「自分らしく生きたいけれど、気づけば迷ってばかり…」
そんなときって、ありませんか?
やりたいことがあっても、選択肢が多すぎて足が止まってしまう。
周りの声や期待に揺れて、「本当はどうしたいのかな」とわからなくなる。
でも、その答えは外のどこかではなく、ちゃんとあなたの中にあります。
それが「価値観」という心の声です。
価値観は、迷ったときに「本当はこうしたいよ」と小さくささやいてくれる、あなただけの大切な声。
その声に気づいて言葉にできるようになると、不思議なくらい迷いが減って、心が軽くなっていきます。
この記事では、価値観とは何か、どうやって見つければいいのか、そして価値観を大事にすると人生がどんなふうに変わっていくか、お話してみようと思います。
- 大事にしたいことがわからず、選択に迷ってしまう
- 他人の目や周りの期待に影響されやすい
- 自分の軸を大事にした人生を歩みたい
「自分らしい生き方を見つけたい」「日々の選択に自信を持ちたい」と感じている方は、ぜひ読んでみてくださいね。
価値観とは?
「価値観」と聞くと、なんだか堅苦しく感じるかもしれませんが、実はとても身近なもの。
価値観とは、「あなたが大切にしたいこと」「どんな状態でいたいか」という、日々の選択を支える心の基準です。
たとえば
- 「家族との時間を大事にしたい」
- 「仕事はお金よりもやりがいを重視したい」
- 「人に誠実でありたい」
- 「新しいことに挑戦し続けたい」
これらはすべて、あなたの価値観。特別なものではなく、誰もが持っている「自分らしさの種」なのです。
価値観は、ライフスタイルや、その時々の状況によって変わることもあります。
なぜ価値観を知ると迷わなくなるの?
私たちは日々、仕事、人間関係、生き方…いろいろな選択をしながら生きています。
そんなとき、価値観がはっきりしていると「自分はどうしたいのか」を迷わずに選べるようになります。
たとえば…
「家族との時間を大事にしたい」という価値観がある人なら、休日出勤を頼まれたときに、自分の基準で判断できます。
また、「嘘をつかずに誠実でいることが重要」という価値観を持つ人なら、仕事でミスをしたときに、ごまかすのではなく、正直に報告することを選ぶでしょう。
逆に、価値観があいまいだと…
周りの意見に流されやすくなったり、後で「本当にこれでよかったのかな…」とモヤモヤして、不安感が強く出てきたりします。
まずは「今の自分が自分はどんな価値観を持っているのか」を知ること。これが、迷いの少ない人生への第一歩になります。
自分の価値観を見つける3つの方法
「自分の価値観って、どうやったら見つけられるんだろう?」
なんだか難しく感じるかもしれませんが、実はそれらはすでに、あなたの考え方や選択の中に表れています。
つまり、新しく何かを作り出すというよりも、「すでにあるものに気づくこと」が大切です。
ただ、普段は無意識で選択していることが多いため、自分だけではなかなか気づきにくいもの。
そこで、シンプルだけど効果的な3つの方法をご紹介します。
「大切にしたいもの」を書き出してみる
まずは、あなたが「これだけは大事にしたい」と思うことをリストアップしてみましょう。
たとえば、こんな感じです。
- 家族との時間を優先したい
- 誠実な人でありたい
- 新しいことに挑戦し続けたい
- 人の役に立つ仕事をしたい
書き出してみると、「自分にとって何が大切なのか?」が目に見える形になり、意識しやすくなります。
「なんとなく思っていたこと」が言葉になるだけで、ごちゃごちゃしていた思考が少しスッキリすることもありますよ。
「なぜ?」を繰り返して掘り下げる
「大切にしたいこと」が見えてきたら、さらに「なぜ?」を複数回(3回くらい)繰り返して深掘りしてみましょう。
なぜこれを大事に思うのか?
その理由をたどることで、自分の本当の価値観がよりクリアになっていきます。
たとえば、「人の役に立つ仕事をしたい」と思ったとします。
1回目:「人の役に立つ仕事をしたいのはなぜ?」
→「人に感謝されるとうれしいから」
2回目:「人に感謝されるとうれしいのはなぜ?」
→「自分の存在が誰かの力になれると感じるから」
3回目:「自分の存在が誰かの力になれると感じるとうれしいのはなぜ?」
→「誰かの支えになれることで、自分も満たされるから」
こうして深掘りすると、最初は「人の役に立ちたい」と思っていたことが、実は 「誰かを支えることで、自分も充実感を得られる」 という価値観につながっていることがわかります。
つまり「価値観」とは、単なる願望ではなく、自分の心が本当に求めているものともいえます。
こうやって考えていくと、自分の人生を、より納得感をもって生きやすくなります。
過去の選択を振り返ってみる
自分の価値観を探す方法として、これまでの人生の選択を振り返ってみるのもおすすめです。
たとえば、こんなことを思い出してみてください。
- 仕事を選ぶとき、どんな基準で決めた?
- 大切にしている友達には、どんな共通点がある?
- 「これだけは譲れない!」と思った経験は?
じっくり振り返ってみると、そこにあなたの大切にしているものが表れていることに気づくはずです。
たとえば、「嘘をつかない友達が好き」と思うなら、あなたにとって「正直でいること」が大切なのかもしれません。
「チームワークを大事にする職場を選んだ」なら、「人と協力し合うこと」を大切にしているのかもしれませんね。
こうして過去を振り返ることで、自分がどんな価値観をもって生きてきたのかが、少しずつ見えていくでしょう。
価値観を言葉にすると、こんなふうに人生が変わる
価値観を言葉にすることで、人生の選択がスムーズになり、日々の迷いやモヤモヤが減っていきます。
具体的にどんな変化があるのか、3つのポイントでお伝えします。
迷いが減り、決断がラクになる
価値観が明確になると選択の基準がはっきりするので「どっちを選べばいいんだろう…」と悩む時間が減ります。
たとえば、「挑戦を大切にする」という価値観がある人なら、転職するかしないか迷ったとき、「自分の価値観に合っているか?」という基準で、実際に行動するかどうかを決めることができるでしょう。
「安定を優先したい」と考えている人なら、「今の環境を守ることが自分にとって大事」と納得したうえで、現状のまま過ごすことを選ぶかもしれません。
転職するもしないも、絶対的な正解があるわけではありません。
でも、自分の基準を持つことで、「どちらが正解か?」ではなく、「自分にとってはどちらが大切か?」で判断できるようになります。
他人の意見に振り回されなくなる
「周りの期待に応えなきゃ」「こう思われたらどうしよう…」と、つい他人の目を気にしてしまうこと、ありませんか?
でも、自分の価値観が明確になれば、他人の意見に左右されることなく、自分軸で行動できるようになります。
たとえば、友人や家族から「もっと安定した仕事に就いたほうがいいよ」と言われたとき。
もしあなたが「自由な働き方を大事にしたい」という価値観を持っていれば、「自分にとっては、自由な時間があることが何より大事だから」と、ブレずに自分の選択に自信を持てるようになるでしょう。
周りの意見を参考にするのは大切ですが、最後に決めるのは自分。
価値観を言葉にすると、外からの声ではなく、自分の心の声にしたがって生きやすくなります。
人生に対する深い納得感が生まれる
価値観に沿って生きることで、「自分の人生を自分で選んでいる」という深い納得と充足感が湧いてきます。
別に、なにか大きなことを成し遂げる必要はありません。
「家族との時間を大切にする」と決めた人が、仕事をセーブして子どもとの時間をしっかり取れるようになった。
「誠実でありたい」という信念を持つ人が、どんなときも正直な対応を心がけることで、周りからの信頼を得られるようになった。
「新しいことに挑戦するのが好き」という価値観を大事にした人が、「やってみたい!」と思ったことに次々と飛び込み、毎日がワクワクするようになった。
このようなかたちで自分の価値観に沿った生き方ができていると、「これでいいんだ!」という心の底からの納得感が生まれます。
すると、日々の選択での迷いが減るだけでなく、人生そのものが充実し、満たされた感覚につながっていくでしょう。
価値観の「こころの言語化」で自分軸を育てる
価値観を見つけることは、私が普段お伝えしている「こころの言語化」のプロセスです。
「なんとなく大切」と感じていることに、具体的な言葉を与える。
「モヤモヤするけど理由がわからない」状況から、「私はこれを大切にしたいから違和感があるんだ」という気づきへ。
言葉にすることで、ぼんやりしていた価値観が「確かな自分軸」に変わっていきます。
でも、一人では気づきにくい価値観もあります。
「当たり前すぎて意識していないこと」「無意識に大切にしていること」は、対話を通じて初めて見えてくることも多いのです。
言葉になっていない「大切なもの」を一緒に見つけませんか
「自分が何を大切にしたいのかわからない」
「価値観はあるけど、言葉にするのが難しい」
「同じことをぐるぐる考えてしまって、整理できない」
そんなときは、一人で抱え込まずに、安心できる対話の中で価値観を言語化してみませんか。
私の「こころの言語化カウンセリング」では、あなたが無意識に大切にしている価値観を、一緒に丁寧に言葉にしていきます。
あなたらしい価値観を一緒に見つけて、あなたの軸を育て、迷いの少ない生き方を送りましょう。
まずはお気軽に、体験カウンセリングからどうぞ。