こんにちは。カウンセラーの、やまももです。
フリーランスとして13年以上活動してきた中で、強く実感していることがあります。
それは、フリーランスが本当に自分らしく、自由に生きていくためには「自分軸」の安定感が欠かせないということ。
フリーランスの魅力は、自分のペースで自由に働けること。
しかし、その自由の裏には、自ら選択し、決断を下していく責任が伴います。
そして、その選択に迷わず進んでいくための指針となるのが「自分軸」です。
この記事では、フリーランスにとって自分軸がなぜ重要なのか、そしてそれを育てるためのポイントをお伝えします。
- フリーランスの働き方・生き方に興味がある
- すでにフリーランスだけど、なんとなく充実感が得られていない
- 自分軸を持ちたい・もっと強くしたいと感じている
自分らしく、納得のいく働き方・生き方を見つけたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
「自分軸」ってどんなもの?
「自分軸」という言葉、最近よく耳にしますが、少し抽象的でわかりにくいと感じる方もいるかもしれません。
簡単に言うと、「自分軸」とは、自分にとって大切な価値観や信念に基づいた判断の基準のこと。
たとえば、こんなシーンに出くわしたことはありませんか?
- 同僚や友人から「このやり方のほうがいいよ!」とアドバイスを受けたとき
- 目の前にチャンスが来たけれど、やってみるのが不安なとき
こうした場面で、自分がどう行動するのか、どんな判断を下すのかを決める指針となるのが「自分軸」です。
自分軸がしっかりしていると、他人の意見や一般論を参考にしつつも、最後には「自分はどうしたいのか?」を基準に判断できます。
一方で、自分軸が曖昧だと、他人の基準に振り回されやすくなり、「なんだか疲れる…」「本当にこれでいいのかな…」と迷いが増えてしまうことも。
つまり、自分軸は「自分が本当に望む生き方に近づくためのコンパス」。
進むべき道を示し、迷いを減らしてくれる存在です。
そして、この自分軸は誰かに教えてもらうものではなく、自分の経験や気持ちを振り返りながら、少しずつ育てていくものなのです。
フリーランスにとって自分軸が必要な理由
自分軸は誰にとっても大切ですが、フリーランスにとっては、特に必要不可欠なものです。
なぜなら、フリーランスは日々の選択や判断をすべて自分で決めなくてはならないから。
- どんな仕事をするのか?
- どんなお客さんと付き合うのか?
- 何時から何時まで働くのか?
- いつ休むのか?
これらすべてを、自分一人で決断していく必要があります。
このとき、自分軸がしっかりしていれば「これが自分にとってベストな選択だ」と迷いなく進めます。
逆に、自分軸が弱いと、他人の期待や短期的な利益に振り回され、気づけば「自由よりもストレスのほうが多い…」という状態になってしまうことも。
- 周りの意見に左右されて、自分の方向性がブレやすい
- 断るのが苦手で、キャパオーバーになりやすい
- 「やりたい仕事」より「目先の仕事」に流されてしまう
- 「これは自分に合う仕事か?」と基準を持って選べる
- 無理な案件を断り、心地よいペースで働ける
- 長く続けられる「自分らしい働き方」が実現できる
私自身、もともと自分軸はあるほうでしたが、フリーランスとして活動を続ける中で、それがより強固になっていきました。
たとえば…
「この仕事、本当にやりたい?」と自分に問いかけるようになったり、スケジュールの組み方や働き方のペースをより意識するようになったり。
最初のころは「これもやってみようかな?」と広く手を伸ばしていましたが、経験を積むうちに、「自分にとって心地よい働き方」や「長く続けられるスタイル」が見えてきました。
結果的に、無理なく楽しく働きながら、自分らしいペースでフリーランスを続けられるようになったと感じています。
自分軸を育てることは、「自分らしい働き方」を手に入れるための第一歩。
そして、それは単なる働き方の話にとどまらず、「自分らしい生き方」そのものにつながると考えています。
自分軸を見つけ、育てるための3つのポイント
自分軸が大事!とはわかっても、それを見つけて、しっかりとした軸へと育てていくのは、なかなか大変。
ここからは、自分軸を育てるためのポイントを3つに分けて紹介します。特にフリーランスになりたい方は、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
自分の価値観を見つける
「自分の価値観ってなんだろう?」と考えると、ちょっと難しく感じるかもしれません。
でも、実はそれは特別なことではなく、日々の中で「これが大切だな」と心が動いた瞬間を振り返ることから始まります。
たとえば私の場合、以下のようなシーンや状態を好みます。
- 大人数ではなく、一人ひとりとじっくり深く関わりたい
- 人が自分らしく生きるための力になりたい
- 心のつながりを大事にする人間関係を築きたい
- 急かされない環境で、束縛されず、マイペースに働きたい
- 自然が豊かな環境で暮らしたい
こうやって自分が好きなことを挙げていくことで、「心のつながり」「他者貢献」「自由」「自然」といった価値観(キーワード)が見えてきます。
きっとあなたにも、「これだけは譲れない」と感じることが、いくつもあるはずです。
それを探す第一歩として、日々の中でうれしかったことや、心が満たされた瞬間を思い出してみてください。
逆に、つらかったり違和感を覚えたりした場面も、価値観を見つけるヒントになります。
たとえば、以下は私が嫌だな、苦痛だなと感じるものです。
- 1から10までやり方が決められている仕事
- 人や物が溢れている騒がしい空間
- 同じ行動や考え方を強いられる環境
- 大人数の集まり
このように、ネガティブに感じることを挙げたうえで視点を変えてみると、「自由で柔軟な働き方」や「静かな環境」「個性や多様性」など、自分にとって譲れない価値観が見えてきます。
自分の強みを理解して活かす
強みというと、どうしても特別な才能や立派なスキルを思い浮かべがちです。
でも実は、強みとは「自分にとって自然にできること」や「楽しく取り組めること」を指します。
それこそが、自分らしさを形作る重要な要素であり、自分軸の一部ともいえます。
たとえば私の場合、文章を書くことや、人の話をじっくり聴くことが得意だと気づいたのは、フリーランスになってから数年後のことでした。
もちろん、それらは好きでやってきたことですが、それが特別な強みだとは思いもしませんでした。
強みは、あまり頑張らなくてもできてしまうので、自分では気づきにくいのです。
では、どうすれば自分の強みを見つけられるでしょうか?
おすすめの方法は、過去の経験を振り返ることや、友人・知人から「ここがすごいよね」と褒められた言葉を思い出してみること。
自分の強みを理解し、それを仕事や生き方に活かせるようになると「これが私の軸だ」と感じやすくなります。
そして、その軸を基に働き方や人間関係を選べるようになると、フリーランスとしての自由さをもっと楽しめるようになりますよ。
人と比べて落ち込まない
「人と比べない」
これが一番難しいと感じる人も多いかもしれません。
日頃から一人で活動するフリーランスは、「みんなどうやって活動しているんだろう?」など、つい他の人の動きが気になってしまいがちです。
しかも、最近はSNSなどで、他人のキラキラとした姿がどうしても目に入りやすくなっているから、なおさらですよね。
私も、他のフリーランスの成功を見ては「みんなすごい…私ももっと頑張らなきゃ…」と焦ることがありました。
でも、そうやって比べていると自分のペースを見失い、どうしても苦しくなってしまいます。
そこで気づいたのは、当たり前ですが「自分と他人の生き方は違う」ということ。
そもそも何を目指してフリーランスになっているのか、どんな人生を送りたいのかは、一人ひとり異なります。
「他人と比べる」という行為は人間の本能なので、ある程度は仕方がありません。でも、そこにばかり意識を向けると、あなたらしい歩みや生き方が見えにくくなります。
自分軸を育てるために大切なのは、(他人は一切関係なく)「自分はどうしたいか」に目を向けること。
人と比べて落ち込む瞬間があったら、「私は私でいいんだ!」と思いなおしていきましょう。
フリーランスは自分軸を大事にすると、もっと生きやすくなる
フリーランスとして活動していると、日々の選択や判断を自分でしなければならない場面がたくさんあります。
そのたびに、「これでいいのかな?」と迷ったり、不安になることもあるかもしれません。
でも、自分軸がしっかりしていると、「私はこれが大事だから、これを選ぼう」と安心して決められるようになります。
私自身、実体験を通して感じたのは、「自分にとって大事なことを基準に選ぶほうが、心地よく働ける」ということ。
いきなり自分軸を意識するのは簡単ではないかもしれませんが、少しずつ自分に問いかける習慣を持つことで「私はどうしたいのか?」が見えてきます。
そうして育てた自分軸は、日々の選択や働き方をより自分らしく、楽なものにしてくれるはず。
ぜひ、あなた自身の軸を大事にし、フリーランスとしても、ひとりの人間としても、居心地のいい日々を送ってもらえたらなと思います。
もし、あなたが「自分の軸をもっとしっかり持ちたい」「フリーランスとしての働き方や選択に迷いがある…」などと感じたら、いつでもご相談ください。
対話を通じて、あなたの心の中にある「本当に大切なこと」を一緒に見つけているお手伝いをします。
ご質問があれば、私のフリーランス経験も惜しみなくお話します。
体験カウンセリングは、どなたでも気軽に受けていただけます。お気軽にお問い合わせくださいね。
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