こんにちは。自分らしく生きるためのこころの言語化をサポートするカウンセラー、山﨑ももこです。
友人とカフェでおしゃべりを楽しんだり、大好きな人と過ごしたり。とても幸せな時間だったのに、家に帰るとドッと疲れてしまう…。
そんなふうに感じたことはありませんか?
実はこれ、HSP(繊細な気質を持つ人)や内向型の人にとっては、ごく自然なことです。
私自身も、もともと強いHSP+内向型。「人は嫌いじゃないし、コミュニケーションも苦手ではないけれど、人と接した後にどっと疲れてしまう」タイプです。
この「楽しいのに疲れる」という感覚を言葉にして理解することで、あなただけの心地よい人付き合いの「自分軸」が見えてきます。
無理をして人に合わせるのではなく、自分の特性を受け入れながら、心地よい関係を築く方法を一緒に見つけていきませんか?
- 人と会うのは好きなのに、なぜかすぐに疲れてしまう
- HSPや内向型の気質があるかもしれないと感じている
- 自分らしいペースで人付き合いをしたい
無理なく、自分のエネルギーも大切にできる方法を一緒に考えてみませんか?
なぜ、人と会うと疲れてしまうのか?
「人と話すのは楽しいのに、なぜかすぐに疲れてしまう…」
そんなふうに感じるのは、HSPや内向型の特性が関係している可能性があります。
まずは、この疲れの正体を理解することから始めてみましょう。
刺激をたくさん受け取っているから(HSPの特性として)
敏感で繊細な気質を持つ「HSP(Highly Sensitive Person)」は、周囲からの刺激にとても敏感に反応します。
人と会うとき、無意識のうちに次のような情報を次々と受け取っています:
- 相手の表情や声のトーン
- 場の空気感や人の気分の変化
- 周囲の音や光、匂いといった環境からの刺激
そのため、「相手は本当に楽しんでいるのかな?」「少し疲れていそうだけど、大丈夫かな?」と、つい気を配りすぎてしまうことも。情報を細かく拾うことで、気づかないうちにエネルギーをたくさん消耗してしまうんですね。
エネルギーの使い方が違うから(内向型は一人時間で回復する)
HSPとは別に、「内向型(Introvert)」の人も、人と会った後に疲れを感じやすい傾向があります。
自分の関心が外の世界よりも内側(思考や感情)に向きやすい人。刺激が多い環境よりも、一人でじっくり考えたり静かに過ごしたりする時間を大切にしたいタイプの人。
外向型(Extrovert)の人は、外の刺激を得ること・人と話すことでエネルギーを充電できますが、内向型の人はその逆で、エネルギーを使う側。
つまり、楽しい時間であっても、人と過ごすことでエネルギーを消耗し、回復には一人の時間が必要になります。
ちなみに、これは「社交的かどうか」とは関係がなく、内向型の人でも人と会うのは好き、ということはあります。
ただ、内向型の場合、長時間の会話や大人数の集まりの後は、意識的に休息を取らないと疲れが溜まりやすくなってしまう点が特徴的です。
「楽しい」と「疲れる」は両立する
「人と会うのは楽しいのに、なぜか疲れる」という感覚に違和感を持つ人もいるかもしれません。
でも、実は 「楽しい」と「疲れる」は両立するものなんです。
たとえば、
- 旅行やテーマパークを思いきり楽しんだ後に、どっと疲れる
- 大好きな趣味に熱中した後、満足感はあるけれどヘトヘトになる
こうした感覚と似ていて、「楽しかったけれど、エネルギーをたくさん使ったから疲れた」という自然な反応なんですね。
この疲れ自体は悪いものではなく、「充実した時間を過ごした証拠」でもあります。
ただし、HSPや内向型の人は、どうしても外部の刺激で疲れやすい。ぜひ、このことを覚えておいていただけたらと思います。
HSP・内向型の「自分軸」で築く心地よい人間関係
「人と会うのは好き。でも、そのあとぐったりしてしまう…」こんな悩みを抱えているHSPや内向型の人は決して少なくないのではないでしょうか。
でも、疲れてしまうことは決して悪いことではありません。大切なのは、自分の特性を理解し、それを軸にした人付き合いのスタイルを見つけること。
自分軸のヒント1. 無理しなくていい、自分のペースを大事にする
HSPや内向型の人は、「相手に合わせすぎて疲れてしまう」ことがよくあります。
楽しい時間を過ごしたいのに、気をつかいすぎてエネルギーを消耗してしまうことも多いですよね…。
だからこそ、人付き合いにおいて大切なのは、「相手にとってベストな自分」ではなく、「自分が心地よい自分」でいることです。
自分軸に沿った人付き合いの例:
- 無理に予定を詰め込まない(週に何回くらいが自分にちょうどいい?)
- 長時間の集まりではなく、短めの時間で会う
- あまりに気をつかいすぎるような人間関係は整理する
- 「今日は疲れているから」と正直に伝える勇気を持つ
「自分に合った距離感やペース」を意識することで、もっと楽に人と付き合えるようになるはずです。
自分軸のヒント2. 事前&事後の「一人時間」を確保する
HSPや内向型の人にとって、「一人の時間」は単なる休憩ではなく、エネルギーチャージの時間です。
「人と会う → エネルギーを使う」という流れがあるなら、「一人時間をとる → エネルギーを回復する」という時間もセットで考えることで、負担が少なくなります。
自分軸に沿ったエネルギー管理:
- 【事前】 予定の前に、静かに過ごす時間をとる(読書・音楽・瞑想など)
- 【事後】 帰宅後に、誰とも話さずボーッとする時間をつくる
- 【予定の入れ方】 連続して人と会うのではなく、間に「何もしない日」を挟む
「人と会うと疲れやすい」タイプの人は、エネルギーを上手に管理すると、負担を減らしながら、楽しい時間をもっと満喫できるようになります。
自分軸のヒント3. 「楽しいけど疲れる」を自分で受け入れる
「人と会ったあとに疲れるなんて、社交的ではないのだろうか?」「もっと人付き合いを楽しめるようになりたい…」
そうやってネガティブに考えてしまう人もいますが、HSPや内向型の人にとって「楽しいけれど疲れる」という感覚は、ごく自然なものです。
ですから、無理に「疲れないようにしよう」とするより、「疲れるなんてやっぱりどこかおかしいんだ…」と自分を責めないでほしいです。
自分軸で受け入れるとは:
- 「今日は充実した時間だった!」とポジティブにとらえる
- 「私には私のペースがある」と考え、人付き合いの仕方を自由に選ぶ
- 疲れたときは、「それだけ楽しい時間を過ごしたのだ」と自分をいたわる
HSPや内向型の特性を持つ方にとって、「疲れた」という感覚は、自分の心と体のバロメーターでもあります。どうか、その感覚を無視せず、しっかり受け止めてもらえたらと思います。
ひとりでも、理解してくれる人がいるだけで心が少し軽くなる
HSPや内向型の人は、実は決して少数派というわけではありません。
(HSPは約5人に1人、内向型は約3人に1人程度いるとも言われています)
それでも、非HSPの人や外向型の人に比べると、割合としては少ないのも事実。
また、HSPや内向型の人は控えめで物静かな人も多いので、「自分はこんなに大変なんです…!」と大きな声を上げることも少ない傾向があります。
だからこそ、どうしようもなく疲れてしまったとき、苦しくなってしまったとき。自分の特性を理解してくれる人がいるだけで、気持ちがぐっと楽になることがあります。
自分の感じ方を大事に、無理のない人付き合いを見つけてほしい
HSPや内向型の人でも、人付き合いの感じ方はさまざまです。
「私はHSPだから、コミュニケーションがうまくできない」「もっと社交的にならないと…」そんなふうに思い込む必要はありません。
大切なのは、人と会うことを無理なく楽しいと思える自分でいられること。そのためにも、自分に合った人との関わり方や、ペースを見つけていけたらいいですよね。
HSPのように繊細な感性を持っていると、どうしても人の気持ちを汲みすぎてしまったり、うまく割り切れなかったりして、「疲れちゃうけど、でも断るのも申し訳ない…」そんな気持ちになることもあるかもしれません。
考えすぎてしまうのも、気を遣いすぎてしまうのも、心のやさしさの表れともいえます。
だからこそ、自分を責めることなく、心がラクでいられる人付き合いのかたちを見つけてほしいなと思います。
「自分らしい人付き合い」を見つけたいあなたへ
もし今、「人と会うと疲れてしまう自分が嫌」「どうすれば楽に人付き合いができるかわからない」「自分の特性を理解して、もっと心地よい関係を築きたい」そんなふうに感じることがあれば、一人で抱え込まずに、その気持ちを言葉にしてみませんか。
こころの言語化カウンセリングでは、あなたのペースを大切にしながら、
- あなたの特性やエネルギーパターンを言葉にして理解する
- 疲れにくい人間関係の築き方を「自分軸」で見つける
- 心地よい境界線の引き方を一緒に設計する
そんなお手伝いをしています。
HSPや内向型の特性を「直すべきもの」ではなく「活かすべき個性」として捉え、あなたらしい人付き合いの形を一緒に探していきましょう。
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