こんにちは。自分を知り、自分らしく生きるためのフリーランスカウンセラー、やまももです。
「SNSを見ていると、つい他のフリーランスと比べて落ち込んでしまう…」
「発信しなきゃと思うのに、プレッシャーばかり感じて疲れる…」
フリーランスにとって、SNSは仕事のツール。
でも、だからこそ「比較」や「焦り」が生まれやすく、気づけばSNSに振り回されてしまうこともありますよね。
特に、HSPのような繊細で敏感な気質を持つ人は、情報の影響を受けやすく、無意識のうちに疲れてしまうことも…。
でも大丈夫。比較してしまうのは、人間の本能。
無理に「やめなくては!」と、自分を責め続ける必要はありません。
それよりも大切なのは「比べないこと」ではなく、「比べても疲れない自分」になっていくこと。
この記事では、フリーランスがSNSと上手に付き合うための考え方や、比較疲れを防ぐコツをお伝えします!
- SNSで他のフリーランスと比べて落ち込みやすい人
- 発信しなきゃとプレッシャーを感じて疲れている人
- 自分のペースでフリーランスの働き方を楽しみたい人
SNSにちょっと疲れているフリーランスの人は、ぜひ参考にしていただけたらうれしいです。
フリーランスはなぜSNSで「比較疲れ」しやすいの?
SNSを見ていると、つい他のフリーランスと比べて落ち込んでしまうこと、ありませんか?
「あの人はフォロワーが多いのに、自分は…」
「すごい案件を獲得してる…自分ももっと頑張らなきゃ」
SNSは便利なツールですが、使い方によっては「比べて疲れる場所」にもなりがちです。
特にフリーランスは、仕事とSNSが直結していることも多く、無意識のうちに他人の成果と自分を比べてしまいやすいもの。
まずは、なぜフリーランスがSNSで「比較疲れ」しやすいのか、その理由を見ていきましょう。
「SNSは仕事のツール」だからこそ、比べてしまう
フリーランスにとって、SNSは単なる娯楽ではなく、仕事のツールでもあります。
営業、発信、ブランディング…仕事のために活用していると、他のフリーランスの投稿が気になり、「自分ももっと発信しないと!」と、プレッシャーを感じやすいんですよね。
また、SNSでは「いいね」や「シェア」の数が目に見えるため、つい反応を気にしてしまいがち。
「この人はたくさん反応をもらってるのに、自分は少ない…」と気にしすぎると、SNSを使うこと自体がストレスになってしまうこともあります。
フリーランスは成果が可視化されやすい
フリーランスの働き方は、会社員と比べて「成果が見えやすい」特徴があります。
- フォロワー数やいいね数
- 仕事の実績や売上
- クライアントの評価
これらの数値がそのまま「自分の価値」に思えてしまい、他の人と比較して落ち込んでしまうことも。
特に、SNS上には「成功しているように見せる」投稿があふれています。
そのため、「みんな順調に見えるけど、自分だけうまくいっていないのでは…?」と不安になってしまいやすいのです。
情報の影響を過度に受けやすい人もいる
人によっては、SNSなどの情報に強く影響を受けやすい傾向があります。
たとえば、「すごい人の投稿を見ると、自分がダメに思えてしまう」「SNSで見た言葉が頭から離れず、気づけばずっと考えてしまう」など。
こうした傾向があると、SNSを使うことで無意識のうちにストレスを感じやすくなります。
HSP(繊細な気質を持つ人)はその一例ですが、HSPに限らず、情報に敏感な人は決して少なくないでしょう。
だから、大事なのは「自分にとって負担の少ないSNSの使い方」を知ること。
それがわかっているだけで、人の価値観に翻弄されてしまったり、情報に飲み込まれたりすることを防ぎやすくなります。
人と自分を比較して疲れないために大事にしたい考え方
SNSを見ていると、どうしても人と比べてしまう…。
でも、人間は本能的に、自分と他人を比べる生き物。
「比べちゃダメ!」と無理にやめようとすると、余計に意識してしまって苦しくなりがちです。
大事なのは、「比較をゼロにすること」ではなく、「比べても疲れない自分」になること。
そのために大事にしたい考え方をここではお伝えします!
人は比べてしまう生き物:「社会的比較理論」とは?
「人と比べてしまうのは自分の性格の問題?」と思うかもしれませんが、そうではありません。
実は、心理学では「社会的比較理論」という考え方があります。
これは、「人は自分の立ち位置を知るために、自然と他人と比べる」というものです。
たとえば、テストの点数を見たとき、
- 「クラスの平均より高いか、低いか」を気にする
- 「自分より上の人・下の人」を無意識に探してしまう
こんな経験、ありませんか?
これと同じように、SNSでも「自分のフォロワー数は多いほうか?」「あの人より発信がうまくできているか?」と、つい比較してしまうんですよね。
人と比べるのは、人間である以上、無理もありません。
だから、ここで本当に問題なのは「比較をしてしまうこと」ではなく、「比較によって疲れてしまうこと」だといえます。
「上には上がいる」のループから抜け出すには?
SNSの世界では、「上には上がいる」状態が続きます。
- 「フォロワー1000人達成!」→でも、もっと多い人はたくさんいる
- 「仕事の依頼が増えた!」→でも、もっと稼いでいる人もいる
こうした比較を続けていると、どれだけ成果を出しても満足できず、ずっと「もっと頑張らなきゃ」と焦り続けてしまいます。
このループから抜け出すには、「比較の対象を、他人ではなく自分にする」ことが大切。
✔ 1年前の自分と比べて、成長したことは何か?
✔ できるようになったこと、挑戦したことは?
✔ 「あの人みたいに」ではなく、「自分なりに」前に進めていることは?
こうした視点を持つことで、SNSを見ても落ち込むことが減り、「よし、私は私のペースで頑張ろう」と思えるようになります。
フォーカスを「他人」→「自分」に戻す
SNSを見ていると、どうしても「他人の成功」にばかり目が向きがち。
でも、意識すべきは「自分の歩み」です。
「誰かと比べて頑張る」のではなく、「自分なりの成長を大切にする」という視点を持つことが、比較疲れを防ぐポイント。
✔ 「SNSを頑張る」のではなく、「自分が心地よく発信できる方法を見つける」
✔ 「評価を気にする」のではなく、「自分が大事にしたい価値観を発信する」
こう考えるだけで、SNSとの向き合い方がぐっと楽になりますよ。
「自分にとっての成功」って何?を考える
SNSでは、いろんな人が「成功のカタチ」を発信しています。
「フォロワーを増やすこと」「大きな案件を取ること」「有名になること」
それらが実現すれば、たしかに周囲からは「すごい!」と思われるでしょう。
でも、これって本当に「あなたが望む成功」でしょうか…?
フリーランスが自分らしく働くには、他人の成功に合わせて焦るのではなく、「自分にとっての成功」をしっかり考えることが大切です。
✔ 自分はどんな働き方が心地よい?
✔ どんなペースで仕事をしていきたい?
✔ どんな人と関わりながら仕事をしていきたい?
こうした視点を持つことで、他人と比べることが少なくなり、「私は私のペースでいいんだ」と思えるようになります。
フリーランスがSNSと上手に付き合うためのポイント
SNSは便利なツールだけど、使い方次第で「心がすり減る原因」にもなってしまうもの。
だからこそ、無理なく付き合っていくための 「自分なりのルール」を持つことが大切です。
この先は、「比較しないための考え方はわかった。じゃあ、実際にどう行動すればいいの?」という点に焦点を当て、さらに詳しく紹介します!
「発信する目的」を明確にする
フォロワー数や「いいね」の数に一喜一憂してしまうのは、「発信の目的」がぼやけているからかもしれません。
「なんとなく投稿しなきゃ…」という気持ちで発信すると、どうしても 「数字」や「他人の評価」に意識が向いてしまいがち。
でも、本当に大事なのは 「誰に、どんな想いを届けたいのか?」という部分。
- どんな人に届いたら、うれしい?
- どんな言葉を受け取ってほしい?
この軸がしっかりしていれば、たとえバズらなくても、「自分にとって意味のある発信ができた」と感じられるはずです。
SNSを使うルールを決める
SNSは、無意識のうちにスクロールし続けてしまうもの。
特に、暇なときや気分が落ち込んでいるときほど、つい他人の投稿を見て比べてしまいがちです。
そこでおすすめなのが、「SNSを見る時間を決めること」。
- 朝と夜に10分ずつだけ見る
- 投稿したらすぐにアプリを閉じる
- 休日はSNSを開かない
といったように、自分のペースを守れる環境を作ることが大事です。
また、フォローしている人の投稿が「見るたびにしんどい」と感じるなら、思い切って整理するのも一つの手。
「この人の投稿を見ると、元気が出る!」と思えるアカウントを中心にするだけで、SNSの居心地がぐっと良くなるはずです。
他人の投稿を「参考」にしても「自己否定」しない
SNSには、成功しているフリーランスの事例や、役立つ情報がたくさんありますよね。
でも、「すごいな」と思う投稿を見たとき、「私も頑張ろう!」と前向きになれるか?それとも 「私は全然ダメだ…」と落ち込むか?で、SNSの影響は大きく変わります。
大事なのは、「参考にするけど、自分と比較しないこと」。
人の投稿には少し距離を置きながら「この人はこういうやり方でうまくいったんだな」「私が取り入れられる部分はあるかな?」
このような視点で見るようにすると、SNSの情報に振り回されにくくなりますよ。
HSPの人は「情報断食」を意識的に取り入れる
HSPの人は特に、SNSの情報を深く受け取りすぎてしまうことがあります。
他人の感情に敏感なぶん、「誰かの悩み」や「世の中のニュース」を見て、気持ちが沈んでしまうことも…。
そんなときは、「情報を入れない時間」を意識的に作るのが大切。
- 1日SNSを開かない「デジタルデトックスDAY」をつくる
- 朝イチや寝る前はスマホを見ない
- 疲れたときは「自分の好きなもの」に意識を向ける
現代人は、日頃からあまりに膨大な情報をキャッチしているので、あえて情報から離れようとすると、最初は不安も感じてしまうかもしれません。
でも、情報からちょっと離れたところで、自分の人生にはたいして影響はない。自分が大切にしたいことは決して揺るがない。
そう考えると、少し楽になりませんか?
こんなふうに、情報から少し距離を取ることで、心のバランスを整えやすくなります。
SNSに振り回されず、自分らしく働くために
SNSを見ていると、どうしても「すごい人」が目に入ってしまって、比べてしまうことがありますよね。
でも、大切なのは、比べないことではなく、比べても疲れすぎないこと。
発信の目的を明確にしたり、SNSの使い方を工夫したりするだけでも、気持ちはぐっと楽になります。
「自分はどうしたいのか?」を大切にしながら、無理のないペースで働いていく。
そんなフリーランスの人がもっと増えたらいいなと思っています。
私自身、13年以上フリーランスとして働く中で、SNSの利用に疲れたり、人との比較に悩んだりしたこともありました。
だからこそ、同じように悩むフリーランスの方に、少しでも役立つ情報や気づきを届けられたらと思っています。
もし「SNSや比較でしんどいな…」と感じることがあれば、一度立ち止まって、自分の気持ちを整理してみてください。
あなたらしい働き方を続けていくために、私のコラムやカウンセリングがお役に立てたらうれしく思います。
\ フリーランスの不安、ひとりで抱えず一緒に考えましょう /