こんにちは。自分軸を育てて、自分らしく生きるためのお手伝いをするカウンセラー、山﨑ももこです。
「カウンセリングを受けてみたけれど、なんだか意味なかったかも…」
「期待していたほどスッキリしなかった」
「思っていたのと違って、がっかりしてしまった」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、カウンセリングに対する「意味がない」という感覚は、決して珍しいものではありません。
むしろ、多くの方が一度は抱く自然な感情だと思います。
でも、その背景には「カウンセリングとは何か」についての誤解や、効果の現れ方への理解不足があることも。
同時に、人と人との相性という、とても大切な要素も少なからず関わっています。
この記事では、カウンセリングの本来の意味から始まって、「効果がない」と感じてしまう理由と、そこに隠されている大切な視点をお伝えします。
- カウンセリングを受けたけれど、思っていたような効果を感じられなかった
- 「自分にはカウンセリングは合わなかったのかも…」と感じている
- カウンセリングに興味はあるけれど、受ける意味があるのか不安
読み終えたとき、ほんの少しでも「なるほど」と思える部分があればうれしいです。
そもそも「カウンセリング」って何をする場所?
「カウンセリングって意味ない」と感じる前に、まず「カウンセリングとは何か」を整理してみましょう。
実は、カウンセリングに対する誤解が、「意味がない」という感覚を生んでいることがとても多いんです。
カウンセリングは「答えをもらう場所」ではない
カウンセリングに触れたことのない方の多くが、最初は「悩みを相談すれば解決策を教えてもらえる場所」だと思っています。
「どうすればいいか、ズバッと答えを教えてほしい」
「専門家から的確なアドバイスがもらえるはず」
そう期待するのは、ある意味、自然なことです。
苦しくて困っていて、どうにかしたいから相談しているんですもんね。
でも実際のカウンセリングは、カウンセラーが「正解」をポンと渡してくれる場所ではありません。
まずは、その認識を持っていただけたら幸いです。
カウンセリングは「自分の答えを見つける場所」
カウンセリングの本来の目的は、あなたが自分なりの答えに近づいていけるよう、一緒に探求することです。
「自分はどうしたいのか」「どんなふうに感じているのか」「本当は何を大切にしたいのか」
こうした問いを、カウンセラーとの安心できる対話の中で、少しずつ見つけていく。そんなプロセスを大切にします。
「アドバイスをする/受ける」というのは、とても楽なことでもあります。
でも人は結局、自分で見つけた答えでないと納得感をもって進むことができません。
どんなアドバイスをもらっても、自分の心が「でも、これじゃない気がする…」と感じていたら、多くの場合、また同じところで迷ってしまうんです。
一見、効率が悪く感じられるかもしれませんが、じっくりと心と向き合う時間の中で、自分自身が本当に納得できる答えを見つけ、少しずつ変わっていく。
それこそが本当の成長、本当に自分が望む生き方にもつながります。
効果がなかったと感じる理由と、そこに込められた3つの視点
カウンセリングの本来の意味を踏まえた上で、「意味がなかった」と感じてしまう背景を見ていきましょう。
その奥には、実はとても大事な視点が隠れていることもあるんです。
1.期待していたものと違った → あなたが真剣に変わろうとしていた証拠
「答えをくれると思ってたのに教えてもらえなかった」
「解決策を教えてもらえると期待していたのに、がっかりした」
そんなふうに感じたとしたら、それだけあなたが本気で変わろうとしていた証かもしれません。
前のセクションでお伝えしたように、カウンセリングは「答えをもらう場所」ではなく「一緒に答えを探す場所」です。
だからこそ、最初は「えっ?何も教えてくれないの?」と戸惑うこともあるでしょう。
でも、「答えをくれると思ってた」その気持ちも、あなたが本気で向き合おうとした証し。
そのままの気持ちを、まずは自分で「そうだったんだな」と受け止めてほしいと思います。
そして、可能であれば、その違和感をカウンセラーに正直に伝えてみてください。
「こんなふうに期待していたんですが…」と話すことで、カウンセリングの進め方について一緒に調整できることもあります。
2.「相性が合わない」も、大事にしていい感覚
カウンセリングは、「人と人とのやりとり」です。
話し方や声のトーン、雰囲気、間の取り方。そういうちょっとしたところの「合う・合わない」は、実はすごく大きなものなんですよね。
「なんかこのカウンセラーは話しにくかったな」「この人とは、ちょっと距離がある気がする…」
そう感じたとしても、それはあなたに問題があるわけではありません。
人は、誰にでも自然に心を開けるわけではないですし、「合わないな」と感じるのは、むしろ自分の感覚がちゃんと働いている証拠です。
もちろんカウンセラーは、いろいろな相談者さんに質の高いカウンセリングができるように訓練を積みます。
ただ、どんなに経験豊富で能力のあるカウンセラーでも、いきなり全員とピッタリ気が合う…なんてことは正直に言って、ありません。
信頼関係がないまま無理に話そうとしても、うまくいかなくて当たり前。
「なんだかしっくりこなかったな」と思ったら、無理してカウンセリングを受け続けず、もっと相性のいい人を探すこともよいと思います。
ただ、カウンセラーと話し合いながら、少しずつ「安心して話しやすい関係性」を築いていくことも、それはそれでとても意味があります。
相性も含めて、ゆっくり探っていけるものだと思えたら、ちょっとだけ気持ちが楽になるかもしれません。
3.効果はあとからじわじわやってくることもある
「カウンセリングを受けたけど、何も変わらなかった」 そう感じることがあるかもしれません。
でも、カウンセリングは、受けたその場で何かが劇的に変わるというよりも、少しずつ効いてくることが多いんです。
そのときは「よくわからなかったな」と感じていても、数日後、あるいはもっと時間が経ってから、ふとした瞬間に「あのとき話したこと、今につながってるかも」と気づくことがあります。
カウンセリングは「気づきの種まき」みたいな面もあります。
もちろん話すこと自体にも意味はありますが、その時間の中で生まれた感情や言葉が、自分の中に静かに残ってじわじわ広がっていく。そんなイメージです。
もちろん、悩んでいるときほど、すぐに変化を感じたいと思うのも自然なこと。
目に見える変化が起こらないと「効果があったのかどうかわからない」と感じるのも無理はありません。
でも、カウンセリングの効果は、人によって現れ方もタイミングもさまざまです。
今はまだ見えていなくても、話の中でほんの小さな気づきが得られたとしたら、きっと、あなたの中で何かが少しずつ動き出しているはずです。
カウンセリングを「意味あるもの」にするために、できること
カウンセリングが「意味がなかった」と感じたときでも、ちょっとした意識の向け方で、その時間が自分にとって価値のあるものになることもあります。
期待を調整してみる
「すぐに答えが見つかる」「劇的に変わる」と期待しすぎず、「自分の気持ちを整理する時間」「小さな気づきを得る時間」として捉えてみる。
必ずしもすぐに変化が現れなくても大丈夫です。
感じたことをそのまま話してみる
「なんか違うな」「期待していたのと違う」という違和感やモヤモヤも、カウンセラーに正直に伝えてみてください。
その違和感を言葉にすることで、新たな気づきが生まれることもあります。
合わないと思ったら、違うカウンセラーを探してみる
安心できるかどうかは本当に大事です。遠慮せず、自分に合う人を探すのもまったく悪いことではありません。
そして、もし「今はカウンセリングを受けなくてもいいかも」「あまり変わりたいとは思っていないかも」と感じているなら、その気持ちもどうか大切にしてください。
そう思う自分を責める必要はまったくありません。
心の準備ができたときに、またいつでも立ち止まって考えてみれば大丈夫です。
自分に合うカウンセリングを、ゆっくり探していこう
カウンセリングを受けて「なんだか意味がなかったな…」と感じることは、決して珍しいことではありません。
そう感じるのには、たいていちゃんと理由があります。
カウンセリングは、人と人との関わりの中で行われるもの。
もしカウンセリングで違和感やモヤモヤを感じたら…そのまま素直にカウンセラーに伝えてみるのも、ひとつの方法です。
「こう思ってしまったんです」と打ち明けること自体、あなたの心の整理につながることもあります。
それでも「やっぱり難しいな」と感じたら、思い切って別のカウンセラーを探してみるのも、まったく悪いことではありません。
自分に合う人を見つけることも、心のケアには大切なこと。
一度「合わない」と感じた経験がある方ほど、「やっぱり不安だな」「自分に合うかどうか心配だな」と思って踏みとどまってしまうものだと思います。
私は、そんな方のために、気軽に受けていただきやすい「体験カウンセリング」をご用意しています。
まずは実際に話してみることで、相性や雰囲気を感じてもらえたらうれしいです。
「自分のペースで話せそうかどうか、ちょっと確かめたい」そんな気持ちでも、もちろん大丈夫。
必要だと感じたときに、いつでも気軽に頼っていただけたらと思います。
まずはどんなカウンセリングか知りたい方はこちらから

