こんにちは。「自分を深く知り、自分らしく生きる」お手伝いをしているカウンセラー、やまももです。
私は会社員を経て、フリーランスとして独立し、気づけば約13年になりました(2025年時点)。
「フリーランスです」と話すと、よく「自由でいいですね!」とか「大変そう…」と言われます。
たしかに、会社員とは違って、自分で働き方を選べるのはフリーランスの大きな魅力。
でも、その「自由」の裏には、責任や不安、そして孤独と向き合う場面も少なくありません。
「フリーランスって本当に自由なの?」
「自由なぶん、大変なことって何があるの?」
そんな疑問を持っている方に向けて、この記事ではフリーランスならではの自由と、その裏にある大変さを、私自身の経験も交えながらお伝えしていきます。
また、フリーランス特有の孤独や不安とどう向き合うかについても、具体的なヒントをご紹介します。
- フリーランスに興味があるけれど、実際のところどうなのか知りたい人
- すでにフリーランスだけど、不安や孤独を感じることがある人
- 自分らしい働き方を模索している人
最後までお楽しみいただけたら幸いです。
フリーランスって本当に自由?
「自由」って、よく聞く言葉ですよね。でも、そもそも自由ってどんなことを指すのでしょう?
辞書には「自分の意のままに振る舞うことができること」とあります。
たしかに、フリーランスは働く時間も場所も、どんな仕事をするかも、すべて自分で決められるのが大きな特徴。
「今日は昼まで寝て、午後から仕事しよう」とか、「この1週間は休みにしよう」なんてことも、基本的には自分次第です。
会社員と比べると、確かに「自由度が高い」働き方だといえるでしょう。
でも、この自由には「自分で決める責任」や「すべて自己管理が必要」という側面もあるのですよね。
本当の自由とは何か?
フリーランスになると、時間や仕事を自分で決められる「自由」があります。
でも、本当の自由とは、それだけではないんですよね。
実際、「自分らしく生きたい!」と思ってフリーランスになったのに、思ったより不安や迷いが多い…。
そんなふうに感じたことはありませんか?
私自身、フリーランスとしての道を歩む中で、「自由」とは単に好き勝手に振る舞うことではなく「自分の人生に責任を持つこと」なのだと気づきました。
ここからは、自由とは何なのか?そして、その中で向き合うべきものとは?を考えていきたいと思います。
自由とは、自分の生き方を自分で決めること
「自由」と聞くと、「なんでも好き勝手にできること」と思いがち。
でも、それってなんだか曖昧ですよね。
もう少し自由について考えるために、ここでは、自由という言葉のもととなったといわれる仏教の考え方を紹介します。
もともと「自由」の「由」という字は、「よる」「もとづく」という意味。
つまり「自らに由る」とは、「自分をよりどころにする」、さらに言い換えると「自分の生き方を自分で決めること」を指します。
つまり、本当の自由とは、誰かのせいにするのではなく、自分で選び、その結果を引き受ける覚悟を持つこと。
「あの人がこう言ったから…」「環境が悪いから…」ではなく、「私はこうしたい」「だからこうする」という主体性を持つことが、本当の自由への第一歩。
そのように考えられています。
フリーランスは孤独や不安とも隣り合わせ
自由と思われがちなフリーランスの生活は、決して楽しいことばかりではありません。
「このままで大丈夫?」「もっと努力しなきゃ」といった漠然とした不安。
気軽に相談できる上司や同僚がいないことで感じる孤独。
仕事が途切れたときの焦りや、「次はどうやって仕事を取ればいいんだろう…」というプレッシャー。
こうした気持ちは、どんなに経験を積んでも、ゼロにはならないものです。
私自身、フリーランス歴が長くなった今でも、「これでいいのかな?」と立ち止まることがあります。
ただ、大事なのは、不安や孤独を「なくそう」とするのではなく、「それらとうまく付き合っていく」こと。
不安を感じるのは、それだけ真剣に仕事や人生と向き合っている証拠でもあります。
不安や孤独を抱えながらも、「私はどうしたいのか?」を問い続け、自分で選び取ること。
それこそが、本当の自由につながる大切なプロセスなのだと思います。
心身の状態を整え、本当の自己実現を目指して生きる
フリーランスが本当の意味で自由に働くためには、心も体も整っていることがとても大切です。
本当の自己実現を目指すために、日々どんなことを大事にしていけばいいのか、一緒に考えてみませんか?
どんなフリーランスを目指すのか、理想の姿を思い描く
ひとことで「フリーランス」と言っても、その働き方やライフスタイルはさまざまです。
たとえば…
- クライアントワークを中心にスキルを活かすのか?
- 自分でサービスや商品を生み出し、事業を育てていくのか?
- 仕事とプライベートのバランスをどう整えるのか?
こうした点を曖昧なままにしてしまうと、フリーランスになったものの「思っていたのと違う」と感じることもあります。
「フリーランスになること」がゴールではなく、「どんな働き方や生き方をしていきたいのか」 をじっくり考えることが大切です。
自分が本当に大切にしたい価値観を軸に、納得のいく選択を積み重ねていくこと。
この継続が、フリーランスとしての充実感につながっていくはずです。
体が元気じゃないと、自由に働けない
フリーランスは、自分の頑張りが直接成果に結びつきやすい働き方。
そのため、つい無理を重ねてしまうこともあります。
「あともう少し頑張れるかも」
「忙しいけれど、せっかくの仕事だから引き受けよう」
そうした積み重ねが、知らず知らずのうちに心身の負担となり、ある日突然、エネルギー切れを起こしてしまうことも…。
本当の意味で自由に働き続けるためには、体調管理も仕事の一部と考え、意識的に整えていくことが大切です。
こまめに休息をとったり、生活リズムを整えてバランスの取れた食事を意識したり。
これらは当たり前のことのようですが、忙しくなるとつい後回しにしてしまいがちです。
「自由に働くために、健康を守る」ことを、ぜひ大切にしてくださいね。
整った心が、仕事の質を高める
体と同じように、心のケアも意識しておきたいポイントです。
フリーランスは、すべての判断を自分で行うからこそ、
- 「このまま進んでいっていいのかな?」と不安になる
- 仕事とプライベートの境界が曖昧になり、気持ちが落ち着かない
- 人間関係が希薄になりやすく、孤独を感じる
このような悩みを抱えやすい働き方でもあります。
心の余裕がなくなると、視野が狭くなったり、物事をネガティブに捉えてしまったりすることも…。
そうならないために、日頃から意識的に気持ちを整える時間をつくってほしいです。
日常の慌ただしさから解放され、一人の時間を大切にする。
それと同時に、自分の気持ちをじっくりと整理し、信頼できると人と気持ちを分かち合う(共有する)ことも、心の健康を守るためにはとても効果的です。
私自身が意識しているのは、日常的に自分の気持ちや価値観を振り返る時間をとること。
また、カウンセラーという仕事をしていることもあり、定期的にカウンセリングを受けて、心の整理をする時間を持つようにもしています。
ちょっとしたモヤモヤを言葉にすると気持ちが軽くなり、ぼんやり考えていたことを行動に移しやすくなったり、新しい視点が生まれたりすることもあります。
皆さんもぜひ、自分の心と向き合う時間を大切にしながら、よりよい働き方を模索してもらえたらうれしく思います。
フリーランスとして、自由に、自分らしく生きるために
フリーランスという働き方は、自由がある分、自分で考え、選択し、行動することが求められます。
「どんな働き方がしたいのか?」
「どんなライフスタイルを大切にしたいのか?」
その答えは人それぞれ違うからこそ、自分の気持ちに丁寧に向き合いながら、理想の形を見つけていくことが大切です。
でも一人で考えていると、何が正解かわからなくなったり、思うように前に進めなくなったりすることもあるかもしれません。
だからこそ、もし「ちょっとモヤモヤするな」「誰かに話してみたいな」と思うことがあれば、何もかもをひとりで抱え込まないでほしいと思っています。
そんな思いから、私はブログでの発信やカウンセリングを通して、フリーランスとしての働き方や生き方に悩む方のお手伝いをしています。
「自分らしく自由に生きたい」と思うすべての方が、心穏やかに、自分らしい形で歩んでいけるように。
お困りごとがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。
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