自分らしく生きるための「自分軸」とは?価値観を言葉にして他人軸を手放す方法

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こんにちは。自分らしく生きるためのこころの言語化をサポートするカウンセラー、山﨑ももこです。

「もっと自由に、自分らしく生きたい」と思っているのに、なんだか思ってたのと違う…そんなふうに感じていませんか?

新しい環境に身を置いたり、働き方を変えたり、人生の選択をしたりしたのに、いざ始めてみると…

  • 選択肢があるのに、不安から望まない方を選んでしまう
  • 周りの意見に左右されて、自分の方向性がブレやすい
  • SNSで他人の活躍を見るたびに、焦りや劣等感がわく
  • 目先の条件に流されて、本当にやりたいことから遠ざかってしまう

もし、このような気持ちで不安になることがあったら、あなたの心の土台となる「自分軸」が少し揺らぎやすい状態になっているのかもしれません。

私自身、フリーランスとして13年以上活動する中で、自分軸をしっかり育てていくことの大事さを身をもって感じました。

また、今はカウンセラーとしていろいろな方とお話しさせていただく中で、「自分らしく自由に生きる」ためには、自分軸を安定させることがとても大切だと実感しています。

選択肢が多く、流れが速い現代。だからこそ、心の土台となる「自分軸」を確かなものにすることで、迷いつつも自分らしく進んでいきやすくなります。

この記事はこんな方におすすめです
  • 人生の選択に迷いがある
  • 環境を変えたのに、なんとなく満たされない
  • 自分軸を持ちたい、もっと強くしたいと感じている

この記事では、自分軸の大切さと、軸を少しずつ育てていくヒントをお伝えできたらと思います。ゆっくり読み進めてみてくださいね。

目次

「自分軸」とは?あなただけの判断の基準

「自分軸」という言葉、最近よく耳にしますが、少し抽象的でわかりにくいと感じる方もいるかもしれません。

私がいう「自分軸」とは、「何を大事にして生きたいのか」「どう在りたいのか」という、自分にとって大切な価値観や信念に基づいた判断の基準のこと。

たとえば、こんな経験はありませんか?

  • 同僚や友人から「このやり方のほうがいいよ!」とアドバイスを受けた
  • 目の前にチャンスが来たけれど、本当にやってみるべきか迷う
  • 転職や独立を検討しているけれど、決断に迷っている

こうした場面で、自分がどう行動するのか、どんな判断を下すのかを決める指針となるのが「自分軸」です。

自分軸がしっかりしていると、こういう良さがあります。

  • 他人の意見を参考にしつつも、最後は「自分はどうしたいか?」で判断できる
  • 人生の選択に迷いが減る
  • 自分のペースで物事を進められる
  • 他人の基準や流行に振り回されにくくなる

自分軸が曖昧なときは、たとえばこんなことが起きがちです。

  • 他人の基準に振り回されやすくなる
  • 「なんだか疲れる…」「本当にこれでいいのかな…」と迷いが増える
  • 断るのが苦手で、キャパオーバーになりがち
  • 「本当にやりたいこと」より「目先のこと」に流されてしまう

つまり、自分軸は「自分が本当に望む生き方に近づくためのコンパスや、心の拠りどころ」のようなもの。
進むべき道を示し、困ったときには立ち返ることができる、迷いを減らしてくれる存在です。

なぜ現代に「自分軸」が特に大切なの

現代社会は、これだけ流れが速くて、SNSや情報にあふれています。
効率化ばかりが求められがちで、いかに効率よく生きるか、コスパやタイパといったことも頻繁に話題になりますよね。

そういう環境にいると、「こうやれば成功する」「この方法なら間違いない」といったノウハウや正解を求めてしまうのも、無理はないかもしれません。
私自身も、つい外側の情報に意識が向いてしまうことがあります。

でも、本当はどうでしょうか?

あなたが大切にしたいもの、価値観や気持ち、そして今の境遇は、誰一人として同じ人はいません。

だから、外の何かに合わせて生きようとすると、最初はうまくいっているように見えても、だんだんと心に苦しさが増してしまう。
そして、どれだけ外側の条件が整っても、本当に満たされた気持ちにはいつまでたっても辿り着けないんです。

私がカウンセリングで「自分軸」を中心テーマに据える理由

私が「こころの言語化カウンセリング」で「自分軸」を大切にしているのも、まさにここに理由があります。

カウンセラーとして多くの方とお話しする中で痛感するのは、現代を生きる私たちが、いかに「外側の基準」に振り回されやすい環境にいるか、ということです。

「あの人みたいになりたい」「この方法で成功したい」「もっと効率的に生きなきゃ」…そんな声が頭の中でぐるぐると回り続けている方が、本当に多いんです。

でも、そうやって外側ばかりを見ていると、肝心の「自分の心の声」が聞こえにくくなってしまいます。

流行りのノウハウや「みんながやっている方法」を追いかけるのではなく、自分の確固たる価値観や大事にしたいものを育てること。

それこそが、自分らしい生き方、自分だけの幸せな生き方——つまり「オリジナルハピネス」につながっていると、私は確信しています。
(このサイト名も、ここからきています)

誰かの正解ではなく、あなただけの答えを

世の中には「成功の法則」や「幸せになる方法」があふれています。でも、それらはあくまで参考であって、あなたの人生の答えではありません。

なぜなら、あなたの人生を生きるのは、あなただけだから。

「あなたが心から「楽しい」と感じることは何ですか?」
「あなたが「これだけは譲れない」と思う価値観は何ですか?」
「あなたにとって「満たされた状態」とは、どんな状態ですか?」

この問いかけに、正解はありません。あるのは、あなただけの答えです。

そして、その答えを見つけ、育てていくプロセスこそが、「自分軸を育てる」ということなのです。

【体験談】「自分軸」の大切さを痛感した私の転機

ここからは、少し私自身の体験談をお話してみようと思います。

フリーランスになったばかりの頃、私はとにかく「声をかけてもらえるだけありがたい」と思い、ほぼすべての依頼を受けていました。

でも、心の中では「本当にこれでいいのかな…」という違和感もありました。なんだかしっくりこないお仕事、相手とやりとりをしていてあまり心地よくない、相性が良くないかもしれないと感じるお仕事も正直あったのですが、「まあなんとかなるか」と思って、そのままやることにしたんです。

結果、最初に違和感のあったお仕事は、やっぱり途中でトラブルや、うまくいかなくなることがほとんどでした。

さらに、納期の詰まった案件や、心からやりたいとは思えない仕事まで抱えてしまい、徹夜続きで体も心もクタクタに…。

当時は「これも成長のため」と信じて突っ走っていましたが、気づけば好きで始めたはずの仕事が、義務や負担に感じられるようになっていました。

転機になったのは、条件はそこそこいいけれど、心がワクワクしないある案件を前にふと立ち止まり、
「この仕事、本当にやりたい?」と自分に問いかけたとき。

その答えが「NO」だったことで、初めて「自分にとって大事なものは何か」を真剣に考えるようになりました。

それからは、スケジュールや案件の選び方を見直し、「やりたい仕事・やりたくない仕事」の基準も自分の中ではっきりさせました。
そうするうちに、少しずつ自分にとっての心地よい働き方が形になっていきました。

今では、無理なく働きながら、疲弊せずにより自分らしいペースで活動できるようになり、仕事への満足感も格段に高まりました。

この経験から学んだのは、「自分軸は、自分らしく生きるためのエンジンであり、ブレーキでもある」ということです。

自分軸を育てるための3つのヒント

自分軸が大事とはわかっても、それを見つけて、しっかりとした軸へと育てていくのは、なかなか大変です。

ここからは、自分軸を育てるための3つのヒントをお伝えします。

ヒント1. 自分の価値観を言葉にする

「自分の価値観ってなんだろう?」と考えると、ちょっと難しく感じるかもしれません。

でも、実はそれは特別なことではなく、日々の中で「これが大切だな」と心が動いた瞬間を振り返ることから始まります。

価値観を見つける2つのアプローチ

①好きなこと・満たされることから探す

まず、自分が本当に好きなこと・心が満たされると感じることを思い浮かべてみましょう。

たとえば私の場合、以下のようなシーンや状態を好みます。

  • 大人数ではなく、一人ひとりとじっくり深く関わりたい
  • 人が自分らしく生きるための力になりたい
  • 心のつながりを大事にする人間関係を築きたい
  • 急かされない環境で、束縛されず、マイペースに働きたい
  • 自然が豊かな環境で暮らしたい

こうやって自分が好きなことを挙げていくことで、「心のつながり」「他者貢献」「自由」「自然」といった価値観(キーワード)が見えてきます。

②嫌なこと・違和感から探す

逆に、つらかったり違和感を覚えたりした場面も、価値観を見つけるヒントになります。

たとえば、以下は私が嫌だな、苦痛だなと感じるものです。

  • 1から10までやり方が決められている仕事
  • 人や物が溢れている騒がしい空間
  • 同じ行動や考え方を強いられる環境
  • 大人数の集まり

このように、ネガティブに感じることを挙げたうえで視点を変えてみると、「自由で柔軟な働き方」や「静かな環境」「個性や多様性」など、自分にとって譲れない価値観が見えてきます。

ヒント2. 自分の強みを理解して活かす

「強み」というと、特別な才能や立派なスキルを思い浮かべがちかもしれません。

でも実は、強みとは「自分にとって自然にできること」や「楽しく取り組めること」を指します。
それこそが、自分らしさを形作る重要な要素であって、自分軸の一部ともいえます。

たとえば私の場合、文章を書くことや、人の話をじっくり聴くことが得意だと気づいたのは、フリーランスになってから数年後のことでした。

もちろん、それらは好きでやってきたことですが、それが特別な強みだとは思いもしませんでした。

強みとは、本人にとってはあまり頑張らなくてもできてしまうものなので、自分では気づきにくいのです。

強みを見つける方法

  • 過去の経験を振り返る(褒められたこと、自然にできたこと)
  • 友人・知人から「ここがすごいよね」と言われた言葉を思い出す
  • 「時間を忘れて取り組めること」を考える
  • 「人から相談されやすいこと」を振り返る

自分の強みを理解し、それを生き方に活かせるようになると「これが私の軸」と感じやすくなります。

そして、その軸を基に働き方や人間関係を選べるようになると、自由さをもっと楽しめるようになりますよ。

ヒント3. 比較の渦から離れ、「私のペース」を取り戻す

「人と比べない」これが一番難しいと感じる人も多いかもしれません。

最近はSNSなどで、他人のキラキラとした姿がどうしても目に入りやすくなっているから、なおさらですよね。

私も、他の人の成功を見ては「みんなすごい…私ももっと頑張らなきゃ…」と焦ることがありました。でも、そうやって比べていると自分のペースを見失い、どうしても苦しくなってしまいます。

そこで気づいたのは、当たり前ですが「自分と他人の生き方は違う」ということ。そもそも何を目指しているのか、どんな人生を送りたいのかは、一人ひとり異なります。

「他人と比べる」という行為は人間の本能なので、ある程度は仕方がありません。

でも、そこにばかり意識を向けると、あなたらしい歩みや生き方が見えにくくなります。

比較から抜け出すための工夫

  • SNSは必要な時だけ開く(ざわついたら閉じる)
  • 「私は私でいいんだ」を合言葉にする
  • 小さな成功や成長を記録する習慣をつける
  • 自分の価値観リストを定期的に見返す

自分軸を育てるために大切なのは、(他人は一切関係なく)「自分はどうしたいか」に目を向けること。人と比べて落ち込む瞬間があったら、「私は私でいいんだ!」と思いなおしていきましょう。

自分軸を育てて、「自由」を味方にする

現代は選択肢が多いからこそ、心の土台となる「自分軸」を持つことが欠かせません。

日々の迷いも不安も、その軸があることで少しラクになり、自由を不安ではなく味方として活かせるようになります。

私自身も、これまでたくさんの迷いや不安を感じてきました。
でも、自分にとって本当に大切なものをひとつずつ見つけていくうちに、働き方も生き方も、だんだん心地よいものに変わっていきました。

その軸を見つけるための第一歩は、自分の心にしっかりと向き合うこと。

最初から完璧な軸なんて必要ありません。ちょっとずつ、自分の気持ちに耳を傾けることから始めてみてくださいね。

流れの速い現代だからこそ、立ち止まって自分の心と向き合う時間が大切。
その時間を通して育てた自分軸こそが、誰かの幸せの真似ではない、あなただけの「オリジナルハピネス」につながるのだと、私は信じています。

自分らしく生きたいけれど、
どこから始めればいいかわからないあなたへ

もし今、「なんだかモヤモヤするけれど、うまく言葉にできない…」「本当はどうしたいのか、自分でもよくわからない」
そんなふうに感じているなら、ひとりで抱え込まずに、どうぞ気軽にお声がけくださいね。

こころの言語化カウンセリングでは、あなたのペースを大切にしながら、

  • 漠然としたモヤモヤを、安心して言葉にできる場をつくる
  • あなたが本当に大切にしたい価値観を、焦らずじっくりと見つける
  • 他人の評価に心を揺らされず、あなたらしくいられる心の土台・軸を育む

そんなお手伝いをします。

初めての方でも安心して受けられる体験の場もご用意しています。あなたらしい生き方を、一緒に見つけていきましょう。

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