こんにちは。自分らしく生きるためのこころの言語化をサポートするカウンセラー、山﨑ももこです。
今日はよく耳にするけれど、いざやろうとすると難しい「自分を大切にすること」についてお話しします。
悩みや不安でいっぱいのとき、「自分を大切にしよう」って言われても、むしろ苦しくなることがありますよね。「それができたら悩んでないよ…」と感じる人もいるかもしれません。
でも実は、「自分を大切にする」って、特別なことをする必要はないんです。
まずは自分の心の声に気づいて、それを言葉にしてみる。そこから始まる小さな変化が、やがて「自分らしい生き方」へとつながっていきます。
この記事では、「こころの言語化」を通じて自分の本当の気持ちを見つけ、日々の中で無理なく自分を大切にしていく方法をお伝えします。
- 人の気持ちを優先しがちで、自分の気持ちが曖昧になりやすい
- 頑張りすぎて自分を責めやすい
- 「自分らしく生きたい」けれど始め方がわからない
小さな一歩から始められる具体的なヒントもご紹介しますので、肩の力を抜いて読んでいただけたらうれしいです。
「自分を大切にする」って、実はどんなこと?
「自分を大切にするって、どういうことだろう?」
この質問をされたとき、あなたはどんなことを思い浮かべますか?
「好きなものを買う」「美味しいものを食べる」…そんなご褒美的なことを想像する方もいるかもしれません。もちろん、それも大切な自分ケアのひとつですよね。
でも私は、もう少し日常的で、もっと根っこの部分にあることだと考えています。
- 疲れているときに「疲れた」と素直に認めてあげる
- 嫌なことを嫌と感じる自分を否定しない
- 「こうしたい」という気持ちを大事にする
- 自分のペースを守ってもいいと思える
こういった、自分の気持ちや感覚を「そうだね」と受け止めてみることが、実は「自分を大切にする」の始まりなのかなと思うんです。
私自身、昔は「自分を大切にしよう」と言われても、正直ピンときませんでした。むしろ「甘えてるみたいで罪悪感がある」「他の人のことを考えなきゃいけないのに」と感じることもあって。
でも、これまで生きてきて気づいたのは、自分の気持ちを大切にできる人ほど、結果的に周りの人にも優しくできるということでした。
自分の心が満たされていると、人に対しても自然体で接することができるし、無理をして疲れ果てることも少なくなります。
「自分を大切にする」というのは、決してわがままなことではありません。
自分の価値観や気持ちに沿って、無理のない生き方を選んでいくことなのだと思います。
とはいえ、「自分の気持ちに沿って生きる」って、言葉で言うほど簡単ではありませんよね。
だからこそ、まずは小さなところから始めてみることが大切です。
自分を大切にできないとき、心の中で起きていること
「自分を大切にしよう」と頭では思っても、実際にはうまくできないことって、本当によくあります。
- 自分に自信が持てず、何をしても自己嫌悪におちいってしまう
- つい自分のことより相手ばかりを優先してしまう
- ネガティブな考えが頭から離れない
- 「私なんて」「どうせ私は」という言葉が心の中でリピートされる
こんな状態になっているとき、私たちの心は何かにとらわれていて、のびのびと動けなくなっている状態かもしれません。
その「何か」とは、たとえば、
- 「こうあるべき」「ちゃんとしなきゃ」といった思い込み
- 過去の経験や傷ついた記憶
- 周囲の期待や「人と比べてしまう」気持ち
- 「私がわがままを言ったら、嫌われるかも」という不安
こうしたさまざまな要因が重なって、心にブレーキがかかってしまうのです。
そして、そのブレーキの多くは、言葉にならないまま心の中に閉じ込められている気持ちだったりします。
だから「自分を大切にしたい」と願っても簡単にそうできないのは、ある意味では人間として自然なこと。あなたが弱いからでも、甘えているからでもないんです。
「こころの言語化」で、少しずつ自分の本当の気持ちに気づく
では、そんな心のブレーキから、どうやって少しずつ自由になっていけばいいのでしょうか?
その第一歩は、自分の本当の気持ちにやさしく気づいて、それを言葉にしてみることです。
「自分は今、何を感じているんだろう?」
「何が好きで、何が苦手?」
「どんなことに楽しさや喜びを感じられるのかな?」
「どんなふうに働いて、どんなふうに生きていきたい?」
こういった問いに対する自分の本当の気持ちに、皆さんは気づけていますか?
忙しい日常生活の中では、意外とちゃんと向き合えていない方も多いのではないかと思います。
でも「自分が何を考えていて、どうありたいのか」がわからない状態では、自分という存在を大切にすることは難しいもの。
だからこそ、まずは自分自身の声に耳を傾けてみること。小さな小さな心の動きに目を向けて、言葉にしていくことを、私は「こころの言語化」と呼んでいます。
具体的には、こんな感じです。
「職場で意見を言おうとすると、なぜか胸がぎゅっと苦しくなる」
→それは「意見を言うのが怖い」という気持ちがあるのかもしれません。
→さらに言葉にすると「否定されたら嫌だな」「変な人と思われたくない」という不安があるかも。
「友達に誘われたけど、なんとなく気が進まない。でも断るのは申し訳ない…」
→もしかしたら「本当は一人で過ごしたい」という気持ちにフタをしているのかもしれません。
→「疲れているから休みたい」「今は静かに過ごしたい」というニーズがあるのかも。
こうしたモヤモヤや違和感は、自分の本音や大切にしている価値観を教えてくれる、大事なサインです。
気持ちが言葉になると、「じゃあ、どうしよう?」と考えられるようになり、選べる行動も変わってきます。
今日からできる「こころの言語化」ミニワーク
日常ですぐに実践できる簡単なワークをご紹介します。
1日3分くらい、本当に小さなことからで大丈夫です。
1) 今日の気持ちを言葉にする
一日の終わりに「今日はどんな気持ちだったかな?」と、静かに考えてみてください。
「不安70・楽しみ20・眠さ10」みたいなざっくりした感じでも十分です。
2) からだの声を聞く
肩のこわばり、胃の重さ、呼吸の浅さに気づいたら、深呼吸を3回。身体の感覚は、心の状態を教えてくれる大切なメッセンジャーです。
3) 今日の1センチを決める
スマホの通知を1つ切る、深呼吸を3回する、予定を1つ減らす。そんな小さな「自分を大切にする」を1つ決めてみてください。
小さな「こころの言語化」から始める、自分を大切にする生き方
自分の心の声をキャッチするのは、決して簡単なことではありません。
実際、誰かに話してみて、初めて「そうか…私、こんなふうに感じてたんだ」と気づくことは、よくあることです。
とはいえ、家族や友人に相談しても「そんなことで悩まなくてもいいのに」「私も同じだよ、気にしなくても大丈夫」といった反応に、かえってモヤモヤが深まってしまうこともありますよね。
そんなとき、一人で抱え込まずに、自分の心の声に耳を傾ける方法を試したり、安心して話せる場所を選ぶことも、自分を大切にする大切な一歩です。
「自分を大切にする」とは、特別なことではなく、日々の小さな心の声に気づき、それを言葉にすることから始まります。言葉になった気持ちは、あなたの次の選択を、きっとやさしく導いてくれるでしょう。
自分を大切にしたいけれど、
どこから始めればいいかわからないあなたへ
もし今、「モヤモヤするけど、何がつらいのか自分でもよくわからない」「自分をもっと大切にしたい。でも、どうしたらいいかわからない…」
そんなふうに感じることがあれば、一人で抱え込まず、どうか頼っていただけたらと思います。
私の「こころの言語化カウンセリング」では、うまく言えない気持ちを、安心できるお話の中で一緒に見つけていきます。
あなたの心の声を、焦らずじっくりと言葉にして、あなたらしい生き方の軸を一緒につくっていきましょう。
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