コラム

心と切り離したキャリアの悩みは、なぜ繰り返されるのか|「満たされない働き方」の奥に気づいたIT系技術職・Tさんの事例

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この記事では、実際のご相談内容をもとに、働き方の悩みの奥にあった「心のテーマ」についてお話しします。
※プライバシーに配慮し、一部内容は調整しています。

こんにちは。自分らしい働き方・生き方を支援するカウンセラー、山﨑ももこです。

私は普段、独立やフリーランス、副業を目指す方をはじめ、
「働き方を変えたい」「このままでいいのか迷っている」
そんな思いを抱える方のお話をうかがっています。

そうしたご相談を通して、私が強く感じているのは、
「心と働き方(キャリア)は、切り離して考えることができない」ということです。

働き方の相談というと、スキルや選択肢の話だけと考える方もいます。

でも実際にはその背景に、簡単には割り切れない不安や迷いがあったり、「自信が持てない」といった心の状態、幼少期のトラウマ、その他さまざまなコンプレックスや複雑な事情が関わっていることも少なくありません。

だからこそ、本当に自分らしいキャリアを築いていくためには、自分の「心」に向き合うことも、とても大事です。

そこでこの記事では、心と働き方・キャリア選択の結びつきについて、セッション事例を含めてお話したいと思います。

この記事はこんな人におすすめです
  • 「もっと頑張らなきゃ」と思っているのに、なぜか体が動かない
  • 転職や働き方を変えても、同じところでつまずいている気がする
  • 本当に自分に合う働き方を見つけて、自分らしく生きたい

もし、ひとつでも思い当たるものがあれば、この先を読み進めてみてください。

目次

【事例】「キャリアの悩み」の奥にあった、本当の困りごと

キャリアアップの相談から、少しずつ見えてきたこと

私が相談を受けさせていただいた方に、こんな方がいらっしゃいました。

※守秘義務の観点から、話の大筋がわかる程度に、いくつかのケースを合わせながら一般的なケースとして書き換えています

IT系技術職として働いていらっしゃる30代の男性、Tさん。

ご相談のきっかけは、「現職で伸び悩んでいる感覚があり、今後のキャリアアップを見据えてどう動くか考えたい」というものでした。

まずじっくりお話を聴かせていただくと、Tさんはキャリアの発展を考えていきたい一方で、「いまの職場で力が発揮しきれていない感覚」を非常に強く抱いておられました。

その背景には、プロジェクトの関係者とうまく連携が取れずに大きなストレスを感じていることや、次第に自信を失っている状態がありました。

さらにお話を伺う中で「学生時代からの対人不安、挫折経験によるトラウマがある」というお言葉も。

「これまでどの職場に入っても、同様のことでつまずいている」ということもわかってきました。

こういったお話を重ねる中で、Tさんが抱えていた迷い・悩みの中心には、「人とうまく話せない」「日常のコミュニケーションに不安を感じる」という感覚があることが見えてきました。

こうした対人面でのしんどさを言葉にできないまま、Tさんは次第に「自分の力(スキル)が足りず、この職場が合わないのかもしれない」と感じるようになっていったようです。

これまで、Tさんは同様の理由で、何度か転職を繰り返しておられました。

ただ「何度転職をしても、この選択が正解だったのか」をはっきり実感できていなかったそうです。

気づくことが、変化や次の選択につながっていく

セッションの終盤にTさんが口にされたのは、「ちゃんと話す中で、自分でも気づいていなかった潜在的な課題が見えてきた気がする」という言葉でした。

キャリアアップの話題から始まったこのセッションは、次第に「Tさんにとっての本当の課題や悩みは何だったのか」を一緒に確かめる時間へと変わっていきました。

漠然と「力を発揮しきれていない感覚」で悩み、「もっとスキルアップすれば解決するのでは」と考えておられたTさん。

でも、このセッションを通じて大きかったのは、その背後にある対人不安など、「自分でも気づいていなかった長く抱えてきたテーマ」に、少し触れられたことでした。

それが見えてきたことで、よくわからないまま消耗する感覚を繰り返してしまう状態から、ちょっと距離を取れるようになるきっかけが生まれます。

すぐに問題が解決したわけではありません。

でも、
「じゃあ、そのうえでどういった働き方をしよう?」
という問いは、ここから考えていくことができます。

実際、Tさんはこの新たな気づきを得たことで、だいぶ気持ちが楽になったとおっしゃっていました。

まずは気づくこと。
それを少しずつ自分の中で確かめていくだけでも、人は変わり始めていきます。

今回、Tさんとこの感覚を一緒に確かめることができたのは、やみくもに動いて消耗するパターンから抜け出す、大事な一歩だったのではないかと思っています。

「働き方」にはその人の心が強く影響する

仕事を選ぶとき、多くの方はまず、業界や職種、仕事内容、給与面などの条件を見ていくことでしょう。

それは自然なことですが、一方で、それだけではうまくいかないこともたくさんあります。

人によって大事にしたいことは実にさまざまです。

たとえば、

  • 何よりも収入や安定性を大事にしたい
  • 果敢にチャレンジできる環境を求めている
  • なるべく人付き合いをせずに過ごしたい

どれも「間違い」ではありませんし、人によって優先順位も違います。

ただ、こうした「自分にとって何が大事なのか」という感覚は、求人情報を眺めているだけでは、なかなか気づけないことも少なくありません。

実際、希望の業界や職種、あるいは企業を選んだはずなのに、
「働き方が合わず消耗する感覚がある」「常に無理をしている感じがする」
こういったご相談は、実は多く寄せられます。

そして、このような感覚は、単に「職場が合わない」という一言では片づけられないことも多くあります。

もう一歩踏み込んで見ていくと、その背景には、生きてきた歴史や経験、性格、価値観など、その人ならではの心の動きが関わっていることも多いのです。

だからこそ、フィットする働き方を探したいときには、掲げられた表面的な条件や選択肢だけでなく、
「本当に自分が求めているものは何か」
「どんなことが無理で、どんなことなら大丈夫なのか」

を、本音ベースでしっかりと見つめていくことが大切になってきます。

心に触れながら、本当にフィットする働き方を見つけるお手伝いをします

「働き方がしっくりこない」

その背景には、Tさんの事例でも見てきたように、これまでに積み重なってきた複雑な気持ちや、もともとの気質、思考のパターンなどが影響しているケースもあります。

私は「自分らしい働き方」を見つけるお手伝いのために、心理学・カウンセリングのアプローチを土台に、まずその方の心にしっかりと寄り添い、本当に感じていることに一緒に触れていきます。

「本当は人と話したくない」
「誰にも影響されず好きに働きたい」
「仕事にやる気が出ない」

そのような、つい普段は抑え込んでしまいそうな気持ちを出していただいても、私は一切の否定や非難をすることなく、その方の感じることをまず大事に受け止めます。

そこをじっくりと解きほぐしていくこともできますし、「いま目の前で困っていること」に焦点を当てて、解決するために、どう進めばいいか。
その道筋を一緒に考えることもできます。

いずれにしても、まずは自分が何に困っているのか、どんな気持ちを抱えているのかに気づくこと。

それが、自分らしく働くための大事な一歩になります。

自分に合う働き方やキャリアに迷っている方へ

働き方やキャリアの悩みは、仕事の話だけを切り取っても、なかなか整理がつかないことがあります。

「満たされない働き方を繰り返している」
「本当に自分に合う働き方を見つけていきたい」

そのような思いを抱えている方は、ぜひ一度、気軽にご相談いただければと思います。

考えや言葉がまとまっていなくても大丈夫。キャリアの軽いご相談からでも構いません。

初回は体験セッションとして50分、しっかりお話をうかがいます。
気軽にお問い合わせくださいね。

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