コラム

カウンセリングって何を話すかわからないあなたへ。本音を話せない人でも大丈夫な理由

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こんにちは。自分軸を育てて、自分らしく生きるためのお手伝いをするカウンセラー、山﨑ももこです。

皆さんはカウンセリングについて、どんなイメージを持っていますか?

「カウンセリングにちょっと興味があるけれど、何を話せばいいかわからない」
「うまく言いたいことを伝えられるか不安…」

そんな気持ちを抱えている人は、実は少なくありません。

実は、私自身もカウンセリングを受けてきた中で、「本当のことほど言いづらい」「ここまでは言っていいのかな…」と、何度も悩んだことがあります。

そして、カウンセリングの現場にいても、「本音を話すのが怖い」「うまく話せない」と感じている方は本当に多いと感じます。

でも本来、カウンセリングは
「上手に、しっかりと話す場所」ではなく、「自分の心と向き合って、気持ちを整理する場所」

だからこそ、「うまく話せなくても大丈夫」ということは、言葉だけでなく実感としてお伝えしたいと思っています。

こんな方におすすめの記事です
  • カウンセリングに興味はあるけれど、何を話せばいいのかわからない
  • 本音を話すのが苦手で、「カウンセリングはハードルが高い」と感じている
  • 誰かに相談したいけれど、うまく話せそうになくて不安

「カウンセリングってどんなもの?」と思う方にとって、少しでも参考になればうれしいです。

目次

カウンセリングでは、何を話せばいいの?

「カウンセリングで何を話せばいいんだろう?」
そう思うと、どうしても緊張してしまいますよね。

まず結論からお伝えすると、カウンセリングで話していいのは「今のあなたが気になっていることは、なんでも大丈夫」です。

「こんなこと話してもいいのかな…」と思うことこそ、むしろカウンセリングで一緒に見ていけるテーマです。

  • 最近ヤモヤすること(気持ちが晴れない、心配ごとがある など)
  • 人間関係の悩み(家族・友人・パートナー・職場関連 など)
  • 仕事や将来への不安(このままでいいのか、仕事を辞めたい、転職するか迷う など)
  • 自分の性格や考え方のこと(ついネガティブになってしまう、生きづらい など)

カウンセリングはあなたが「いま話したいこと・思い浮かぶこと」を自由に話せる場所。
「これを話さなければいけない」「これを話しちゃいけない」という決まりはありません。

「こんな小さなことでいいの?」と思うようなお話でも大丈夫。

最初はなんだかよくわかっていなくても、ぽつりぽつりと話しているうちに少しずつ気持ちが整理されて、「あ、私はこう感じていたんだ」と気づくこともありますよ。

たとえば、「最近なんだかモヤモヤするんです…」という一言から始まったカウンセリングで、話しているうちに「実は職場で自分の意見を言えないことがストレスだった」と気づいた方もいらっしゃいます。

また、話している途中でうまく言葉にできない気持ちや感覚が出てくることもあります。
それもまったく問題ありません。

カウンセラーは、言葉にならないものも大切に受け止め、そこから少しずつ気持ちが整理できるように進めます。
だから、無理にきれいに話さなくてOKです。

本音を話せない人こそ、カウンセリングで楽になれる理由

「本音を話すのが苦手」「言いたいことがあっても、うまく言葉にできない」
そんな人ほど、最初はカウンセリングがちょっと怖く感じてしまうかもしれません。

でも、いきなり全部本当のことを言えなくても大丈夫。そしてなかなか言葉にできない人ほど、カウンセリングで少しずつ気持ちを出すうちにスッキリすることがあります。

ここでは、カウンセリングで気持ちが楽になるポイントをご紹介します。

①「無理に話さなくてもいい」と思える場

日常生活では「ちゃんと思っていることを言葉にしなきゃいけない」「話を整理して伝えなきゃいけない」と思うほど、余計に話せなくなることはありませんか?

でも、カウンセリングでは「うまく話さなくていい」「言葉にならなくても大丈夫」という前提があります。

カウンセラーは、言葉だけではなく、相談者さんの表情や声のトーン、言葉の間からも、気持ちや感じていることをくみ取ろうとします。

たとえ言葉が詰まっても、「こういう気持ちなのかな?」「どんなふうに感じているのかな?」などと、否定せずに寄り添い続けます。

この安心感があるからこそ、逆に「とりあえず、思うことをちょっとずつ話してみようかな」と思えることがあるんです。

「話してもいいし、話さなくてもいい」
そう思える環境だからこそ、肩の力を抜いて、自分のペースで自分の心とじっくり向き合うことができます。

②本音を言うことへの怖さが和らぐ

本音を話すことに抵抗があるのは、人それぞれ理由があります。

  • 「こんなこと言ったら否定されるかも」「嫌われちゃうかも」という怖さ
  • 「そもそも自分が何を感じているかわからない」というモヤモヤ
  • 「言葉にする力がない」という自信のなさ
  • 「相手に迷惑をかけたくない」という遠慮

実際、勇気を出して口にしたことを「そんなのおかしい!間違っている」などと否定されるとしたら、ものすごく傷つきますよね。

私自身も、カウンセリングを受けはじめた頃は、「ここまで言ったら、引かれるかな…」「こんなこと考えているって知られたら、嫌われるんじゃないかな」と怖くて、核心に触れる手前で話を止めてしまうことが何度もありました。

それでも、少しずつ本音を出してみても、カウンセラーに否定されることや馬鹿にされることはありません。

「そう感じるんですね」「こういう経験があったからかもしれませんね」と受け止めてもらえたことで、「あ、本音を話しても大丈夫だ」と、少しずつ信じられるようになっていきました。

カウンセラーはどんな話も否定せずに、しっかりと聴く存在です。

相談者さんが何を感じて何を思っているのか。
それを表面的ではなく、ちゃんと「わかろうとする」ためにしっかり聴きます。

ただ、そうは言っても本当に感じていることや、普段は誰にも言わないような気持ちを口にするのは、最初はやっぱり怖いと思います。

だから、ちょっとずつで大丈夫。1回のカウンセリングで、ずっと言えなかったけれど言いたかったことが言えたら、大成功だと思います。

「今日はこれだけ言えたな」くらいの、ささやかな一歩を一緒に積み重ねていければ十分です。

③自分の気持ちに気づくきっかけになる

本音を話せない人の中には、「そもそも自分の本音がわからない…」と感じている人も多いです。

ですが、カウンセリングでは、話しているうちに「あれ、私ってこう思ってたんだ!」という気づきが生まれることがあります。

たとえば…

  • 「イライラする」と思っていたけど、本当は「寂しかった」のかもしれない
  • 「仕事が嫌だ」と思っていたけど、本当は「認められたい」のかもしれない

表に見える問題の奥に、実はもっと深い気持ちが隠れていることはよくあります。

カウンセラーとゆっくり話す中で、自分でも気づいていなかった「本当の気持ち」に出会うことができます。
これが、自分が望む方向へ変わっていくための大事なポイントです。

④自分の気持ちを言葉にする練習ができる

「本音を話せない」と感じる人の中には、「気持ちの整理ができない」「言語化ができない」ことが原因になっている場合もあります。

モヤモヤしているけど、それをどう言葉にすればいいのかわからないという感覚です。

カウンセリングでは、カウンセラーが必要に応じて「今の気持ちを、もう少し詳しくお聴きしてもいいですか?」などと優しく問いかけながら、一緒に整理します。

答えを急がなくても少しずつ言葉にすることで、「あ、私はこう思ってたのか!」と気づけることも。

あいまいな気持ちを言葉にすることで、頭と心の中がスッキリしていく感覚を味わえるのも、カウンセリングの大きなメリットです。

「話すのが苦手な人でも安心」の、カウンセリングの受け方

カウンセリングは話し上手になる場ではなく、本当の気持ちを見つめていく場。
上手に話す必要はなく、あなたが 今の気持ちを少しでも出せることが大切です。

それでも、
「ちゃんと話せる自信がない…」
「頭が真っ白になりそう…」
そんなふうに感じて、カウンセリングを受けるのをためらってしまう人もいるかもしれません。

ここからは、少しでもカウンセリングを気楽に受けられるように、いくつかのポイントもお伝えしますね。

短い言葉で伝えてもOK

「なんか、頭の中がモヤモヤします」
「とにかく疲れました…」

たったこれだけでも、 カウンセラーはその気持ちを受け止めます。

そして、その気持ちがどんなところからきているのか、もっと深い気持ちはどこにあるのかを一緒に探します。

言葉をたくさん用意しなくても大丈夫。まず、感じていることを一言でもいいから伝えてみてくださいね。

たとえ話・比喩を使ってもOK

「霧がかかったみたいな気持ちです」
「ずっと心に重い石を乗せてる感じ…」

こんなふうに、 たとえ話や比喩を使うと、自分の気持ちを言葉にしやすくなることもあります。

抽象的な表現でも構わないので、あまり深く考えずに、頭に思い浮かぶことをそのまま口にしてみてくださいね。

思ったことをそのまま言ってもOK

「何を話せばいいかわからなくて…」
「今、頭が真っ白です…」

実は、こんな言葉も立派な 「今の気持ち」です。

何を話せばいいかわからないときは、ぜひ、それをそのまま口に出してみてください。

無理に話さなくてもOK

どうしても話せないときは、沈黙しても大丈夫です。
カウンセラーは、あなたが無理に言葉をひねり出さなくてもいいように、安心できる時間を作ることも、とても大切にします。

「ちょっと考えてもいいですか?」と言うのもOK。

慣れていないうちは「沈黙が怖い」と思うかもしれませんが、カウンセラーは沈黙に慣れています。
そして言葉にならない気持ちにも意味があると考えるのも、カウンセリングです。

無理に気の利いたことを言おうとしなくて大丈夫。何もしなくても、そこにいるだけでいい時間なんですよ。

カウンセリングは上手に話さなくても大丈夫。感じたままでOK!

カウンセリングを受けることをためらってしまう人は、
「うまく伝えられなさそう」
「どう話せばいいのかわからない」

と感じていることも多いのではないかと思います。

でも、カウンセリングは、どんな気持ちや言葉もそのまま大切にできる場。

言葉に詰まっても、短い言葉しか出てこなくても大丈夫。
少しずつ、自分のペースで心に向き合ってみてくださいね。

「ちょっと話してみたいかも」そんな気持ちを大切に

この記事を読んで、「カウンセリング、ちょっと気になるかも」と感じていただけたなら、まずは体験カウンセリングでお話ししてみませんか?

私のカウンセリングでも、何より安心して自分の気持ちを大事にできる雰囲気を大切にしています。

「うまく話せなくても大丈夫」
「沈黙があっても大丈夫」
「本音が言えなくても大丈夫」

そんな安心感の中で、少しずつ自分の心と向き合っていきましょう。

人間関係のストレス、仕事の悩み、将来の不安、漠然とした生きづらさ…。
気がかりなこと、モヤモヤとした気持ちがある方は、ぜひ一度、体験してみていただけたらと思います。

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