コラム

自由も孤独も、どちらも私の一部。フリーランス13年で見えてきたこと

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こんにちは。「こころの言語化」で自分らしい生き方を見つけるお手伝いをするカウンセラー、山﨑ももこ です。

2012年に会社員を経てフリーランスとして独立し、気づけば13年ほどが経ちました。

普段「フリーランスです」と話すと、「自由でいいですね!」とか、逆に「大変そう…」といった声をよくいただきます。

たしかに、会社員とは違い、自分で働き方や日々の過ごし方を選べるのはフリーランスの大きな魅力。

でも、その「自由」の裏側には責任の重さや将来への不安、そしてときに孤独と向き合う日々もありました。

この記事では、フリーランスならではの自由とその裏にあるリアルな一面を、私自身の経験を通して、正直にお話ししてみようと思います。

また、孤独や不安とどう向き合ってきたのか、私なりの気づきも綴っていきます。

最後までお楽しみいただけたら幸いです。

目次

独立して初めて知った「自由」の重さ

フリーランスになって最初に感じたのは、なんといっても解放感でした。

満員電車に乗らなくていい、好きな時間に起きられる、嫌な会議に出なくていい…。

新入社員時代、朝8時頃に出社し、終電まで残業、ときには日付を超えてタクシー帰宅をしていた私にとって、この自由さは本当に最高でした。

でも、同時にやってきたのは「全部、自分で決めるんだ」という現実。

どの仕事を受けるか、今日働くか休むか、何時に始めるか。
誰も決めてくれないのは気楽であり、同時に心細さでもありました。

私はもともとライター。独立当初はひとり暮らしだったので、誰とも言葉を交わさず、家にこもってひたすら原稿を書きながら1日を終えることも多くありました。

もともと一人行動を全然苦にしないタイプの私でも、そんな日が2~3日ほど続くと、ふっと孤独が顔を出します。

スーパーやコンビニの店員さんから「レジ袋はいりますか?」と聞かれて「いりません」とやりとりするだけでも、うれしくなるようなこともありました(笑)

フリーランスの生活には不安や迷いもつきもの

フリーランスの日常には、いろいろと心細い気持ちがついてまわります。

「もっと努力しなきゃ」「来月の収入が少なそう」「いつどうなるかわからない」といった漠然とした不安。
ちょっとした仕事の悩みを気軽に相談できる相手がいないことで感じる孤独。

こうした気持ちは、13年経った今でも、完全にはなくなったわけではありません。

でも、私が少しラクになったのは、これらを無理に「消そう」と頑張るのをやめたときでした。

むしろ、フリーランスにとって不安や孤独はつきもの。
だから「そういうものだ」と割り切る、受け入れるようになると、それまでよりも、ちょっぴり自然体で連れて歩けるようになりました。

不安を感じるのは、それだけ真剣に仕事や人生と向き合っている証拠でもありますしね。

もし安定性を一番に求める生き方をしたいのなら、そもそも私はフリーランスになっていない。
それは間違いがなかったんです。

漠然とした不安にただ飲み込まれないようにするには、自分がどんな不安を感じているかにしっかり向き合うこと。

そして、それを少しでも解消するにはどう動けばいいだろうかと考えるようになりました。

「自由」の本当の意味を考えるようになった

「自由」とは、もともと仏教用語だそうです。
あるとき「自由=自分に由る」という考え方に出会って、すとんと腑に落ちました。

「自らに由る」とは、つまり「自分をよりどころにする」こと。

誰かのせいにもしないし、誰かの期待だけでも動かない。
自分で選んで、その結果も引き受ける。

不安や迷い、怖さ、孤独…いろいろな気持ちを感じることがあっても、それも自分が選んだものとして受け入れていく。

もちろん、無理はしません。本当につらいときは誰かに頼ってもいいし、ちょっと立ち止まって休むことがあってもいい。

でも、自分で自分をコントロールしていくような感覚。
私がイメージする自由とは、そういう姿に近いのだと思います。

いま思うこと

孤独も不安も、フリーランスの付属品みたいなものかもしれません。

完全になくなることはないけれど、扱い方は少しずつ上手になる。以前ほどは怖くない。
今はそんなふうに感じています。

独立をすると、誰かの成功パターンを一生懸命探したくなる気持ちもわかります。
「この人みたいになりたい」「あの働き方が理想的」など、今はSNSでいろんな人がいろんなことを言っていますしね。

けれど、誰かのやり方は、その人の価値観に合っているから機能するんです。
私自身、どんな素晴らしい成功パターンを教えてもらっても、私の土台に合っていないと苦しいだけ。

それが、この13年間で学べたことかもしれません。

皆さんもぜひ、ご自身がどんなふうに働いて、どんなふうに生きたいのかを、じっくり考えてみてほしいです。

答えは人それぞれ違うからこそ、自分の気持ちに丁寧に耳を傾けながら、あなたにとっての理想の働き方・生き方を探していただけたらと思います。

理想の働き方・生き方を、一緒に考えてみませんか

フリーランスの「自由」のそばには、不安や迷い、そしてふとした孤独がついてくることもありますよね。
私もこれまで何度もそんな気持ちを抱えながら、少しずつ歩いてきました。

私は普段、独立や副業をはじめ、「働き方・生き方を変えたい」と考える方とよくお話をさせていただいています。
誰かと話すことでゴチャゴチャした気持ちが整理され、

次にどうすればいいかが見えてくることは、案外多いものです。

もし今、「心を整理したいな」「ちょっと話してみたいな」と思うことがあれば、遠慮なく頼ってくださいね。
まずは体験カウンセリングから、お気軽にどうぞ。

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