の私たちにとって、SNSは情報収集や人とのつながりに欠かせないツール。でも、それらの場では「比較」や「焦り」が生まれやすく、気づけばSNSに振り回されてしまうことがあります。
膨大な情報の影響を受け、無意識のうちに疲れてしまうことも…。
SNSと上手に付き合うことは、現代を心地よく生きるために、とても大切なスキルです。
また、なによりも重要なのは「人と比べないこと」にこだわりすぎず、「たとえ比べてしまっても疲れない自分」になっていくこと。
この記事では、SNSと上手に付き合うための考え方や、比較疲れを防ぐコツをお伝えします。
- SNSで他の人と比べて落ち込みやすい
- 「みんなすごいな…」と感じて、自分に自信が持てない
- 情報に敏感で、SNSを見ると疲れてしまう
SNSにちょっと疲れている方は、ぜひ参考にしていただけたらうれしいです。
なぜ私たちはSNSで「比較疲れ」しやすいの?
SNSを見ていると、つい他の人と比べて落ち込んでしまうこと、ありませんか?
「あの人はフォロワーが多いのに、自分は…」
「みんな充実してそうなのに、自分の生活は地味だな…」
SNSは便利なツールですが、使い方によっては「比べて疲れる場所」にもなりがちです。
まずは、なぜ私たちがSNSで「比較疲れ」しやすいのか、その理由を見ていきましょう。
「いいね」の数が見えるから、比べてしまう
SNSでは「いいね」「シェア」「フォロワー」などの数字が目に見えるため、つい数値で比較してしまいがち。
「この人は1000いいねもらってるのに、自分は10個だけ…」
「フォロワーがどんどん増えてる人がいるのに、自分は全然変わらない…」
こうした数字を気にしすぎると、SNSを使うこと自体がストレスになってしまいます。
でも、本来SNS上の数字と、あなたという人の価値には何の関係もありません。数字が少なくても、あなたの存在価値が下がるわけではないのです。
そこをしっかり区別して考えられないと、数字に振り回されて苦しくなってしまいがちです。
「成功している部分」だけが見えやすい
SNSでは、多くの人が人生の「良い瞬間」を切り取って発信しています。
仕事の成果、楽しい出来事、素敵な場所、充実した日常…。
そうしたキラキラした投稿ばかりを見続けていると、「みんな順調で輝いているのに、自分の毎日は地味で何もうまくいかない…」と感じてしまいがち。
でも実際には、どんな人にも悩み、不安、うまくいかない時期があるもの。SNSは人生のハイライト集のようなもので、その人のすべてではありません。
投稿されない「見えない部分」、たとえば疲れた日、迷っている時間、普通の日常があることを忘れてしまうと、現実とのギャップで比較疲れしやすくなってしまいます。
情報の影響を受けやすい人もいる
人によっては、SNSなどの情報に強く影響を受けやすい傾向があります。
たとえば、「すごい人の投稿を見ると、自分がダメに思えてしまう」「SNSで見た言葉が頭から離れず、気づけばずっと考えてしまう」「他の人の感情や雰囲気に引っ張られやすい」など。
こうした傾向があると、SNSを使うことで無意識のうちにストレスを感じやすくなります。
HSP(生まれつき繊細・敏感な気質を持つ人)はその一例ですが、HSPに限らず、これだけ情報があふれる現代社会ですから、いろんな情報に過敏になってしまう人は決して少なくないでしょう。
人と自分を比較して疲れないためにはどうすればいい?
SNSを見ていると、どうしても人と比べてしまう…。
でも、人間は本能的に、自分と他人を比べる生き物。
「比べちゃダメ!」と無理にやめようとすると、余計に意識してしまって苦しくなりがちです。
大事なのは、「比較をゼロにすること」ではなく、「比べても疲れない自分」になること。
そのために役立つ考え方をここではお伝えします!
比較の対象を「他人」から「過去の自分」に変える
「上には上がいる」状態が続くSNSの世界では、他人と比較していると永遠に満足できません。
このループから抜け出すには、「比較の対象を、他人ではなく自分にする」ことが大切。
- 1年前の自分と比べて、成長したことは?
- 最近できるようになったこと、挑戦したことは?
- 「あの人みたいに」ではなく、「自分なりに」ちょっとでも前に進めていることは?
こうした視点を持つことで、SNSを見ても落ち込むことが減り、「よし、私は私のペースで頑張ろう」と思えるようになります。
「自分にとっての幸せ」って何?を考える
SNSでは、いろんな人が「幸せのカタチ」を発信しています。
「フォロワーを増やすこと」「素敵な場所に行くこと」「充実した毎日を送ること」
それらが実現すれば、たしかに周囲からは「いいな!」と思われるでしょう。
でも、これって本当に「あなたが望む幸せ」でしょうか…?
自分らしく生きるには、他人の価値観に合わせて焦るのではなく、「自分にとっての幸せ」をしっかり考えることが大切です。
- 自分はどんな時間の過ごし方が心地よい?
- どんなペースで日々を送っていきたい?
- どんな人と関わりながら生活していきたい?
こうした視点を持つことで、他人と比べることが少なくなり、「私は私のペースでいいんだ」と思えるようになります。
SNSと上手に付き合うために実践できること
SNSは便利なツールだけど、使い方次第で「心がすり減る原因」にもなってしまうもの。
だからこそ、無理なく付き合っていくための 「自分なりのルール」を持つことが大切です。
SNSを見る時間を決める
SNSは、無意識のうちにスクロールし続けてしまうもの。
特に、暇なときや気分が落ち込んでいるときほど、つい他人の投稿を見て比べてしまいがちです。
そこでおすすめなのが、「SNSを見る時間を決めること」。
- 朝と夜に10分ずつだけ見る
- 気分が落ち込んでいるときは開かない
- 休日はSNSを見ない時間を作る
といったように、自分のペースを守れる環境を作ることが大事です。
また、フォローしている人の投稿が「見るたびにしんどい」と感じるなら、思い切って整理するのも一つの手。
「この人の投稿を見ると、元気が出る!」と思えるアカウントを中心にするだけで、SNSの居心地がぐっと良くなるはずです。
敏感な人は「情報断食」を意識的に取り入れる
HSPのような、敏感な人は特に、SNSの情報を深く受け取りすぎてしまうことがあります。
他人の感情に敏感なぶん、「誰かの悩み」や「世の中のニュース」を見て、気持ちが沈んでしまうことも…。
そんなときは、「情報を入れない時間」を意識的に作るのが大切。
- 1日SNSを開かない「デジタルデトックスDAY」をつくる
- 朝イチや寝る前はスマホを見ない
- 疲れたときは「自分の好きなもの」に意識を向ける
現代人は、日頃からあまりに膨大な情報をキャッチしているので、あえて情報から離れようとすると、最初は不安も感じてしまうかもしれません。
でも、情報からちょっと離れたところで、自分の人生にはたいして影響はない。自分が大切にしたいことは決して揺るがない。
そう考えると、少し楽になりませんか?
こんなふうに、情報から少し距離を取ることで、心のバランスを整えやすくなります。
自分のペースで自分らしく生きるために
SNSを見ていると、どうしても「すごい人」が目に入ってしまって、比べてしまうことがありますよね。
でも、比べる気持ちは人間として自然なもの。大切なのは、一切比べないことではなく、比べても疲れすぎないことです。
SNSの使い方を工夫したり、リアルなつながりを大切にしたり、自分なりの価値観を見つめ直したり。
そうした小さな工夫を重ねるだけでも、気持ちは楽になります。
「自分はどうしたいのか?」を大切にしながら、無理のないペースで日々を過ごしていく。
これが、現代を心地よく生きるために大切な考え方です。
一人で抱え込まず、心の声を言葉にしてみませんか
もし今、「比較疲れでしんどい…」「自分らしい生き方がわからない」「なんとなくモヤモヤするけど、誰に話していいかわからない」と感じることがあれば、一人で抱え込まずに、その気持ちを言葉にしてみませんか。
書き出してみるだけでも心は軽くなりますが、時には「一人では整理しきれない」「同じことをぐるぐる考えてしまう」こともありますよね。
そんなときは、誰かと一緒に心の整理をする時間も大切です。
私の「こころの言語化カウンセリング」では、安心できる対話の中で、あなたの本当の気持ちや大切にしたい価値観、あなたの軸を一緒に見つけていきます。
SNSとの上手な距離感や、あなたらしい人とのつながり方も、一緒に考えていきましょう。
不安や迷い、心のモヤモヤは一人で抱えなくて大丈夫。話すことで、きっと心が軽くなるはずです。
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